8月7日(日曜日)新潟競馬場で3歳限定ダート1800mの重賞競走・レパードステークスが行われます。
昨年のレパードステークスはメイショウムラクモが優勝。
発走は15:45です。
真夏の3歳限定ダート重賞/今後のダート界を担う馬の登場に期待!!
レパードステークスはダート適性が高い3歳馬の新たな目標、秋季ダート競馬の拡充を図るべく2009年に創設されました。
2009年、2010年は格付け無しの重賞競走、2011年よりGⅢ競走に格付け、施行場・距離は創設から一貫して新潟ダート1800mで実施。
歴代優勝馬にはトランセンド、ミラクルレジェンド、ホッコータルマエ、インカンテーション、アジアエクスプレス、クロスクリーガー、グレンツェントなど。
主に3歳春までのダート重賞戦線に間に合わなかった馬達による3歳限定重賞の印象で、今年はジャパンダートダービーからの臨戦になるハピは出走していますが、その大半が前走条件クラス。
一応の実績的には重賞好走馬にはなりますが、やはり急成長を見せる3歳馬、条件クラスからの勝ち上がり、特に古馬との2勝クラスで上位争いした馬は限定重賞なら十分に通用出来る力はあると思われ、時期が時期だけに春に重賞などで消耗した馬より、勢いを重視したいところではありますね。
2024年の3歳ダート三冠路線の新設で、今後レパードステークスはどういう立ち位置になるか分かりませんが、歴史が浅いレースながら過去にはトランセンド、ホッコータルマエなど、ダート競馬のトップホースを輩出して来た出世レース。
今後、ダート競馬を担う存在の登場に期待したいですね。
◎2タイセイドレフォン
◯8トウセツ
▲10ホウオウルーレット
△8トウセツ
△1ヘラルドバローズ
△9ハピ
△6ビヨンドザファザー
昨年10月、今年1月に未勝利、1勝クラスを連勝し、挑んだ初のオープンクラス・Lヒヤシンスステークスでは11着に敗れた◎タイセイドレフォン。
しかし、続くL鳳雛ステークスではハピの0秒3差2着と好走。自己条件、古馬相手の2勝クラスの前走・弥富特別では好位インコースで脚を溜め、勝負どころから進出、直線では一気に後続を突き放して楽勝。3~4コーナーから早めに追い出されていたが、直線での走りを見る限り、追えば追うほど伸びていた。2走前はハピに敗れているが、最近の充実振りを感じさせた前走から更に成長・地力が強化されている可能性は大きく、今回のメンバー相手なら重賞でも十分に戦えるだろう。ダート1800mは(2・2・0・0)と全て連対、左回りも近走、特に前走のレース振りから得意と言えそう。積極的に先行する鞍上の手腕を魅力的で、上位争いは濃厚か。
デビューから6戦して全て3着以内、堅実性が光る◯トウセツ。
これまでのレース振りから派手さは無いが、相手関係に関わらず自分の力量分は走るタイプで、前走は小倉競馬場の2勝クラスで古馬相手に2着と、3歳世代での水準の力がある事を証明した。前走は惜しくも2着に敗れたが、勝ち馬は馬場を味方にハナを切っての逃げ切りで、トウセツ自身も好位から直線にかけてラストまで渋とく走り切ってのもので、3着馬には3馬身を付けた事から、レース内容としては上々。新潟コースは初めてになるが、左回りは中京競馬場で2戦2勝、自在性のある脚質、レースセンスが高そうな馬なので特に気にならない。相手なりに走るタイプだけに絶対的な存在が居ない混戦レースになれば、尚且つその堅実性は魅力になって来る。先行有利な新潟ダートコースだけに、前走と同じようなレースをして欲しいところ。
兄にGⅠ東京大賞典4連覇を達成したオメガパフュームを持つ▲ホウオウルーレット。
その血統の期待通りダートのデビュー、1勝クラスを連勝、続く伏竜ステークスは1番人気に支持され5着に敗れたが、後を考えればかなりの好メンバーが揃った一戦で、それでも自らレースを作る展開で直線半ばまで渋とく粘った走りは評価出来るだろう。青竜ステークスは半馬身差の2着と、伏竜ステークスからの巻き返しを見せると、自己条件・古馬相手の前走は枠順的に一旦後ろに下げての難しい競馬ながら、3~4コーナーで外からひと捲り、直線では持ったまま5馬身差、レコードタイで圧勝した。前走は内枠を引いた事もあり、後ろからの競馬になったが、元々先行力はある馬で、今回はコースを考えても、前走ほど極端に下げての競馬はしないと思われる。ここも前走同様のパフォーマンスを見せる事が出来れば、秋のダート路線では俄然注目の存在になって来そう。
馬券はタイセイドレフォン中心の馬単、三連複で買いたいですね。

