6月19日(日曜日)東京競馬場で3歳限定のダート重賞・ユニコーンステークスが行われます。





昨年のユニコーンステークスはスマッシャーが優勝。





発走は15:45です。







ハイレベルな3歳ダート重賞!/ジャパンダートダービーへ向けた直接的な前哨戦

ユニコーンステークスは1996年にダート路線を歩む3歳馬による新たな目標となる重賞、GⅢ競走として創設されました。

創設当初は秋の中山競馬場ダート1800mで実施され、大井・スーパーダートダービー(当時GⅡ)、盛岡・ダービーグランプリ(当時GⅠ)とともにダート三冠シリーズを形成していました。

1999年に大井競馬場でジャパンダートダービーが創設されるに伴い、スーパーダートダービーは廃止、盛岡競馬場のダービーグランプリは現在地方所属馬による交流競走となった為、ダート三冠シリーズは消滅。

ユニコーンステークスは2001年より6月の東京開催に移行、距離もダート1600mに変更され、現在は7月の大井・JpnⅠジャパンダートダービーの前哨戦の位置付けとなっています。

歴代優勝馬にタイキシャトル、ウイングアロー、アグネスデジタル、ユートピア、カネヒキリ、近年でもベストウォーリア、ノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、ルヴァンスレーヴなど、後のGⅠ/JpnⅠホースが多く名を連ね、出世レースとして知られています。


今年のJRA3歳限定初のダート重賞という事で、早くから高いダート適性を見せてきた馬にとっては非常に大きな目標となるレース。

数少ないJRA3歳ダート重賞のタイトルを巡り、今年も例年通りハイレベルな争いは必至。

今年の3歳ダート戦線、ケンタッキーダービーに出走したUAEダービー馬クラウンプライドを初め、海外遠征で好走した馬も含め、非常にレベルは高く感じます。

過去GⅢユニコーンステークスで好走した馬の後の活躍は周知の通りで、今年も非常にハイレベルなメンバーが揃い、JpnⅠジャパンダートダービーへはもちろん、今後のダート路線を見据えた意味でも大注目のレースになりそうですね。




◎3コンバスチョン

◯5ペイシャエス

▲2セキフウ

△7リメイク

△1ハセドン

△11ヴァルツァーシャル

△6ジュタロウ

△12バトルクライ




昨年はJpnⅡ兵庫ジュニアグランプリ、JpnⅠ全日本2歳優駿でいずれも2着と、2歳ダートトップクラスの活躍を見せた◎コンバスチョン。
今年初戦となった2走前のLヒヤシンスステークスはインコースで脚を溜められると、直線抜け出して快勝。期待された前走のGⅡUAEダービーでは序盤から外の馬に被せられ、4コーナーでもスムーズさを欠いて11着に大敗。陣営は道中でキックバックを受け続けた事を敗因に挙げていたが、極端な大敗振りからは粘土質の馬場も合わなかったか。帰国後はGⅢユニコーンステークスを目標に調整され、追い切りの動き自体は悪くなく、気になる海外遠征明けでも良い状態での出走となりそう。安定して好位に付けれるレースセンスがあるし、東京コースは2戦2勝と得意な舞台。重賞級レースであるLヒヤシンスステークス優勝馬だけに力は最右翼の存在だろう。




デビュー戦を完勝後の2戦は案外な結果に終わったが、格上挑戦の伏竜ステークスで3着に健闘した◯ペイシャエス。
伏竜ステークスの上位2頭であるデリカタ、ノットゥルノも、ハイレベルな3歳ダート路線の強豪馬で、そんな2頭にクビ、アタマ差の大接戦の末3着と健闘。自己条件で3番人気だった2走前は直線あっさり抜け出して5馬身差の楽勝と力の違いを見せた。前走の青竜ステークスは2番人気に支持され、2番手からレースを進めたが、先行勢には厳しい展開になり5着。それでもゴール前まで渋とく粘り、勝ち馬から0秒4差なら十分に力は示したと言える内容。先行力・粘り強さがある馬で東京ダート1600mでも勝ち星がある。伏竜ステークス、青竜ステークスのレース内容から重賞でも通用する下地はあるので、いつも通りの先行力を生かした競馬で上位食い込みを期待したい。




2歳時の園田・JpnⅡ兵庫ジュニアグランプリの優勝馬で、GⅢサウジダービー2着の実績馬▲セキフウ。
デビュー3戦目から3連勝で重賞制覇、JpnⅠ全日本2歳優駿は勝ち馬からの着差を考えれば案外と言わざる得ないが、GⅢサウジダービーでは外から鋭く脚を伸ばし、ゴール前でアメリカのGⅠホース相手に詰め寄る強い2着。前走のGⅡUAEダービーは好位を追走するも勝負どころから後退して8着と、レース振りからは1900mの距離が敗因か。今回はGⅢサウジダービーと同じ左回りのダートマイルと、前走からの距離短縮は大歓迎で、2歳時からの実績・力を考えれば当然見直しは必要な馬だろう。








馬券はコンバスチョン中心の三連複で買いたいですね。