4月16日(土曜日)阪神競馬場でNHKマイルカップのトライアル競走・アーリントンカップが行われます。





昨年のアーリントンカップはホウオウアマゾンが優勝。





発走は15:30です。

3着までにGⅠNHKマイルカップの優先出走権が与えられます。








混戦3歳マイル路線、幾多の名馬を輩出した出世レースから有力候補が登場するか


アーリントンカップの前身は1987年に創設された「ペガサスステークス」で、阪神競馬場芝1600mで実施。

1992年よりアメリカ・アーリントンパーク競馬場と阪神競馬場が姉妹提携を結んだのを記念し、レース名を「アーリントンカップ」に改名、現在に至ります。

創設より主に第1回阪神1日目の開幕週で実施されていましたが、2018年よりGⅠNHKマイルカップのトライアル競走に指定された為、施行時期を4月に移行されました。

歴代優勝馬にはタニノギムレット、ウインクリューガー、シーキングザダイヤ、ジャスタウェイ、コパノリチャード、ミッキーアイル、レインボーライン、ペルシアンナイト、タワーオブロンドンなど。


今年の3歳マイル路線、一応は重賞2勝、GⅠ朝日杯フューチュリティステークス1番人気2着のセリフォスあたりが最有力候補になると思いますが、これまでのGⅠNHKマイルカップへ向けた前哨戦を見ても確たる馬は不在で混戦と言えるでしょう。

GⅢアーリントンカップにはGⅠ朝日杯フューチュリティステークス3着馬ダノンスコーピオンが始動。

他にもまだまだ隠れた素質を持っている馬も出走しており、幾多のGⅠホースを輩出してきたレースだけに、将来へ向けて、ここから注目の存在が登場するかも知れませんね。




◎1キングエルメス

◯9ディオ

▲16ストロングウィル

△10ダノンスコーピオン

△2トゥードジボン

△12ジュンブロッサム

△14タイセイディバイン

△8ウナギノボリ




メンバー唯一の重賞ウイナー、ここで重賞2勝目をあげGⅠNHKマイルカップに向けて弾みを付けたい◎キングエルメス。
函館芝1200mのデビュー戦を優勝、続く1番人気に支持されたクローバー賞はスタートが一息で5着。
前走のGⅡ京王杯2歳ステークスは好スタートを決めて2番手追走、直線で早め先頭から抜け出し、迫るトウシンマカオ抑えて優勝。
今回は骨折明けの一戦、最終追いは軽めだが、中間の追い切りでは速いタイムが出ており、ここを目標に好仕上がり。
前走にしても掛かる素振りは無かったし、ゴール前では多少なりともトウシンマカオを放す感じで走っていたので初となるマイルも十分にこなせそう。
先週の馬場傾向から内枠は有利、この枠ならスタート次第ですんなり好位を取れるだろう。




デビューから5戦全て掲示板を確保、前走初の重賞でも5着と健闘した◯ディオ。
初勝利を飾った2走前、阪神芝1600mではインコース好位追走から直線では内から矢のように一気に伸びて圧勝。
スタートから好位を取り、そこからの上がり32秒9をマークして突き抜けた内容は強いの一言。
前走のGⅡスプリングステークスは皐月賞を狙う強豪が相手だったが、抜群のスタートを決めて道中は先団を見る位置をキープ、直線では一旦は置かれそうになるも、坂を上がった辺りから良く伸びて0秒3差の5着。
未勝利戦の勝ち方も去ることながら、前走も非常に僅差の勝負で、高い能力は間違いないだろう。
阪神マイルは走り慣れた舞台だし、位置取りにも大きな注文は付かない。




デビューから中距離を使われ、今回はマイル戦線への転向となる▲ストロングウィル。
未勝利戦を快勝して挑んだGⅢきさらぎ賞では好位の位置を追走するも直線では伸びを欠いて5着、前走のL若葉ステークスでも2番手からレースを進めたが、前を行くデシエルトとは差を広げられての結果6着に敗退。
近2走、いずれも直線までは非常に良い形で先行していたように恐らく渋った馬場で脚を取られたのが敗因だろう。
好馬体が光る馬で能力は高そうだし、初のマイル・距離短縮も先行力がある馬なのでプラスに働く可能性は十分にありそう。
ある程度ペースが流れてくれれば枠順もそこまで大きな不利にはならないだろう。









馬券はキングエルメス中心の三連複で買いたいですね。