3月19日(土曜日)中京競馬場で3歳馬による芝1400mの重賞競走・ファルコンステークスが行われます。
昨年のファルコンステークスはルークズネストが優勝。
発走は15:35です。
次世代のスプリント・マイル戦線を担う馬の登場が期待される3歳限定7F重賞
ファルコンステークスは1987年に創設された中日スポーツ賞4歳ステークスが前身。
これまで開催時期、距離の変更が何度かあり、2006年に3月開催、2012年に現在の芝1400mに変更。
芝1200mから芝1400mに変更されてからは、より5月東京の3歳マイル王決定戦・GⅠNHKマイルカップへ向けたステップ競走になりました。
歴代優勝馬にはサニングデール、ギャラントアロー、ジョーカプチーノ、ブライトライン、ミスターメロディなど。
今年の3歳マイル戦線、セリフォス、マテンロウオリオンなどの重賞ウイナーが出走を予定しているようですが、GⅠNHKマイルカップへ向けたトライアル競走であるGⅢアーリントンカップ、GⅡニュージーランドトロフィーもまだ行われていませんし、GⅠ桜花賞、GⅠ皐月賞からの転戦組も考えられます。
このレースからGⅠNHKマイルカップへ有力馬として名乗りを挙げる馬が居るかも知れませんし、距離的にスプリント路線へ向けた新たなスター候補誕生の可能性もあるレースだけに楽しみです。
◎14オタルエバー
◯8トウシンマカオ
▲16ティーガーデン
△1プルパレイ
△10ベルウッドブラボー
△13レディバランタイン
△6デヴィルズマーブル
△15ウインマーベル
新潟芝1600mのデビュー戦を4馬身差で圧勝、続くGⅢ新潟2歳ステークスではセリフォス、アライバルと強豪2頭に次ぐ0秒3差3着に入った◎オタルエバー。
7Fに距離を短縮してからは持ち前のスピードを生かして2着、1着。
前走のGⅠ朝日杯フューチュリティステークスはスタートから口を割って掛かり気味になりながらも押さえて好位からの競馬を試みたが、終始外を回ってスタミナを消費、直線では既に余力が無くなってしまった。
結果的に先行勢に厳しい展開になったし、前走だけで控える競馬が駄目とは決め付けにくく、前半の行きっ振り・デビュー3、4戦目の走りからは1400mへの距離短縮は歓迎。
前掛かりな馬が多く揃ったが、直線までリラックスして走れれば好位からの競馬でも対応は出来そう。
◯トウシンマカオは新潟芝1600mのデビュー戦を優勝、GⅡ京王杯2歳ステークスでは前半から少し行きたがりながらもキングエルメスは捕らえられなかったが2着に粘った。
GⅠ朝日杯フューチュリティステークスは好位からレースを進め、結果外差し決着の展開になるも0秒5差の6着と健闘。
前走1400mのLクロッカスステークスでは少し引っ掛かり、首を上げる場面はあったが、好位追走から直線抜け出し、ラストは外から追い上げて来た馬をもう一度突き抜して優勝と非常に強い競馬。
デビュー戦、GⅠ朝日杯フューチュリティステークスの走りからマイルもこなせるが、やはりこれまでの前半のレース振り、一本調子で走る印象があるので、どちらかと言えば短距離に特化したタイプに見える。
GⅠNHKマイルカップでの勝ち負け云々、個人的には近い将来短距離路線で中々の出世が見込めると思っている馬。
陣営的にも、まずはここで重賞タイトルを取っておきたい雰囲気が強く伝わり、勝負度合いは高そう。
昨年のGⅠNHKマイルカップ2着、富士ステークス優勝、先月のサウジアラビア・GⅢ1351ターフスプリントを制したソングラインの弟▲ティーガーデン。
東京芝1400mのデビュー戦は馬群の中団追走から直線に入ると、外からの馬に切れ込むように前をカットされ、立て直して外に出そうとするも今度はフタをされそうになるなど度重なる不利を受けて5着。
中山芝1600mの2戦目は2番手追走から直線抜け出して完勝、同コースの前走はスタートこそ少し遅かったが、じっくり中団で折り合って直線に向くと、ラストは坂を上がった辺りから一気に伸びて前を行く2頭を差し切った。
今回は2度目の1400mになるが、デビュー戦は不利が重なってのレースで、左回りに関しても特にぎこちない感じなどは見られなかったのでそこまで心配はいらないだろう。
前2走から雨で力の要る馬場になっても大丈夫。
馬券はオタルエバー中心の三連複で買いたいですね。