7月18日(祝・月曜日)盛岡競馬場で2000mのダートグレード競走・マーキュリーカップが行われます。





昨年のマーキュリーカップはマスターフェンサーが優勝。






発走は18:15です。


JRAから5頭、地元・岩手4頭、船橋2頭、川崎、名古屋、大井各1頭の計14頭で争われます。








今年のJBCクラシックと同舞台のダートグレード競走!/圧倒的な強さを見せるJRA勢に対し、好メンバーの地方勢が挑む!



マーキュリーカップは1997年に4歳(現3歳)以上による別定重量のダートグレード競走GⅢ(当時)として創設されました。


創設~1999年の3年は水沢競馬場2000m、2000年より盛岡ダート2000mで実施。


岩手が生んだ名馬メイセイオペラが2016年に亡くなると、第2回マーキュリーカップ優勝馬でもある同馬を顕彰するべく、2017年より「メイセイオペラ記念」の複称が付けられています。


歴代優勝馬にはピットファイター、クーリンガー、シャーベットトーン、サカラート、マコトスパルビエロ、カネヒキリ、ゴルトブリッツ、ユーロビート、ミツバなど。



今年のJBC競走、11月3日(祝・木曜日)の大一番を控えている盛岡競馬場。


マーキュリーカップはそのJBC競走、JBCクラシックと同じ盛岡ダート2000mという事で、今年は特に秋の大舞台を見据えたステップ競走として重要な一戦となります。


このマーキュリーカップは、過去25回中23回をJRA勢が優勝しているように、数あるダートグレード競走の中でも一際JRA勢が圧倒的に強く、地方勢が苦戦しているレースで、地方勢の優勝は第2回のメイセイオペラ(岩手)、第19回のユーロビート(大井)の2頭のみ。


今年のメンバー構成から、JRA勢はGⅠ/JpnⅠホースは不在でも毎度の事ながら強力メンバー。


対抗する地方勢は地元・岩手も中々良いメンバーが揃い、特に南関からは強力な4頭が遠征して来ました。


JRA独占が多いマーキュリーカップですが、今年は中央・地方対抗戦的様相で、存在感を見せたい地方勢も上位争いはもちろん、優勝まで狙えそうな布陣で非常に楽しみです。





◎3ギガキング


◯8バーデンヴァイラー


▲12エルデュクラージュ


△9ケイアイパープル


△4ノーヴァレンダ


△6メイショウカズサ


△10メイショウフウジン





ハイレベルな南関東からの遠征馬の1頭で、最近の充実振りが著しい船橋の◎ギガキング。

ホッカイドウ競馬在籍時の2歳時は南部駒賞を制してJpnⅠ全日本2歳優駿に挑むも13着、南関・船橋に転入してからは東京湾カップを優勝し、東京ダービー、JpnⅠジャパンダートダービーに挑戦するも6着、10着に敗退。しかし、その後は盛岡・ダービーグランプリ、報知グランプリカップを優勝するなど、強敵相手のレース経験がここに来て生きてきた印象で、確実に地力が強化されている。近走もスマイルウィ、キタノオクトパスら、南関で売り出し中の相手と勝ち負けを演じ、骨っぽいメンバーが揃った前走のオープン特別では勝ちパターンに持ち込んだキタノオクトパスを交わし、2馬身1/2差を付けての完勝。前走後はJpnⅢマーキュリーカップへ向けて調整し、仕上がりは万全。安定して好位に付け、直線でもひと脚が使える馬で、2歳時の南部駒賞、今回と同じ2000m戦・昨年のダービーグランプリと盛岡では2戦2勝。高いコース適性+今の充実振り、一線級不在のJRA勢相手のJpnⅢ戦なら十分に勝ち負けに持ち込めそう。





重賞初挑戦だった前走のGⅢアンタレスステークスは3番人気に支持されるも、まさかの15着に大敗。仕切り直し、再度の重賞出走となる◯バーデンヴァイラー。

3連勝目の2走前、総武ステークスはハナを切って上がり最速(タイ)の脚でまとめ、後続を完封した。重賞初挑戦の前走GⅢアンタレスステークスでは勝負どころで外から被せられた事による減速、更に急激な馬体減が敗因か。今回は前掛かりなタイプか多く揃ったが、控えても競馬が出来るし、あくまでもスタート次第、揉まれない位置を確保出来れば良いだろう。左回りは上手いし、自身前走からの斤量2キロ減で、ここはもう一度見直し・巻き返しを期待したいところ。持ったポテンシャルは高い馬。





JRA在籍時はリステッド競走、オープン特別を含む7勝をあげた強豪、船橋からの遠征馬▲エルデュクラージュ。

昨年12月から南関東・船橋競馬へ転入、初戦となった勝島王冠は不良馬場に泣く形で11着に敗退。しかし年明けの報知オールスターカップでは自分の形に持ち込んだノーヴァレンダの逃げ切りは許したが、勝負どころから勝ちに行く競馬で動き、ラストまで渋とく食い下がっての2着。一気の相手強化となったJpnⅠ川崎記念でも積極的な競馬で早めに動いていき、直線ではチュウワウィザードには放されたが、カジノフォンテン、サルサディオーネや他のJRA勢を抑えて2着に入った。近2走は馬場の影響もあり敗れているが、内容自体は悪く無く、良馬場で持久力勝負になれば当然JpnⅠ2着の力は軽視出来ないし、巻き返しの期待が懸かる。左回りの2000m級は最も得意とする舞台で、初の盛岡コース、長距離輸送もJRA在籍時にあらゆる競馬場を経験している事からも気にはならない。スタミナは十分で持久力に優れた馬なので、3~4コーナーから積極的に仕掛けていく競馬で好レースを期待したい。










馬券はギガキング中心の馬単、三連複で買いたいですね。