8月4日(木曜日)佐賀競馬場で九州産馬限定の重賞競走・霧島賞が行われます。





昨年の霧島賞はテイエムチューハイが優勝。






発走は16:50です。


JRAから7頭、地元・佐賀3頭、金沢、兵庫各1頭の計12頭で争われます。








九州産馬の大一番!/九州の馬産を更に活気付ける熱戦を期待!



霧島賞は1960年にJRA小倉競馬場で現在の2勝クラスに相当する九州産馬限定の特別競走として創設されました。


1996年までJRA小倉競馬場で実施、第1回の距離は芝1700m、その後は芝1800m、芝1600m、芝2000mなど様々な距離変更が行われてきました。


1997年より九州の地方競馬3場(中津、荒尾、佐賀)の持ち回り競走となりましたが、中津、荒尾の廃止に伴い、2012年以降は佐賀競馬場1400mで固定されています。


歴代優勝馬にはカシノヨウスケ、テイエムヨカドー、メモリアルイヤー、テイエムゲッタドン、カシノランナウェイ、キヨマサ、コウユーヌレエフなど。



いよいよ今年も九州産馬の大一番・霧島賞を迎えます。


最近はどうか分かりませんが、ひと昔前は〝九州産馬の天皇賞〟として知られた霧島賞。


九州産馬として大きな目標となる主要競走、2歳限定のJRA小倉競馬場で行われるひまわり賞、3歳では佐賀競馬場のたんぽぽ賞、そして3歳以上の九州産馬最大のタイトルが今回佐賀競馬場での霧島賞になります。


熊本・九州産馬の星として大活躍したヨカヨカの存在は記憶に新しいところで、以前より九州の馬産が盛り上がってきているのは、日本全体の馬産の活性化でもあり、競馬ファンとしても非常に喜ばしい事と思います。


ヨカヨカは比較的早い時期に活躍しましたが、願わくば霧島賞優勝馬が、一般の古馬一線級相手にも対等に渡り合えるようになればもっと競馬の楽しさが広がりますし、盛り上がりますよね。


ここからそんな馬の登場を期待したいですね!





◎10テイエムラッシュ


◯2テイエムサツマオー


▲12イロエンピツ


△1ルピナステソーロ


△9カッコヨカ


△7アイアンムスメ





一昨年の3歳時は4着、1番人気に支持された昨年は2着、3度目の正直で悲願の霧島賞制覇を目指す◎テイエムラッシュ。

初勝利となった3歳時のえびの特別では早め先頭から2着馬に2秒4差を付けるワンサイドの楽勝、続く霧島賞は同じJRA所属馬3頭に先着される4着と経験の差が出る形での敗戦。その後はJRAでの一般馬相手の1勝クラスで2、3着と上位争い、昨年はえびの特別を連覇、霧島賞でも1番人気に応える事は出来なかったが3着以下は完璧に抑える形で2着と好走。流石にJRAで一般馬相手の2勝クラスでは少し家賃が高い印象はあるが、2走前は勝ち馬から0秒6差の6着と健闘、前走も出負けしながらの8着と、それら2勝クラスでの実績を持ち出せば九州産馬同士なら十分に力上位と判断出来る。佐賀コースは(2・1・0・2)と多く経験・得意にしているし、地方競馬場向きの先行力もある。霧島賞3度目の出走となる今回は意地でも勝ちたいところで、陣営の勝負度合いも非常に高そう。





昨年は重賞・飛燕賞を優勝、佐賀皐月賞3着、九州ダービー栄城賞4着と佐賀3歳トップクラスを形成した1頭である◯テイエムサツマオー。

JRA在籍時はひまわり賞にも出走したが9着、佐賀転入後は九州産馬限定戦を3走し、たんぽぽ賞4着など勝ち切れないまでも上位に顔を出し、一般馬相手の佐賀3歳主要路線でも好勝負した。今年はしばらく精彩を欠くレースが続いていたが、暖かい季節になって徐々に復調気配を見せ、6月のA2特別を優勝、続くJRA勢相手の九州産馬限定戦・大隈特別では1番人気に応えられなかったが、自らハナを切って目標にされながらの2着と悪くない内容。前走のA2戦は快速馬ハヤブサマカオーを追い掛け、尚且つ早めに捕まえに行く競馬、結果3着に敗れるもラストまでしっかり粘ったし、十分と言える内容。JRA勢相手でも上位のスピード能力は2走前で見せており、重馬場でのものだが持ち時計はNo.1。メンバー的にすんなりハナを切って自分の形に持ち込めそうで、展開利が大きく見込めるのも魅力的。





昨年はノカイドウ特別、〝九州産馬のダービー〟たんぽぽ賞を優勝、九州産3歳チャンピオンに輝いた▲イロエンピツ。

九州産3歳王者として挑んだ昨年の霧島賞は古馬に跳ね返される形になったが、中団から渋とく脚を伸ばして4着と悪くない結果。近走は芝や障害レースに参戦、前走は久しぶりのダート戦になったが11着と成績的には精彩を欠いている状況。一般馬相手のJRA2勝クラスでは正直厳しい感じは否めないが、前走に関してはクラスはもちろん、距離も幾分長かった印象で、今回の距離短縮は歓迎材料だろう。元々JRA一般馬相手の未勝利戦で上位争いした力があるし、使われていた距離を考えても短距離向きと思われる。1年振りの佐賀コース、霧島賞こそ本領発揮の舞台。










馬券はテイエムラッシュ中心の三連単で買いたいですね。