明日の中山競馬場のメインレースはダート1200mの重賞競走・カペラステークスです。







昨年のカペラステークスはジャスティンが優勝。








発走は15:20です。












JRA唯一の6Fダート重賞・カペラステークス



ダートの本場アメリカでもそうですが、1200mはダート競馬では施行回数が非常に多いポピュラーな距離設定。



地方競馬のダートグレード競走との兼ね合いはありますが、それでもJRAのダート1200m重賞は年間でこのGⅢカペラステークス1鞍のみ。


中山ダート1200mは非常に施行回数が多い舞台で、それ故コース巧者が多く揃いやすく、毎年の顔ぶれからGⅢ以上に価値がある重賞競走と言えます。


優勝馬には翌年のサウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるサウジカップデーでのリヤドダートスプリント(GⅢ・ダート1200m)への優先出走権が与えられる事もあり、年々注目度も上昇。


個人的にも好きなレースのひとつですし、非常に楽しみです。







◎3アポロビビ


◯9オメガレインボー


▲1リュウノユキナ


△4ダンシングプリンス


△16モズスーパーフレア


△12ミスズグランドオー


△14ディサーニング






父アポロキングダムは自身の成績は目立たなかったがレモンドロップキッド産駒の米国血統馬として障害GⅠホースのアポロマーベリックを輩出するなど種牡馬成績は上々。

そんな父の平地での代表産駒となるのが◎アポロビビで、既に中央競馬で5勝、それも全て中山ダート1200mという現役屈指のコース巧者。

発馬に課題はある馬だが、その分ラストの追い込みが魅力的な馬で、展開が味方した感じはあったが3月の千葉ステークスが非常に強い内容。

前走は着順的に見栄えはしないが、出負けしながらもラストはしっかり差を詰めていたように休み明けとしては悪くない走り。

今回はモズスーパーフレア、ダンシングプリンスに加え、デュアリスト、ミスズグランドオー、ディサーニングと前掛かりな馬が揃い先行激化が予想され、展開利が大きく見込める。

前半3F33秒半ばくらいには流れそうで、ここはゴール前強襲の期待大。






今回が初の6F戦となる◯オメガレインボーは近走の充実振りが非常に著しい馬。

近2走の内容も良く、重賞でも相手なりに走れるようになっており、ラストは確実に脚を使っている。

1400mでは(1・1・0・3)、勝ち鞍は未勝利戦での物だが、今年3月のポラリスステークスでは後方14番手から上がり最速をマークして0秒6差7着まで差を詰めており、この距離短縮は合いそうな雰囲気がある。

使ってきた距離から前半は置かれそうだが、前掛かりなメンバーが多いだけに、アポロビビ同様この馬にも展開が非常に向いてくれそう。

久々にコンビを組む岩田康誠騎手なら決め打ちして腹を括った騎乗をしてきそう。






JpnⅢ東京スプリント、JpnⅢクラスターカップとダート1200mの重賞を2勝、今年ダート短距離路線で大きく飛躍した▲リュウノユキナ。

6F戦で8戦連続して連対していたように、今年のJpnⅠJBCスプリントが金沢1400mで行われたのはこの馬にとっては非常に不運で結果5着。

もちろん、ベストとは言い難い前走は度外視出来るレースで、ダート6Fなら当然見直し・巻き返しが期待出来る。

今回と同じ舞台設定だった今年1月のジュニュアリーステークスでは前半32秒台で流れ先行勢は壊滅、それでもこの馬は直線手前3番手の好位から6馬身差の圧勝と非常に強い内容。

このレース内容だけでも中山ダート1200mがこの馬にとってのベスト舞台と思わせる。

安定して中団~好位進出の競馬が出来る馬で、展開にも左右されにくいのは魅力で、後は57キロの斤量、内枠を上手く捌ければ。














馬券はアポロビビ中心の三連複、馬単で買いたいですね。


今週一番の勝負レースだけに何とか当てたい。