2月27日(日曜日)中山競馬場で古馬による芝1800mの重賞競走・中山記念が行われます。





昨年の中山記念はヒシイグアスが優勝。






発走は15:45です。


優勝馬にGⅠ大阪杯の優先出走権が与えられます。











マイル・中距離の強豪が激突する伝統の芝1800m戦


中山記念は1930年、1933年創設の前身にあたる競走があるそうですが、正式には中山芝3200m競走として1936年の創設。


その後、距離を幾度と変更されながら1951年までは春と秋の年2回実施、1952年からは年1回の実施に変更。


1957年からは現在の中山芝1800m、2017年より優勝馬にGⅠ大阪杯への優先出走権が与えられるようになりました。



近年では優先出走権が与えられるGⅠ大阪杯はもちろん、海外・特にドバイ国際競走当日に行われる芝1800mのGⅠドバイターフへのステップ競走としても機能し、更に1800mの距離もあって有力なマイラー・中距離馬の始動戦になるなど、非常に重要な役割を担っているレースです。


主な歴代優勝馬にはヴィクトワールピサ、ジャスタウェイ、ヌーヴォレコルト、ドゥラメンテ、ネオリアリズム、ウインブライトなど。



今年はGⅠホースは1頭、正直抜けた存在は居らず混戦的な印象も、中々面白いメンバーになりました。


国内外のビッグレースに直結するレースですし、良い競馬を期待したいですね。





◎5パンサラッサ


◯12アドマイヤハダル


▲7ウインイクシード


△4ヒュミドール


△14コントラチェック


△15ダノンザキッド


△3ガロアクリーク





2~3歳時からGⅠホープフルステークス6着、GⅢラジオNIKKEI賞2着と重賞でもそれなりの走りをしてきた◎パンサラッサ。

昨年はLオクトーバーステークス優勝、GⅢ福島記念で重賞初勝利を飾るなどキャリアハイの活躍を見せた。

2走前のGⅢ福島記念は1000m通過が57秒3という超ハイペース、普通の馬なら当然潰れるペースも、逆に後続に脚を使わせる形に持ち込み、結果4馬身差の楽勝。

前走のGⅠ有馬記念はハナは切るも、距離的な事もあってか少し溜めを意識しての逃げで持ち味が出ず13着。

相手関係・距離も敗因のひとつにはなるが、やはり後続引き放してのハイペースの逃げこそ最も高いパフォーマンスを発揮出来る馬だろう。

今回は前走から大幅に相手関係は楽になるし距離も短縮と一気に条件が好転。

他にもトーラスジェミニ、コントラチェックなど前掛かりな馬は居るが、流石にあのペースのGⅢ福島記念を逃げ切った事は他陣営にも認知されているはずだし、普通に考えれば付いて行った馬が潰れてしまう。

ここはAコースのグリーンベルトを通っての主導権、馬場も味方しての前残りの可能性は高い。





3歳春までに3勝、昨年のL若葉ステークスを優勝した◯アドマイヤハダル。

そのL若葉ステークスは好位から積極的な競馬で上がり最速タイの脚を使い2着馬に3馬身差を付ける非常に強い競馬。

GⅠ皐月賞は中団から優勝馬エフフォーリアをマークする形、結果勝ち馬には放されたが悪くはない内容の4着。

GⅠ東京優駿・日本ダービーは8枠からのスタート、後方の位置から早めに進出するも直線では後続に飲み込まれて17着に大敗。

立て直されてのLディセンバーステークスはプラス10キロの馬体、好位追走から0秒4差5着と休み明けを考えるとまずまずの内容、前走のL白富士ステークスは先行有利な馬場、ハナを切ったジャックドールを捕まえる事は出来なかったが0秒2差まで差を詰めて2着。

成績通り着順を上げているし、内容も1戦毎に良化、休み明けから3走目の今回は更に上積みが見込める。

実績ではGⅠホース・ダノンザキッドに譲るが、GⅠ皐月賞ではそのダノンザキッドに先着している強い現4歳世代トップクラスの1頭。

今後は再びGⅠの舞台へ向かう為にもここで賞金を加算・重賞タイトルを取っておきたいところだろう。





昨年のGⅡ中山記念では0秒1差の3着に入った8歳馬▲ウインイクシード。

これまで重賞勝ちは無いが僅差の惜しいレースは何度かあり、前走のGⅢ中山金杯もそこまで大きく負けていない。

中山コースを最も得意としている馬で、恐らく前走は昨年僅差3着のここへ向けてのステップレース的な感じだろう。

極端な衰えは感じられ無いし、位置取りにも融通が利くタイプなのであらゆる展開にも対応出来る。

瞬発力勝負になれば分が悪いが、メンバー的には遅いペースは考えにくく、ここは持久力を生かした得意な流れになりそう。

そこまでハイレベルなメンバーでは無いので、力は十分に通用する。












馬券はパンサラッサ中心の三連複で買いたいですね。