1月16日(日曜日)中山競馬場で3歳馬による芝2000mの重賞競走・京成杯が行われます。






昨年の京成杯はグラティアスが優勝。






発走は15:45です。











皐月賞を見据えて各馬の距離適性を見極める重要な一戦


京成杯はかつて芝1600m戦で実施され、一時はマイル戦という事もあり、GⅠNHKマイルカップへ向けた路線のレースとしての位置付けでした。

1999年に現在の芝2000m戦に変更、その時期から各馬の春の目標へ向けた距離適性を占う意味で重要な位置付けと言えるでしょう。

余談ですが、今ではOP芙蓉ステークス→GⅠホープフルステークス→GⅢ京成杯→GⅡ弥生賞→GⅠ皐月賞と5戦連続で中山芝2000mに絞った究極のローテーションも組めますね(笑)



芝2000mに変更されてからの主な歴代優勝馬にはボーンキング、ヤマニンセラフィム・ローマンエンパイア(同着)、アドマイヤジャパン、ジャリスコライト、サンツェッペリン、エイシンフラッシュ、プレイアンドリアル。
この内、2010年の優勝馬エイシンフラッシュは同年の日本ダービー馬に輝きました。


クラシックを中心に、春の大舞台へ向けてここから有力な存在が登場するか非常に楽しみです。




◎11テンダンス

◯4ヴェールランス

▲12サンストックトン

△14ホウオウプレミア

△5アライバル

△10オニャンコポン

△3フジマサフリーダム

△8ヴェローナシチー

△15ロジハービン




重賞3勝馬カデナを兄に持つジャスタウェイ産駒◎テンダンス。
中京芝2000mのデビュー戦は好スタートから先行、直線で逃げていた馬がラチに激突するアクシデントはあったが、ヴェールランスとの一騎討ちの末1/2馬身差の2着。
2戦目は控えて脚を溜める形の競馬から直線で一気に弾けて0秒7差の楽勝。
GⅡ東京スポーツ杯2歳ステークスはスタートを決めて先頭から離れたインコースの4番手を追走、直線で一旦抜け出すも残り200m辺りで外から併せ馬の形になったアサヒ、イクイノックスに伸び負けて3着。
前走は自ら勝ちに行っての競馬、先着された2頭の良い目標になってしまった形で、悲観するほどではなく、むしろ負けて強しの内容。
スタートが早く、すんなり好位に取り付けるレースセンスの高い馬で、折り合いにも不安がないし、終いもしっかりしている。
欠点らしい欠点が見当たらず現時点でも非凡な能力を見せている。
前走から間隔は開いたが、ここを目標に中間、最終追い切りの動きも良く、状態は申し分なさそう。




母は2016年の桜花賞馬ジュエラー、血統面からもクラシックへの期待が高い◯ヴェールランス。
デビュー戦はペースがペースだけに序盤はインコースで口を割って折り合いは欠いていたが、直線ではテンダンスとの叩き合いを制して優勝。
前走のエリカ賞は外目の枠から好スタートを決めてインコースに入ると、ある程度ペースが流れた事もあり、折り合いに苦労する面はなく、直線では同じくインコース直後でマークしていたサトノヘリオスの目標になる形で差されたが内容自体は上々だった。
今回も先手を主張してきそうな馬が居るので前走同様に折り合いは付きそうで、脚を溜めやすい枠順も良い。
2戦とも異なるペースでも好結果を出せているし、コーナー4つの競馬にも上手く対応しているので、初の中山コース、芝2000mの舞台に不安は無い。
輸送による極端な馬体減が無ければ好勝負だろう。





兄は中長距離路線で活躍しているオープン馬サンアップルトン、その弟である▲サンストックトン。
デビュー戦はホウオウプレミアとの叩き合いになりクビ差2着、2戦目では前に行っていた分、勝ち馬の目標になる形での3/4馬身差の2着。
前走は中団で脚を溜める形の競馬で上がり最速の脚を繰り出して順当勝ち。
デビューからの2戦は仕掛けのタイミングひとつの差が出た印象で、ともに勝ちに等しい内容。
前走は終いを生かす形で勝ったものの、先行して渋とさを生かした競馬の方が良い感じはする。
中山芝2000mを経験しているのは魅力で、折り合いにも全く不安が無い。
兄と同じく長い距離は合っているし、持ち時計も十分。
相手なりに走ってきそうなタイプで、このメンバーでも好位からの競馬が出来れば楽しみ。












馬券はテンダンス中心の馬単、三連複は相手を手広く押さえて買いたいですね。