天皇誕生日の2月23日(祝・水曜日)浦和競馬場で3歳牝馬による重賞競走・ユングフラウ賞が行われます。





昨年のユングフラウ賞はウワサノシブコが優勝。






発走は16:15です。


地元・浦和1頭、船橋、大井各4頭、川崎3頭の計12頭で争われます。










浦和・桜花賞へ向けたトライアル戦、スプリント適性が高い穴馬に注意


南関東牝馬三冠競走の初戦、浦和競馬場の桜花賞へのトライアル競走・ユングフラウ賞は準重賞になる1990年以前から「桃の花特別」というレース名で実施されていました。


2009年より重賞競走に昇格(南関東重賞格付けSⅢ)、2012年よりSⅡに格上げし、より桜花賞へ向けた前哨戦として明確な位置付けになりました。


主な歴代優勝馬にはクラーベセクレタ、アスカリーブル、カイカヨソウ、ノットオーソリティ、モダンウーマンなどがいます。


南関東有力3歳牝馬の年明け初戦として注目のレースですが、2歳の早い時期から短距離寄りの活躍を見せていた馬にとっては桜花賞より、当然1400mのここが勝負になりますね。


中央で言うところのGⅡフィリーズレビューといった感じでしょうか。


有力となるのは基本的に東京2歳優駿牝馬出走組と思いますが、桜花賞への優先出走権も含め、トライアルでこそ勝負の馬を見極めたいところです。




◎6ジョーストーリー


◯10ヒストリックノヴァ


▲4ハッピースパイラル


△7エミーブレイズ


△1プラチナプライド


△8グラーツィア




メンバー唯一の地元・浦和所属馬◎ジョーストーリーは通算6戦4勝3着2回、昨年11月のローレル賞3着以来の重賞再挑戦になる。

デビューから未だハナを譲った事が無いほどスピード能力に秀でた馬で、前走のシンデレラオープンでは抜群のスピードで先手を取ると4コーナー手前からリードを広げ始め、結果4馬身差の楽勝。

少し後続を待ち過ぎた感じもあるが、ともに3着に敗れた浦和ジュニアチャンピオンやローレル賞を見る限り本質的にはスプリント適性が高い馬だろう。

他にもテンに速い馬は居るが、枠順的には恐らく今回もハナは濃厚。

現時点ではベストの舞台設定で、今後距離が伸びていく路線のレースより今回に対する勝負度合いは非常に高い。





◯ヒストリックノヴァはJRA在籍時の昨年は中山ダート1200mの未勝利戦を7馬身差で圧勝、続くJpnⅢエーデルワイス賞ではスピーディキックに差されたが負けて強しのクビ差2着。

大井に転厩しての初戦、JpnⅡ兵庫ジュニアグランプリは向正面に入るまでに外からの馬が位置を取りに来た為、押し込まれる感じで中団まで下がってしまい結果6着。

前走の東京2歳優駿牝馬は初のマイル戦という事もあり、意図的な感じで中団で脚を溜め徐々に進出、直線早めに抜け出すも一気にエンジンが掛かっていたスピーディキックに突き放されて2着。

今回は距離が1400mに短縮される事で本来の持ち味であるスピードを生かしてある程度は先行すると思われる。

3~4走前の走りから短距離適性は非常に高そうだし、自身は次の桜花賞へ向けた叩きであってもスピーディキックが居ないここはどうしても勝ちが欲しいところだろう。





大井の▲ハッピースパイラルはデビュー戦を優勝し、続く2戦目は2着も、重賞初挑戦のハイセイコー記念は8着に大敗。

ハイセイコー記念は初の1600mに加え、牡馬相手のメンバーレベルも非常に高い一戦だったので度外視出来るレース。

1400mに戻しての牝馬限定の前走ではラストこそ上がり最速の脚を使った2着馬に差を詰められるも着差以上に余裕がある完勝。

まだまだ成長して来そうな感じはする馬だが、現時点でもきっちり折り合って脚は使えているし、前走の勝ち時計からも1400mへの適性は高そう。

好メンバーが揃ったが、強い相手と戦った昨年のハイセイコー記念の経験は今回に生きてきそうだし、じっくり脚を溜められる4番枠もこの馬にとっては良いだろう。

賞金的に桜花賞への優先出走権も何とか欲しいはずで、勝負気配も十分。












馬券はジョーストーリー、ヒストリックノヴァ2頭軸流しの三連複で、オッズによって金額は強弱をつけて買いたいですね。