1月9日(日)中京競馬場で芝1600mの3歳重賞・シンザン記念が行われます。






昨年のシンザン記念はピクシーナイトが優勝。





発走は15:45です。











新たな位置付けが浸透してきた3歳マイル重賞


レース名にあるシンザンは1964年に史上2頭目の三冠馬に輝き、翌年には天皇賞・秋、有馬記念も制し〝五冠馬〟と呼ばれた名馬。

GⅢシンザン記念はそんな五冠馬シンザンを記念し、1967年に創設されました。


創設当初からここで好成績を収めた馬はそのまま春のクラシックレースへ出走、2002年の優勝馬タニノギムレットは同年のダービー馬に輝きました。

その他の代表的な歴代優勝馬である2012年ジェンティルドンナ、2018年アーモンドアイなど、牝馬にとってはGⅠ桜花賞と同じマイル戦という事で、そこを目指した有力馬は多く出走していますが、近年のクラシックを見据えた牡馬の有力どころの出走は少なくなった印象ですね。


距離が距離だけに、本分はGⅠNHKマイルカップを見据えたレースですね。


昨年は後にGⅠスプリンターズステークスを制したピクシーナイトが優勝していますし、今後のマイル~短距離戦線の主役に成りうる馬がここから登場するか非常に楽しみです。




◎2ラスール

◯8ウナギノボリ

▲1ビーアストニッシド

△3ソリタリオ

△6カワキタレブリー

△10マテンロウオリオン

△9レッドベルアーム




兄は重賞3勝をあげたシャケトラ、藤澤和雄厩舎のキタサンブラック産駒◎ラスール。
昨年10月東京芝1600mのデビュー戦はスタートで出負けするも、すぐに好位に取り付き、直線で進路を確保して追い出されると一気に3馬身1/2突き抜けて優勝。
上がりは34秒0の最速でスタートがまともだったらもう少し余裕を持った勝ち方が出来ていただろうし時計も詰まったはず。
父の産駒に似合わない素軽さが感じられ、追い出してからの反応も良い。
数多くの名馬を輩出してきた陣営からも昨年引退したグランアレグリアを引き合いに出すようなコメントが出ており、その期待の高さが窺える。
前走に続いての左回りのマイル戦、インコースが有利な開催2日目での絶好枠。
ここは今後へ向けて確実に賞金を加算をさせたいはずで、勝負度合いもそれなりに高いだろう。





ドレフォン産駒◯ウナギノボリはその名前も去ることながらデビュー戦を見事優勝、2戦目のGⅢサウジアラビアロイヤルカップでも前評判の高かった有力どころ相手に互角の勝負に持ち込んで僅差4着。スタートに大きな課題がある馬で、特にGⅡデイリー杯2歳ステークスは大きな出遅れが影響し、追走に手一杯になってしまった中での殿負け。
前走の1勝クラス・こうやまき賞は再びスタートから出遅れ、更にペースが遅かった事もあり、序盤は掛かり気味、それでも3~4コーナーからは外を回しながらもラストは先に抜け出したソリタリオにクビ差まで迫り2着。
上がりはもちろん最速で、コース取りからも勝ち馬より強い競馬をしていたのは明白。
引き続きの同舞台、五分のスタートから直線で有力どころを射程に入れるような競馬が出来れば突き抜けても不思議ではないだろう。





絶好の1枠1番を引き当てた▲ビーアストニッシドは前走2000m戦のGⅢ京都2歳ステークスではハナを切って0秒1差2着。
前走は内回りコースで内枠・先行有利な舞台だけに今回への参考になるかは微妙なところだが、重賞で2着の実績は、やはりこのメンバーに入れば上位。
能力は確かな馬で、今回も枠を生かしてハナを切りたいところも、前走はあくまでも2000m戦で、ここは1400m戦を使ってきた馬も多く出走しているだけにハナを取れるかは微妙な面はある。
それでも好位からでも競馬は出来るし、絶好枠に変わりはなくマイルも2回経験しており距離に不安はない。
単穴としては魅力十分な馬だろう。













馬券はラスール中心の三連単、三連複で買いたいですね。