日本時間2月26日(土曜日)~27日(日曜日)未明にかけてサウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で2022サウジカップデーが開催されます。





世界最高優勝賞金(日本円で約11億円)が懸かるGⅠサウジカップのテーオーケインズ、マルシュロレーヌをはじめ、今年は各6競走、計12頭の日本馬が遠征。


今年も日本馬達がどんな走りを見せてくれるか非常に楽しみなんですが、今年からメインのサウジカップはGⅠ、他の5競走もGⅢと、元々の高額賞金は去ることながら、レースグレードが付いた影響か、いずれのレースも世界中からかなりハイレベルなメンバーが揃った印象です。


日本では勝馬投票券の発売が無いのは残念ですが、いずれのレースからも、馬券が発売がされるであろドバイワールドカップデー諸競走へ転戦する馬も多く居てるはずで、日本馬はもちろん、海外馬の走りにも注目しておきたいところですね。





ここではサウジカップデー各競走の見所を。



・ネオムターフカップ(GⅢ 芝2100m 日本時間21:45発走)


ヨーロッパ勢は非常に強そうだが、各ブックメーカーでは昨年のGⅠジャパンカップ2着馬オーソリティがかなり高い評価をされている感じ。
そのヨーロッパ勢でGⅠ香港ヴァーズの2~3着、パイルドライヴァー(イギリス)、エベイラ(フランス)は当然有力だが、サウジカップデー初戦から日本のオーソリティが優勝する可能性は十分。





・1351ターフスプリント(GⅢ 芝1351m 日本時間22:25発走)


3頭出走の日本馬ではGⅠホース・ラウダシオンは近走案外、それなら昨年のヨーロッパでの2戦が好内容のエントシャイデン、昨年の3歳マイル路線トップクラスのソングラインの方が可能性は高そう。
外国勢では昨年の英国2000ギニー4着馬で前走GⅡ勝ちのネーヴァルクラウン(UAE)、一昨年の愛ナショナルステークスの優勝馬サンダームーン(アイルランド)、前哨戦を含め3連勝と勢いに乗る地元のコールドフロント(サウジアラビア)に注目も、全体的には混戦模様。



・レッドシーターフハンデ(GⅢ 芝3000m 日本時間23:5発走)


GⅢながら優勝賞金は日本円で約2億8000万円という破格の長距離ハンデ戦。
日本からはステイフーリッシュが出走するが、ヨーロッパから長距離の強豪がかなり揃った印象で苦戦必至。
ヨーロッパ勢はプリンセスゾーイ(アイルランド)、スカジノ(フランス)、バロンサムディ(アイルランド)、グライコン(フランス)、ネイエフロード(イギリス)と、正直どの馬が勝っても不思議では無い感じ。
個人的には前走〝南米の凱旋門賞〟カルロスペレグリーニ大賞2着、亜GⅠ2勝馬ミリニャケ(アルゼンチン)に注目したい。



・サウジダービー(GⅢ ダート1600m 日本時間25:5発走)


ここは過去2年連続で日本馬が優勝しているレースで、今年は2頭の日本馬が参戦。
前走JRA唯一の2歳ダートオープン特別・カトレアステークスの優勝馬2戦2勝のコンシリエーレ、JpnⅡ兵庫ジュニアグランプリ優勝、JpnⅠ全日本2歳優駿4着とダートグレード競走の実績があるセキフウ。
パインハースト(アメリカ)は昨年のGⅠデルマーフューチュリティ優勝、今季初戦の前走GⅡ戦2着を叩いてここが照準。
ダートでは一枚落ちな印象のヨーロッパ勢ではキャリア豊富で堅実なオスキュラ(イギリス)か。
早い時期のダートでハイレベルな強さを見せている南米の2頭、キーファー(ウルグアイ)、パーフェクトラブ(ウルグアイ)の走りにも注目。
明け3歳馬のレースで未知な馬が多いが、日本馬サウジダービー3連覇を期待したい。





・リアドダートスプリント(GⅢ ダート1200m 日本時間25:45発走)


日本馬3頭、チェーンオブラブは無欲の挑戦、GⅢカペラステークスで重賞初制覇から一気の栄冠を狙うダンシングプリンスにも頑張ってもらいたいが、中でも昨年の優勝馬コパノキッキングは当然海外でも有力候補にあげられており、鞍上W・ビュイック騎手で連覇を期待。
ジノビリ(アメリカ)は昨年のGⅠブリーダーズカップマイルで勝ち馬には放されたが2着、重賞で6F戦の実績は無いが、本場の力は警戒したいところ。
大挙出走の地元・サウジアラビア勢では連勝で勢いがあるファッザー(サウジアラビア)、長期休養明け2着を叩かれた一昨年の3着馬グラディエーターキング(サウジアラビア)が有力か。

※コパノキッキング号はD・イーガン騎手に変更になりました。


・サウジカップ(GⅠ ダート1800m 日本時間26:35発走)


日本馬は2頭、昨年のJRA賞最優秀ダートホース・テーオーケインズは前走のGⅠチャンピオンズカップが強いの一言で、陣営曰くドバイワールドカップはあまり考えていない感じで、ここがメイチ気配。
とにかくサウジの砂に対応さえ出来れば。
マルシュロレーヌは流石にGⅠブリーダーズカップディスタフを制した日本馬という事で海外でも認知度は非常に高い様子。
引退レースになるが、日本が誇るBC優勝馬の最後の走りはしっかり目に焼きつけたい。

外国勢はどの馬も当然注目馬だらけだが、一番手はやはり昨年のサウジカップ優勝馬で、芝のGⅠドバイシーマクラシックでもラヴズオンリーユー、クロノジェネシスを抑えて優勝した〝二刀流〟ミシュリフ(イギリス)。
ダートの本番からの参戦4頭は強力で、繰上がりとはいえケンタッキーダービー馬マンダルーン(アメリカ)には当然敬意を表したいところだが、GⅠ勝ちは無いが昨年3歳世代トップクラスのミッドナイトバーボン(アメリカ)も堅実派、アートコレクター(アメリカ)、カントリーグラマー(アメリカ)のGⅠホース2頭も優勝圏内。
英チャンピオンステークス優勝馬シーリウェイ(フランス)は初ダートがどう出るか。
意欲の参戦、ウルグアイ最強馬アエロトレン(ウルグアイ)もどんな走りを見せてくれるか楽しみ。
地元勢ではやはり当地の前哨戦にあたる二聖モスクの守護者カップ(沙GⅠ)の優勝馬メイキングミラクルズ(サウジアラビア)か。






いや~手短に書くつもりが各馬の成績を調べたり、レース映像を観たりしているとエンジンが掛かって見所というか段々と予想になってしまいました笑

まあ、馬券の発売は無いんですが本当に見所満載で当日が待ち遠しくて仕方ありません(^-^)




なお、サウジカップデーはグリーンチャンネルで以下の通り生中継されます。




当日は寝ずに観戦します!!
楽しみ(^○^)