8月11日(祝・木曜日)門別競馬場で牝馬限定2000mのダートグレード競走・ブリーダーズゴールドカップが行われます。
発走は20:00です。
JRAから5頭、地元・北海道6頭、大井1頭の計12頭で争われます。
秋の大一番を目指して!/真夏の牝馬限定ダート重賞!!
ブリーダーズゴールドカップは1989年に札幌競馬場ダート2400mの中央・地方全国交流重賞として創設されました。
1995年に旭川競馬場ダート2300mで実施、1997年にはダートグレード競走GⅡに格付けされましたが、2008年に旭川競馬場が閉場、2009年からは門別競馬場ダート2000m戦に変更。
2014年以降は牝馬限定のJpnⅢ戦になり、現在に至ります。
歴代優勝馬にはスマートファルコン、シルクメビウス、シビルウォー、ハタノヴァンクール、サンビスタ、アムールブリエ、マイティティー、ラビットラン、アンデスクイーンなど。
ブリーダーズゴールドカップは秋のレディスプレリュードへ向けてのステップ競走の位置付けにもなるレースで、いよいよ地方競馬の祭典・JBC競走が近付いて来た事を印象付けますね。
牝馬限定ダート重賞、その最高峰となるJBCレディスクラシックを見据えた重要な一戦で、路線のトップホースこそ不在も、そこを目指した馬達による熱戦が期待されます。
昨年はご存知、本場アメリカのブリーダーズカップディスタフで歴史的な優勝を飾ったマルシュロレーヌが制しました。
今年もJBCレディスクラシックはもちろん、更にその先へ羽ばたくような馬の登場を期待したいですね。
◎6プリティーチャンス
◯2テリオスベル
▲3ハギノリュクス
△10グランブリッジ
△11サルサレイア
近走は中々勝ち星をあげられないものの、堅実な走りで善戦を続けている◎プリティーチャンス。
昨年9月にオープン入りすると、初の重賞挑戦となったGⅢみやこステークスで4着に入り、その後確実な末脚を武器に上位争い。重賞では昨年のJpnⅢクイーン賞3着が最高だが、2走前のGⅢアンタレスステークスではオメガパフュームの0秒5差4着、前走にしても展開不向きながらもラストは差を詰めての5着と、確実に自分の脚は繰り出しているし、相手なりに走れる面がある。コースを問わず走る馬だが、広い門別の2000mは非常に合いそうな印象で、地方競馬のダートグレード競走ならペース的にJRAでのレースより一段前で競馬は出来るはずで、後は終始先団に放されず追走出来れば上位争いは濃厚か。
前走はJpnⅢマーキュリーカップで重賞初挑戦ながら2着に好走、牝馬限定重賞で初タイトルが期待される◯テリオスベル。
一昨年の年明けに2勝クラスを勝ち、今年の4月に準オープン戦を優勝、念願のオープン入りを果たした。2走前のスレイプニルステークスはメンバー最軽量54キロ、自分の形に持ち込めたように展開も向いたが、牡馬相手に逃げ切り勝ち。前走のJpnⅢマーキュリーカップはスタートから促しても中々加速が付かず後方からの競馬になったが、向正面を過ぎた辺りから先団へ進出、3~4コーナーでは抜群の手応えで先頭を窺う勢い、ラストはバーデンヴァイラーとの叩き合いをクビ差敗れて2着に終わったが、好メンバーが揃った一戦で堂々たる走りを見せた。今回は前走に比べて大幅に相手関係は軽くなるし、何と言っても牝馬限定戦。ハナがベストも、脚質に幅があるのは前走で証明済み。流れに乗って先行すれば大崩れは考えにくい。
昨年10月にオープン入りを果たしてからはスランプに入ってか苦戦が続いている▲ハギノリュクス。
近走、芝のレースは仕方ないとしても、ダートのリステッド競走、オープン特別でも勝ち馬から1秒以上の差を付けられている。それでも条件クラス時代には後の重賞好走馬とも僅差の勝負をしており、未勝利から2勝クラスまでの3連勝の内容からは、オープンでももう少しやれていい印象はある。芝での近2走は参考外だが、前走のGⅢマーメイドステークスでは52キロで自分の形に持ち込めたとはいえ、まずまずの走りは見せた。ダート替わりはもちろんプラスで、復調気配・初の地方競馬の馬場が上手く噛み合えばまだまだ見限れない。
馬券はプリティーチャンス中心の三連単で買いたいですね。

