3月26日(土曜日)中山競馬場で芝2500mの重賞競走・日経賞が行われます。
昨年の日経賞はウインマリリンが優勝。
発走は15:45です。
優勝馬にGⅠ天皇賞・春の優先出走権が与えられます。
有馬記念と同舞台で行われる天皇賞・春へ向けた前哨戦、今年は昨年の菊花賞馬が登場
日経賞は1953年に創設された5歳(現4歳)以上による重賞競走「日本経済賞」が前身。
創設~1957年は芝3200m、以降は距離・コースを幾度と変更、1984年より例外を除いて現在の中山芝2500m、春開催に移行されGⅠ天皇賞・春の前哨戦に位置付けられています。
歴代優勝馬にはセイウンスカイ、メイショウドトウ、イングランディーレ、マツリダゴッホ、マイネルキッツ、フェノーメノ、アドマイヤデウス、ゴールドアクターなど。
長く長距離路線の主要重賞として一流どころの始動戦として行われて来ましたが、近年はドバイワールドカップデーとの兼ね合い、更には日程が近い大阪杯のGⅠ昇格などが影響し、以前に比べて手薄な印象のメンバーになる事が多くなりました。
それでも今年は昨年の菊花賞馬タイトルホルダーがここからGⅠ天皇賞・春を目指して始動。
先週のGⅡ阪神大賞典はディープボンドが圧倒的支持に応えて優勝、一足先にGⅠ天皇賞・春の有力候補として名乗りを挙げました。
3歳長距離王タイトルホルダーもそれに続く事が出来るか注目が集まるのは当然で、相手がある事だけに油断は出来ませんが、まずは大事な大事な今年初戦。
どんな走りを見せるか。
◎7ヒートオンビート
◯11タイトルホルダー
▲6ボッケリーニ
△14ウインキートス
△1ディバインフォース
△12アサマノイタズラ
△15スマイル
△8クレッシェンドラヴ
◎ヒートオンビートは昨年1月にオープン入り、近走は重賞でも2~3着と好走を続けている。
昨年の2500m戦・GⅡ目黒記念は好位~中団からレースを進め、上がり最速の32秒4の脚を使って2着。
優勝したウインキートスは2番手から上がり32秒5でまとめ、尚且つ52キロの軽ハンデ、そのウインキートスを捕らえられなかったのは仕方の無いレースで、むしろ負けて強しの内容だった。
2番人気で8着に敗れたGⅡ京都大賞典の敗因ははっきりしないが、急激な馬体増、休み明けが影響したか。
近走は着順こそ悪く無いが、前走を見ても勝負どころからの反応がもうひとつだった印象で、現状では2000m以上の長い距離が合っていそう。
今回は休み明けになるが、昨年のGⅡ京都大賞典より間隔は開いていないし、追い切りの動きからも状態は安定した感じで、これなら力は十分に出せるだろう。
馬場が渋ると少し心配だが、コースは問わない馬。
昨年の菊花賞馬◯タイトルホルダーはここがGⅠ天皇賞・春へ向けた始動戦。
GⅠ皐月賞では際立った強さを見せて優勝したエフフォーリアの2着、GⅠ東京優駿・日本ダービーも悪く無い内容の6着。
GⅡセントライト記念は好スタートから道中も非常に良い感じでレースを進めていたが、直線では前が詰まり終始追われる事無く13着と、ラストは流していたように全く競馬をしておらず度外視。
続くGⅠ菊花賞はスタートを決めて一気に主導権を取ると、1000m通過60秒と3000m戦にしては淀みのないペースでラップを刻み、後続馬の脚を封じ込めて5馬身差の楽勝。
前走のGⅠ有馬記念はパンサラッサがハナを切る形で2番手からの競馬になったが、大外枠を考えると悪く無い内容の5着。
前走後は右後肢に異常が見られたがすぐに回復したようで、中間の追い切りから状態は良好に見える。
今回は前走に引き続きの中山芝2500m、相手関係はかなり楽になるし、外目の枠順になったがこのメンバーなら恐らく出たなりで先手を取りそう。
GⅠ菊花賞の内容から前半60秒前後のペースなら普通に上位に入るだろう。
GⅠ2勝馬ラブリーデイを兄に持つ▲ボッケリーニは一昨年のGⅢ中日新聞杯を優勝した実績はあるが、本質的にはもっと走っていい馬だろう。
昨年は勝利こそあげられなかったが、GⅢ小倉大賞典、Lカシオペアステークスともにハナ差2着と堅実な走りを続けている。
昨年辺りから3~4コーナーで少し置かれるような感じになって来たが、それを踏まえてか、距離を伸ばした前走が非常に良い内容で0秒3差3着。
勝負どころで置かれないようにジョッキーは早めに追っつけていたが、外差し馬場の中をインコースから渋とく伸びていた走りから、距離が伸びる今回更にパフォーマンスを上げて来る可能性は十分にありそう。
道中はロス無く立ち回れそうな枠順も魅力。
馬券はヒートオンビート中心の三連複で買いたいですね。