7月31日(日曜日)札幌競馬場で芝1800mの牝馬限定重賞・クイーンステークスが行われます。





昨年のクイーンステークスはテルツェットが優勝。






発走は15:35です。








今年は桜花賞2着馬が登場!/秋を見据えた夏の女王決定戦!



クイーンステークスは1953年に創設された4歳(現3歳)牝馬限定の重賞競走。


1991年より当時牝馬三冠最終戦・エリザベス女王杯の前哨戦、1995年からは正式にトライアル競走として指定されました。


1996年に牝馬三冠最終戦として新たに秋華賞が新設され、クイーンステークスは同競走のトライアル競走になりました。


2000年以降は秋華賞トライアルとして新たに紫苑ステークスが創設、牝馬路線の充実を図るとともに、秋開催から夏開催に、紫苑ステークスと施行時期を入れ替わる形で移行、出走条件も3歳以上に変更されました。


創設から距離は芝2000m、1995年までは東京・中山で実施、1996年~1999年は中山芝1800m、2000年からは札幌芝1800mで行われています。


歴代優勝馬にはデアリングハート、アサヒライジング、アプリコットフィズ、アヴェンチュラ、アイムユアーズ、アエロリット、ディアドラなど。



3歳以上の牝馬限定重賞という事で、秋の秋華賞を見据えた有力3歳馬として今年は桜花賞2着馬ウォーターナビレラが出走して来ました。


古馬としても秋のエリザベス女王杯を目指した馬が登場するレースで、今年の3歳牝馬路線トップホースの1頭であるウォーターナビレラにとっては秋華賞はもちろん、今後の古馬との戦いへ向けて力関係を図る重要な一戦になります。


52キロを考えれば、ある程度の結果は求められるところですが、果たしてどんな競馬を見せるか。


エリザベス女王杯を見据えた古馬達の走りにも注目したいですね。





◎2ローザノワール


◯10ウォーターナビレラ


▲6メイショウミモザ


△1テルツェット


△7ファーストフォリア


△12ルビーカサブランカ


△3ホウオウピースフル


△9フェアリーポルカ





元々芝にも適性はあったが、一昨年の9月にダートで4勝目をあげオープン入りした◎ローザノワール。

オープン入り後は牝馬限定のダート重賞に挑むがいずれも大敗。しかし、初の芝重賞出走となった昨年のGⅢクイーンステークスではハナを切ってラストまで渋とく粘り、勝ち馬から0秒4差の6着と健闘。その後は昨年12月のLディセンバーステークスで牡馬相手に逃げ切り勝ち、今年初戦のGⅢ中山牝馬ステークスは自分の形に持ち込めず9着に敗れるも、前走のGⅠヴィクトリアマイルでは最低人気ながらハナを取って逃げ、勝ち馬ソダシから0秒3差4着と大健闘。前走はレシステンシア、ソダシなど強力先行勢にプレッシャーを掛けられながらの結果を考えれば高く評価出来る内容で、やはりハナを切れば渋とく粘れるし、地力が強化されて来たのもあるだろう。洋芝での勝ち星は無いが、昨年のGⅢクイーンステークスの内容から適性は高そうな感じで、ここは典型的な逃げ馬不在で、すんなり自分の形に持ち込めそうなのは何より。ロス無く主導権を取って1コーナーを向かえれそうな枠順も魅力で、逃げ切りの期待も十分。





2歳時から路線の第一線で活躍、今年のGⅠ桜花賞でも2着と、改めて世代トップの1頭である事を証明した◯ウォーターナビレラ。

GⅢファンタジーステークスで重賞初制覇、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズはサークルオブライフの決め手に屈したが好位から粘って僅差0秒2差の3着。今年初戦の桜花賞トライアル・GⅡチューリップ賞は勝負どころから直線にかけてインコースに押し込まれる形になり5着に敗れたが、続くGⅠ桜花賞では直線で抜け出すも、馬群を捌いて伸びて来たスターズオンアースにハナ差先着されて2着と敗れはしたが勝ちパターンに持ち込んで力は見せた。GⅠ優駿牝馬オークスはスタートでタイミングが合わずポジションが後ろ過ぎたし、尚且つ距離も長かった印象で度外視。今回はデビュー戦以来久々の札幌コースになるが、同コースで優勝しているように洋芝適性は問題無いし、前走からの距離短縮は大歓迎。そして何と言っても3歳牝馬の特権である斤量52キロは最大の魅力で、これまでの実績を考えると、初の古馬相手でも非常に有利な条件。秋へ向けてどんな走りを見せるか注目。





これまでの全5勝中4勝は芝1200m、2走前の1600m戦・GⅡ阪神牝馬ステークスで重賞初制覇を飾った▲メイショウミモザ。

今年1月の小倉でオープン入り、北九州短距離ステークスは馬場の影響というよりは4角、直線などでの不利が重なっての敗戦、GⅡ阪神牝馬ステークスは全くの人気薄だったが、ジョッキーの上手いコース取りが目立ち、上がり最速タイの脚で突き抜けて優勝。前走のGⅠヴィクトリアマイルは初のGⅠ挑戦、スタートも後手を踏み、相手関係も厳しく殿負けに終わった。今回は久々の芝1800mになるが、広い阪神外回りで優勝、コーナー4つのコース形態を上手く立ち回れば十分にこなしてくれそう。札幌コースは(1・0・1・1)と得意で、前走に比べて相手関係は随分楽になる。距離は違えど2走前位走れば突き抜ける可能性は十分にあるだろう。









馬券はローザノワール中心の三連複で買いたいですね。