3月24日(木曜日)船橋競馬場で南関東所属馬による1600mの重賞競走・京成盃グランドマイラーズが行われます。





昨年の京成盃グランドマイラーズはカジノフォンテンが優勝。






発走は20:05です。

地元・船橋3頭、浦和5頭、川崎、大井各3頭の計14頭で争われます。








豪華メンバーが揃った南関SⅡ重賞
やはり主役は3連覇が懸かるあの馬か

京成盃グランドマイラーズは1997年に前身である準重賞・グランドマイラーズから重賞競走に昇格。

2006年のみ「京成盃スカイライナースプリント」として距離1000mで行われましたが、その年以外は一貫して距離1600mで実施されています。

昨年2021年から南関東重賞格付けSⅢからSⅡに昇格されました。

歴代の優勝馬にはネームヴァリュー、エスプリシーズ、ナイキアディライト、セレン、マグニフィカ、セイントメモリー、ソルテなど。

京成盃グランドマイラーズは同舞台で行われるJpnⅠかしわ記念のトライアル競走の位置付けにあり、2着以内に入った馬には同競走への優先出走権が与えられます。

近年の南関重賞はJRAからのオープン馬の転入、地方他地区の有力馬の転入も多く、レースによってはダートグレード競走に匹敵、それ以上に層が厚いメンバーと感じさせる事もあります。

今年の京成盃グランドマイラーズも例によって非常に豪華なメンバーが揃い、南関重賞SⅠ格付けにしても良いくらいですね。

3連覇が懸かるJpnⅠ2勝馬カジノフォンテンに注目は集まりますが、モジアナフレイバー、グレンツェントなど、路線のトップホースも顔を揃え、見応えあるレースが期待出来そうです。




◎1モジアナフレイバー

◯6ティーズダンク

▲11グレンツェント

△12ギガキング

△7カジノフォンテン  

△3ゴールドホイヤー

△2ハイランドピーク 





これまでダートグレード競走での優勝は無いが、GⅠ東京大賞典、JpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯でJRAのGⅠ/JpnⅠホースと互角の争いを演じてきた◎モジアナフレイバー。
近走は1400m~1600mに絞ったレースを使われ、安定した成績を残している。
前走のJRA東京・GⅢ根岸ステークスはスタートで出負け、直線に入ってからは行き場を探しながらの競馬で、決してスムーズとは言えなかったが、残り200mを切った辺りからは良い伸びを見せて0秒6差7着まで追い上げた。
JpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯での上位争いも去ることながら、一昨年の千葉ダートマイル、昨年の川崎マイラーズの高いパフォーマンスから左回りの1600mはモジアナフレイバーにとってベストの舞台。
個人的に好きな馬なのは確かだが(笑)、近走を見ても能力の衰えは全く感じないし、カジノフォンテン58キロに対しての56キロは何よりの魅力。
そのカジノフォンテンを初め、非常に前掛かりな馬が多く揃った事もあり、展開面も大きく味方しそう。




2歳時から在籍していたホッカイドウ競馬で重賞勝ち、南関転入後はJpnⅠ全日本2歳優駿3着と早い時期から一線級の活躍を見せている◯ティーズダンク。
3歳になると羽田盃4着、東京ダービー3着と、肝心の南関クラシックは惜敗に終わったが、3歳SⅠ重賞・戸塚記念を優勝、その後もダービーグランプリ、楠賞いずれも2着と、地方3歳主要レースで常に上位を賑わせた。
昨年春以降から1400m~1600mを中心にしたローテーションを組まれ、マイルグランプリ、ゴールドカップと重賞2勝、高い距離適性を見せた。
これまで負かした相手関係を考えるとダートグレードにも手が届く能力は明白。
船橋1600mは初めてになるが、コース・馬場状態は問わない馬でそこまで気にならない。
立ち回りが上手い印象がある馬だし、脚質にも融通が利くタイプなので、先行タイプが多く揃った今回も先団を見る形の良い位置を取ってレースを進めるだろう。
力があり、展開にも左右されにくいのは非常に魅力的で、ここでも上位争いが期待出来そう。




JRA在籍時にGⅢレパードステークス、GⅡ東海ステークスと、ダート重賞2勝の実績が光る▲グレンツェント。
南関転入後も重賞2勝、ハイレベルな当地で1400m~1600mの重賞戦線で常に上位争いしている路線のトップホースの1頭。
今年は9歳になったが、好メンバーが揃った前走のオープン特別を着差以上の貫禄勝ち。
前走から大幅な相手強化になるが、これまでの実績から引けは取らないし、何より強力な先行タイプが多く揃い、脚質的に展開の恩恵を大きく受けられそう。
船橋コースで勝ち星は無いが、一昨年の当レースでカジノフォンテン、サルサディオーネに次ぐ0秒2差3着があり、全く問題無いだろう。









馬券はモジアナフレイバー中心の三連単、三連複で買いたいですね。