明日、中山競馬場で平地日本最長距離の重賞競走・ステイヤーズステークスが行われます。
昨年のステイヤーズステークスはオセアグレイトが優勝。
発走は15:25です。
平地日本最長距離レース・ステイヤーズステークス。
これまで名うてのステイヤーが凌ぎを削ってきた伝統の芝3600m戦。
日本では菊花賞、天皇賞・春と3000m以上のGⅠ競走は2レースのみ、菊花賞は3歳限定戦の為、遅咲きの長距離馬にとって実質は天皇賞・春1レースと言えるでしょう。
長距離得意でもGⅠでは厳しい馬達にとっては、上半期はGⅢダイヤモンドステークス、GⅡ目黒記念、下半期はGⅡアルゼンチン共和国杯、GⅡステイヤーズステークスが主流なローテーション。
その中でも最長距離であるGⅡ競走ステイヤーズステークスは、距離が長ければ長いほど良い馬達の最大目標と言っていい、年間の総決算的なレースになります。
距離が距離ですし、じっくりレースを楽しみたいですね。
◎5アイアンバローズ
◯2ヴァルコス
▲11ディバインフォース
△9ボスジラ
△8トーセンカンビーナ
△10カウディーリョ
△12ゴースト
△13シルヴァーソニック
昨年3歳時からクラシックのトライアル競走に挑戦するなど素質の高さを窺わせていた◎アイアンバローズ。
3歳秋以降からは自己条件戦を使いながら徐々に力を付け、今年5月にオープン入り。
連勝の勢いで挑んだGⅡ京都大賞典は3番人気の支持を集めるも、プラス18キロの馬体が影響してか最後は脚が止まって12着。
仕切り直しの前走GⅡアルゼンチン共和国杯は好位追走から最後は甘くなったが6着と、一度叩かれて前進した。
これまで2500mまでの経験しか無く、距離に関してはやってみないと分からないが、去年の勝ち馬オセアグレイトと同じオルフェーヴル産駒だけに適性は十分にありそう。
好位から速い上がりを使える馬だけに展開面での不安は少ない。
昨年はGⅡ青葉賞で2着、GⅠ東京優駿・日本ダービー、GⅠ菊花賞にも出走した◯ヴァルコス。
GⅠ菊花賞後に球節の靭帯を傷め長期休養に入っていたが、前走Lカシオペアステークスでは勝ち馬から0秒6差7着と約1年振りを考えれば上々の内容。
今回は文字通り叩かれた上積みが見込めるし、馬体も更に締まって状態は上がっているだろう。
3000mのGⅠ菊花賞出走の経験があるとはいえ、距離は未知数も、父ノヴェリスト、母の父ダンスインザダークなら血統的に合わない事はないはず。
ロス無く立ち回れそうな枠順を生かして上位争いを期待。
一昨年3歳時のGⅠ菊花賞4着の実績が光る▲ディバインフォース。
今年のGⅠ天皇賞・春は後方待機勢には厳しい展開になり15着に大敗。
1番人気に支持された前走はスタートで出遅れ、最後は後方から追い込むも4着。
それでもトップハンデタイながら、上がり最速タイをマークして4着まで追い上げたあたり、展開を考えれば負けて強しの内容。
今回は格上挑戦になるが、GⅠ菊花賞4着から格負け感は無いし、メンバー的には十分に通用するはず。
前走3000mからの今季3走目で状態は高いレベルにあるだろう。
馬券はアイアンバローズ中心の三連複で買いたいですね。

