1月13日(木曜日)船橋競馬場で南関東所属馬による1000mの重賞競走・船橋記念が行われます。
発走は20:10です。
地元・船橋5頭、川崎4頭、大井、浦和各2頭の計13頭で争われます。
リピーター率が高い船橋ワンターン1000m重賞
船橋記念は1956年に創設、かつてはアラブ系競走馬による重賞競走として実施されていた船橋競馬伝統のレース。
1998年にサラブレッド系競走馬による重賞競走に変更、2006年には開催時期を1月に移し、距離も1800m→1000mと施行条件が大きく変わりました。
歴代優勝馬には何と言っても2012年~2015年と4連覇を飾ったナイキマドリードが印象的ですが、更に2018年、2019年のアピア、2020年、2021年のキャンドルグラスもそれぞれ連覇するなど、リピーター重賞としての特徴が濃いレースですね。
南関東重賞格付けSⅢ以上を思わせる非常に良いメンバーが揃いました。
今年の南関短距離戦線はもちろん、短距離ダートグレード戦線へ向けても重要な一戦になりそうです。
◎2コパノフィーリング
◯4アザワク
▲10アドバイザー
△1ルーチェドーロ
△6キモンルビー
△5シャインカメリア
△12コウギョウブライト
JRA在籍時にはダート1200mのオープン特別で上位争いした実績はあったが、昨年6月に船橋に転入し一気に素質が開花した◎コパノフィーリング。
(2021年 兵庫ゴールドカップ出走時)
転入初戦で1着、続く習志野きらっとスプリットでは船橋記念連覇、ダートグレード競走でも好戦しているキャンドルグラスを抑えて重賞初制覇。
アフター5スター賞は厳しい展開で粘りを欠いた6着、兵庫ゴールドカップでは勝負どころから持ったままで0秒6差の楽勝。
前走の笠松グランプリは7F戦ながら勝ちに行く競馬で、最後はダノングッドには放されたが負けて強しの2着。
ベストとは言い難い条件でも上位争いしているように能力に疑いようは無く、ワンターンコースの船橋1000mは2戦2勝と今回は一気に条件が好転。
何がなんでもハナを切りたいタイプでもなく、番手からでも競馬が出来る。
連覇の可能性は十分にあるし、大きく崩れる事は無さそう。
2歳時からJpnⅢエーデルワイス賞2着など高いスピード能力を見せている◯アザワク。

(2020年 兵庫ゴールドカップ出走時)
グランシャリオ門別スプリント連覇、道営スプリント優勝と重賞3勝を上げたホッカイドウ競馬の短距離女王は今回が船橋に転入しての初戦。
船橋記念と同じ舞台設定の習志野きらっとスプリントは過去2年連続で出走し、4、7着。
今年は道営スプリントを優勝したが、正直1200m戦ではラストが甘くなる面があり、1000m戦は通算(6・0・0・2)の成績通りベストな距離。
前走でも決して良い条件とは言えない中でも3着に粘っており、地力が強化された今年は習志野きらっとスプリント以上の結果が期待出来る。
昨年の船橋記念はゴール前でキャンドルグラスに僅かに半馬身差されて涙を飲んだ▲アドバイザー。
これまでの通算成績は(13・5・2・2)、2度の馬券外はデビュー2戦目の5着と今年の習志野きらっとスプリント4着のみ。
安定した先行力で好位に取り付けるレースセンスの高い馬なので大崩れしにくく、前哨戦の前走も1番人気に支持され3着に敗れはしたものの今回へ向けて上々の内容だった。
船橋1000mは(2・1・1・1)と得意にしており、計算通りに前走を叩いて目標にしていたレースであるここは状態が更に上向いての出走になるだろう。
馬券はコパノフィーリング中心の三連複で買いたいですね。