5月29日(日曜日)ダービーデーの東京競馬場最終レースは毎年恒例、伝統の長距離ハンデ重賞・目黒記念です。
昨年の目黒記念はウインキートスが優勝。
発走は17:00、東京最終第12競走です。
ハンデ戦です。
由緒ある伝統のハンデ重賞/秋の長距離戦線へ向けて注目のダービーデー最終レース
かつて目黒競馬場で行われていた「各内国抽籤濠州産馬混合競走(かくないこくちゅうせんごうしゅうさんばこんごうきょうそう)」、「各内国産古馬競走」が目黒記念の前身にあたる競走。
1932年にハンデキャップの重賞競走「目黒記念」が創設、1933年から東京競馬場に移行、当初は春と秋の年2回実施されてきましたが、1984年より年1回の施行になりました。
距離は芝3400m→芝3900m→芝3200m、1951年より現在の芝2500mで行われています。(例外を除く)
歴代優勝馬にはステイゴールド、トシザブイ、チャクラ、ポップロック、ホクトスルタン、ムスカテール、ヒットザターゲット、フェイムゲーム、ルックトゥワイスなど。
GⅡ目黒記念が行われる東京芝2500mは、現在では秋のGⅡアルゼンチン共和国杯と年2回のみの施行。
GⅠ東京優駿・ダービー、GⅠジャパンカップの芝2400mと100mしか変わりませんが、芝2500mは直線の坂下からのスタートで、坂を2度上がる事から非常にスタミナを要するコースと言えます。
ハンデ戦で難解な印象があるGⅡ目黒記念ですが、過去の成績からは、1番人気の馬券内率はそこまで悪くはありません。
ただ、トップハンデを初め、重い斤量を背負った馬の凡走は目立ち、54キロ~55キロあたりが最も成績的には良い感じです。
人気馬には一目置きつつも、そこはハンデ戦、人気薄の食い込みは多く馬券は荒れ傾向。
相手は手広く押さえたいですね。
◎8マイネルウィルトス
◯3バジオウ
▲13マカオンドール
△2ボッケリーニ
△9ディアマンミノル
△17パラダイスリーフ
△1ゴールドギア
△18フライライクバード
△14アサマノイタズラ
昨年、オープン入り直後に挑んだL福島民報杯で2着馬に1秒8差の大差勝ちを演じた◎マイネルウィルトス。
以降は勝ち星は無いが、重賞で強豪相手に健闘、GⅡ札幌記念でソダシの0秒4差4着、GⅡアルゼンチン共和国杯でオーソリティの0秒4差2着と力を見せている。
近2走は冴えない結果に終わっているが、昨年11月のGⅡアルゼンチン共和国杯ではスタート一息で後方からレースを進め、折り合いを欠きながらも先団外目からラストまで渋とく粘った。
今回はその時と同じ舞台設定、同じ斤量、同じ鞍上、休み明けでも追い切りは好タイムをマーク、仕上がりは悪く無さそう。
恐らくスローで流れるはずなので、早め早めの競馬で瞬発力のある馬の追撃を振り切るイメージで競馬をして欲しいところ。
昨年はLプリンシパルステークスを優勝、GⅠ東京優駿・日本ダービーでは15番人気ながら0秒8差9着に健闘した◯バジオウ。
2走前は道中で少し口を割る感じで追走、直線では渋とく伸びるも、他馬と伸び負けした感じでの4着。
前走の府中ステークスは好スタートを決めて先行、ペースはそこそこ流れた事で折り合いはしっかり付き、ラストは2着馬に詰め寄られたが、展開を考えれば着差以上に強い勝ち方。
陣営曰く、休み明けで7割~8割くらいの仕上がりのイメージだったようだが、もちろん今回は一度叩いた上積みが見込め、更に状態はアップしてくるだろう。
距離は少し心配な面はあるが、ロスなく立ち回れる内よりの枠、前に馬を置いた好位の位置を取れれば十分にこなせると思う。
元々素質は高い馬だし、55キロでこの相手なら力は足りる。
デビューから重賞でも上位争い、しかし残念ながらクラシックレースには不出走に終わった▲マカオンドール。
今年は格上挑戦の万葉ステークスを優勝、続くGⅡ阪神大賞典は遅めのスタートから道中は少し掛かり加減で進み、勝負どころでは前が詰まっていた為仕掛けは遅れたが、外から渋とく脚を使って4着。
前走のGⅠ天皇賞・春はスタートから終始タイトルホルダーのマイペース、前有利な展開で折り合いに専念した結果、前に取り付く事が出来ず11着に終わった。
長距離戦なのでペースが落ち着くの仕方ないが、スタートさえ決めればある程度前付けの競馬も出来る馬なので、ここは何とかスタートを決めて欲しいところ。
東京コースは初めてだが、左回りは中京の万葉ステークス優勝など通算(3・1・2・1)と得意。
55キロの斤量も悪くなく、前走大敗から巻き返しを期待したい。
馬券はマイネルウィルトス中心の三連複、馬連で買いたいですね。