6月1日(水曜日)浦和競馬場で1400mのダートグレード競走・さきたま杯が行われます。
発走は17:45です。
JRAから4頭、地元・浦和3頭、名古屋2頭、大井、川崎各1頭の計11頭で争われます。
上半期ダート7F戦の大一番!/JRA勢は強力も、コース適性が高い地方所属馬の食い込みを期待
さきたま杯は1997年に中央・地方全国交流重賞、GⅢ(当時)格付けのダートグレード競走として創設。
2011年からJpnⅡ競走に昇格、距離は創設より一貫して浦和競馬場1400mで実施され、施行時期は第1回~第8回までは秋開催、2005年の第9回より春開催に変更されました。
歴代優勝馬にはスマートファルコン、ナイキマドリード、セイクリムズン、テスタマッタ、ノーザンリバー、ソルテ、ホワイトフーガなど。
さきたま杯は過去10回中、9回をJRA勢が優勝しているダートグレード競走。
ただ、優勝馬自体はJRA所属馬に片寄ってはいるものの、地の利を生かした地元・南関勢の2、3着が非常に多く、決してJRA勢が圧倒的とも思えません。
配当妙味を考えるなら、今年もやはり南関勢の食い込みに期待したいところですね。
さきたま杯は、古馬ダート7F重賞としては、中央・地方合わせて唯一のJpnⅡ(GⅡ)戦で、正にその路線の大一番とも言えるレースでしょう。
もちろん、秋のダート短距離王決定戦・JpnⅠJBCスプリントへ向けても注目です。
◎5ティーズダンク
◯7エアスピネル
▲4ヘリオス
△11ルーチェドーロ
△6シャマル
△10サルサディオーネ
△8サクセスエナジー
JpnⅠ全日本2歳優駿3着、東京ダービー3着、戸塚記念優勝など、早くから高い素質を見せていた◎ティーズダンク。
古馬になってからは1400m~1600mを中心に使われ、マイルグランプリ、ゴールドカップを優勝、昨年のダートグレード競走・JpnⅢオーバルスプリントではテイエムサウスダンには敗れたが、3着以下に5馬身差を付ける2着と、確かな地力強化を窺わせた。浦和1400mは(3・1・0・0)とベストと言える舞台設定、ここは地元の大一番という事で、メイチで挑む可能性すら感じさせる。自在な脚質も魅力で、58キロ~57キロと続いていた斤量も今回は56キロ。昨年のJpnⅢオーバルスプリントの走りからダートグレード競走でも十分に通用する。
芝重賞3勝、GⅠでも上位争いの実績がある◯エアスピネル。
一昨年からダート路線へ本格的に参入、昨年のGⅠフェブラリーステークスではカフェファラオの0秒1差2着と、高いダート適性を見せている。コースを問わず手堅い走りが出来る馬で、昨年のJpnⅡさきたま杯では好位のインコースからレースを進め、直線では前を捌いて抜け出し、ラストは勢いが付いたアルクトスに交わされたが、非常に高いパフォーマンスで2着。今年は9歳になるが、前走のJpnⅠかしわ記念は内枠先行勢が有利な馬場の中、スタートから3コーナー手前辺りまで外を回す形になっての5着と、内容自体は悪くない。今回は前走より相手関係は軽くなるし、昨年良い走りを見せたレース。鞍上も3戦連続での騎乗になるので、そろそろ好結果を出して欲しいところ。
デビューから芝・ダート問わず様々な距離を使われ、更に2019年秋には去勢、試行錯誤されてようやくダート短距離路線で頭角を現して来た▲ヘリオス。
昨年秋に本格化、オープン特別、リステッド競走を連勝、近3走は重賞レースでいずれも2着。連続して兵庫イグナイターに敗れているが、前走でも勝ち馬56キロに対し、57.5キロの斤量ながらラストまでしっかり脚を使っての1馬身差なら上々の内容。今回は初の浦和コースになるが、東京、高知、名古屋の好走振りから器用に対応してくれそうだし、左回り自体は得意。安定して好位に付け、尚且つラストにひと脚を使える馬で、極端に崩れる事は考えにくい。もちろん、手綱を取り続ける鞍上の腕にも期待が懸かる。
馬券はティーズダンク中心の馬単、三連複で買いたいですね。