2月6日(日曜日)中京競馬場で3歳限定芝2000mの重賞競走・きさらぎ賞が行われます。
昨年のきさらぎ賞はラーゴムが優勝。
発走は15:35です。
幾多の名馬が歴代優勝馬に名を連ねるクラシックへの登竜門
昨年、今年と中京競馬場でのGⅢきさらぎ賞になりますが、元々GⅢきさらぎ賞は1961年の創設から1986年までは中京競馬場で実施されていました。
1987年に京都に舞台を移し、距離も幾度と変更されてきましたが、1995年からは芝1800mに固定されています。
昨年、今年は京都競馬場改修工事の影響で元々の舞台である中京競馬場での実施、距離も芝2000mに変更されました。
時期的に3歳三冠戦線へ向けたステップ競走の位置付けで、過去にはスペシャルウィーク、ナリタトップロード、ネオユニヴァース、アサクサキングス、サトノダイヤモンドなどがここを優勝、後のクラシックホースに輝いています。
クラシックへ向けて、賞金を加算したい馬が多く揃い、若駒による熱い戦いが期待出来そうです。
◎3ダンテスヴュー
◯11メイショウゲキリン
▲7フォースクエア
△2マテンロウレオ
△6ストロングウィル
△4アスクワイルドモア
兄弟にカミノタサハラ、ボレアス、ヨーホーレイクなどの重賞ウイナーがいる良血馬◎ダンテスヴュー。
新潟芝1800mのデビュー戦は少しタイミングが合わなかった感じで道中は後方から、直線では外に出されると上がり最速33秒1の脚で2着まで追い上げた。
2戦目の中京芝2000mでは好スタートを切り、インコース好位でしっかり折り合いを付けると、4コーナーでは外に出しながら勢い良く先団へ取り付き、直線では終始余裕のある走りで完勝。
前走のGⅡ東京スポーツ杯2歳ステークスは8枠発走という事もあり、道中は後方に下げて折り合いに専念、直線はインコースに進路を取ったが、外から勢い良く伸びたイクイノックスの1秒0差4着。
前走は少し放された結果に終わったが、勝ち馬とは枠順・直線でのコース取りの差は幾分あった印象で、内容自体は悪くはなかった。
まだまだ成長段階の馬だが、早い時期から活躍出来る血統背景があり、素質の高さが物を言う今の時期なら期待は十分。
3番枠ならスタートを決めて好位からの競馬が出来れば上位争いに入れるだろう。
デビューからダートを使われて3戦目で初勝利をあげた◯メイショウゲキリン。
その初勝利をあげた阪神ダート1800m戦は少しジャンプスタートのような発馬になったが、すぐに2番手に付けると、3~4コーナー中間では早くも先頭、ラストは2着馬にクビ差まで迫られるもレース内容としては着差以上に強い内容。
初の芝になった黄菊賞は6頭立ての5番人気だったが、好スタートから主導権を取り、次走のGⅠホープフルステークス2着馬ジャスティンパレスをゴール寸前まで手こずらせる2着と想像以上の走り。
前走の梅花賞は4頭立てのレース、初の左回りコース、黄菊賞同様ハナを取ると直線でも渋とく食い下がり0秒3差3着。
レースを見ていると非常にスタートからのスピード能力が高い印象で、近走は少頭数の芝中距離戦という事で逃げる形にはなっているが、ダート戦の走りから番手からでも競馬は出来る。
一時はGⅢきさらぎ賞へ出走するか曖昧な感じではあったが結局出走する運びになり、個人的にはここでの走りが楽しみだっただけに嬉しい限り。
2走前の勝ち馬との着差、着順を考えればここでも十分に通用するはず。
エピファネイア産駒▲フォースクエアは過去GⅢきさらぎ賞4勝を誇る池江厩舎の所属馬。
昨年10月阪神芝1800mのデビュー戦は1番人気に支持、スタートで出遅れると内枠という事もあり、直ぐ様強引に先団へ進出、直線はインコースから抜け出すと外から追い込むゴールドローズに迫られたがクビ差凌いで優勝。
デビュー戦は着差的には辛勝だったが、スタートでの出遅れから位置を取りに行くのに前半かなりの脚を使っており、それを踏まえて考えると着差以上に強い内容と言える。
現時点でも名門厩舎所属馬らしく持った素質は高そうだが、前走からの成長を施す意味での休養で、更に馬は地力を増して良化している事だろう。
成長しているであろう今回、スタート五分での競馬ならどんな走りをするか楽しみ。
馬券はダンテスヴュー中心の馬単、三連複で買いたいですね。

