6月12日(日曜日)東京競馬場競馬場で芝1800mの重賞競走・エプソムカップが行われます。





昨年のエプソムカップはザダルが優勝。






発走は15:45です。








秋の中距離戦線へ向けて飛躍するのは!?/GⅠレースの狭間に行われるエプソムカップ



エプソムカップは1983年にイギリス・エプソムダウンズ競馬場と日本・東京競馬場が姉妹提携競馬場となった事を記念し、翌1984年に同競走が東京競馬場で創設されました。


寄贈賞を提供しているエプソムダウンズ競馬場は、今年第243回を迎えた英国ダービーが実施されている競馬場。


施行距離は創設より一貫して東京芝1800mで行われ、1996年よりハンディキャップ競走から別定重量戦に変更されました。


歴代優勝馬にはマイネルアムンゼン、エイシンデピュティ、シンゲン、セイウンワンダー、トーセンレーヴ、エイシンヒカリ、ルージュバック、サトノアーサーなど。



GⅢエプソムカップは安田記念の翌週、宝塚記念へは中1週の施行時期に行われる影響があり、マイル~中距離で活躍するトップホースの参戦は少ない重賞レース。


レースの位置付け的には同じ東京競馬場で行われる重賞レース、秋のGⅡ毎日王冠、更にその先にあるGⅠ天皇賞・秋を目指す馬にとっての中距離重賞。


近年では、2015年の優勝馬エイシンヒカリは秋のGⅡ毎日王冠も優勝、続くGⅠ天皇賞・秋は9着に敗れるも、その後はGⅠ香港カップ、GⅠイスパーン賞を優勝するなど、世界で活躍する存在にまでなりました。


今年は「エリザベス女王即位70周年」の副題が付けられたGⅢエプソムカップ。


そんな由緒ある重賞競走を制して、エイシンヒカリのように大きな飛躍を遂げる馬の登場を期待したいですね。





◎5ダーリントンホール


◯8ガロアクリーク


▲11ジャスティンカフェ


△1シャドウディーヴァ


△2タイムトゥヘヴン


△12ザダル


△4ヤマニンサンパ





一昨年3歳時はGⅢ共同通信杯を優勝するもクラシック競走では案外な結果に終わった◎ダーリントンホール。

3歳春のクラシック後は休みがちになっていたが、昨年の秋からマイルを中心にレースを使われ、特に近2走は充実振りを感じさせる内容。L洛陽ステークスは好位追走から直線早めに抜け出し、勝ちに等しいハナ差2着、前走のGⅢダービー卿チャレンジトロフィーでは、勝負どころから馬群に包まれながらもラストまで渋とく伸びて0秒2差3着。レース内容も去ることながら、順調に今季3戦目を迎える事が出来るのは何より。府中の1800mは重賞勝ちしている舞台だし、血統的に渋った馬場になれば尚良いが、マイルで1分31秒台で走れる馬なので晴雨は問わない。スタート五分で好位辺りで流れに乗れれば。





3歳時はGⅡスプリングステークス優勝、GⅠ皐月賞3着の実績を残した◯ガロアクリーク。

昨年は脚部不安もあり、GⅢエプソムカップで12着に大敗、長期休養で立て直された今年は休み明けのGⅡ中山記念で4着に健闘。前走のL都大路ステークスは初の中京でのレース、ゲートから気分を損ねて力を出しきれなかった内容で度外視。今回は輸送距離の短い関東圏でのレース、脚元の不安が解消されての休み明け3走目と、状態も上昇気流。ノースブリッジ、トーラスジェミニがある程度流れるペースを作ってくれそうなのはこの馬にとっては良いし、元々ラストは確実に脚を使って来る馬なので、2走前くらい走れれば今回のメンバーなら十分に上位に顔を出せるだろう。GⅠ皐月賞3着の内容から馬場が渋っても対応出来る。





昨年初めての重賞・GⅢアーリントンカップでは13着に大敗、その後力を付けての重賞再挑戦となる▲ジャスティンカフェ。

デビューからの2戦でも素質の高さを見せていたが、自己条件を大事に使われて更にその素質が開花、特に近2走の勝ちっ振りは目を見張る物がある。前走後はGⅠ安田記念へ登録していたが、賞金不足でもちろん除外、元々の狙いはGⅢエプソムカップだった模様。近走はラストを生かす競馬をしているので良馬場に越した事は無いが、デビュー戦は不良馬場で快勝しており、現状でも多少の馬場の渋りは問題無いだろう。外差しが目立ってきた今の東京の馬場は良いので、後は出来るだけ良馬場に近い状態でレースを迎えたいところ。










馬券はダーリントンホール中心の馬単、三連複で買いたいですね。