8月14日(日曜日)新潟競馬場でサマーマイルシリーズ第3戦・関屋記念が行われます。
昨年の関屋記念はロータスランドが優勝。
発走は15:45です。
真夏のマイル王争覇戦!/GⅠホース登場の今年はマイルチャンピオンシップを見据えた重要な一戦!!
関屋記念は1966年に創設、新潟競馬場では新潟記念に次ぐ伝統がある重賞競走。
創設~1969年は芝2000m、1970年~1974年は芝1800m、1975年からは例外を除き芝1600mで定着されています。
過去にはハンデキャップ競走として多く実施されていましたが、1983年以降は別定重量戦として実施、2012年にはサマーマイルシリーズ対象競走に指定、2020年からはそのシリーズ第3戦として行われています。
歴代優勝馬にはカンパニー、マルカシェンク、スマイルジャック、レインボーペガサス、レッドスパーダ、クラレント、ヤングマンパワー、マルターズアポジー、プリモシーンなど。
真夏の重賞、サマーマイルシリーズ対象競走ですが別定重量戦という事で、それなりの実績馬も出走して来た印象。
今年はGⅠホース・ダノンザキッドを初め、実績馬が多く出走、サマーマイルシリーズの行方も気になりますが、顔ぶれからは秋のマイル王決定戦・GⅠマイルチャンピオンシップを意識させる好メンバーが揃いました。
ただ、馬券を占う意味では、秋を見据えた仕上げに余裕がある馬より、サマーマイルシリーズを目標にして来た馬、時季を考え勢いのある馬を重視したいところ。
実績馬が貫禄を見せるか、それとも実績を抑えて新たな存在が台頭するか。
真夏の重賞ながら、今後のマイル戦線へ向けて注目の一戦になりそうです。
◎1イルーシヴパンサー
◯3ゴールデンシロップ
▲12ウインカーネリアン
△8ダノンザキッド
△10ワールドバローズ
△5リアアメリア
昨年6月から今年2月までに4連勝、GⅢ東京新聞杯で重賞初制覇を飾った◎イルーシヴパンサー。
デビューから3歳春にかけて、GⅡスプリングステークス4着、GⅠ皐月賞出走など素質の高さは見せていたが、GⅠ皐月賞後の自己条件クラスから一気に本格化、驚異的な末脚を武器に4連勝で重賞ウイナーへ。前走のGⅠ安田記念は1番人気に支持され、結果8着に終わったが、上がり最速(タイ)をマークして追い込んだように、位置取りが後方過ぎた印象で、それなりの存在感は示した内容。新潟コースはデビュー戦以来になるが、脚質から広いコースは合うし、前走に比べて大幅に相手関係が軽くなるのは魅力的。ここは前走からの仕切り直しの一戦になるが、秋のGⅠ戦線を考えれば既に無様な競馬は出来ない立場。後はジョッキーが上手く捌ければ確実に末脚は繰り出して来るだろう。
昨年6月から11月にかけて一気の3連勝、休み明けながら一気の重賞タイトル奪取を狙う◯ゴールデンシロップ。
3歳春の昨年はGⅡ弥生賞に出走するも8着、その後は自己条件・マイルに目標を絞って4戦3勝でオープン入り。成績通り自身の地力強化が著しく、好位から抜け出して1勝クラス、2勝クラスを連勝、前走の準オープン戦はスタートで1馬身程遅れたが、直線に入ると馬群を捌いて一気に前を捕らえて優勝。前走は決してベストな内容とは思えないが、馬群にも怯まずラストもしっかりした脚を使えたように、新たな一面が分かったのは大きな収穫。今回は重賞という事で、メンバーも大幅に強化され甘くは無いが、伸び盛りの4歳、休養を挟んだ事もあり、更に大きく成長していることだろう。好位・後方からと脚質に自在性があるし、新潟コースは初めてになるが左回りは(3・1・0・1)と得意なので上手く対応してくれるはず。好メンバーが揃ったが、ここで好走出来れば今後のマイル戦線が非常に楽しみになる。
現在リステッド競走を連勝中、久々の重賞挑戦になる2020年のGⅠ皐月賞4着馬▲ウインカーネリアン。
1勝クラスを勝って挑んだ2020年のGⅠ皐月賞では先行勢で唯一掲示板を確保する4着と大健闘、その後も得意の先行力を武器に自己条件で力を付けて昨年2月にオープン入りを果たした。GⅢダービー卿チャレンジトロフィーは挫石の為出走取消。取消明けになった久々の3走前はプラス16キロの馬体、ハナを切るも6着。L谷川岳ステークスは展開が味方した面はあったが、きっちり休み明け2走目の変わり身を見せて優勝、前走のL米子ステークスは先行勢に厳しい展開になるも他馬の追撃を凌いで優勝。元々素質の高さは見せてはいたが、リステッド競走のレベルでも安定した先行力・粘りを発揮している事から、昨年以上確実に強くなっているし、今なら重賞タイトルも狙える位置に居るだろう。2走前の走りからコース適性に問題無いし、持ち時計からも今の勢いなら実績馬にも引けは取らない。L米子ステークスを優勝している事からもシリーズ優勝が懸かるだけに勝負度合いも高く感じる。
馬券はイルーシヴパンサー中心の三連単で買いたいですね。

