明日はホッカイドウ競馬のシーズン最終開催日。





門別競馬場で短距離・中距離、ホッカイドウ競馬それぞれの距離によるチャンピオン決定戦が行われます。









まずは短距離戦・道営スプリントです。








昨年の道営スプリントはジャスパーシャインが優勝。








発走は20:00です。















ホッカイドウ競馬・短距離王決定戦・道営スプリント。





ダートグレード競走のJpnⅢ北海道スプリントカップを除くとグランシャリオ門別スプリント、エトワール賞、ウポポイオータムスプリントからなるホッカイドウ競馬短距離路線、その最高峰となる道営スプリント。



昨年はJpnⅢ北海道スプリントカップ、ウポポイオータムスプリントと短距離重賞2勝をあげたメイショウアイアンが同時期に行われるJpnⅠJBCスプリントへ挑戦しました。


地方所属の強いスプリンターにはJBCへ挑戦してもらいたいところですが、強力なJRA勢や他地区の強豪相手のレースよりも、可能性が高い所属地区限定重賞を目標にするのは仕方が無いですね。


ましてや優勝賞金は1000万円と高額。



まあ、その分ホッカイドウ競馬短距離路線の有力どころがズラリと揃い、好レースが期待出来そうですね。



昨年は格上挑戦の3歳馬ジャスパーシャインが驚異的な末脚で優勝、連覇を目指して今年も出走して来ましたが、果たしてどんな結末が待っているのか。





◎9アザワク

◯10ジャスパーシャイン

▲12メイショウアイアン

△2イダペガサス

△5ソロユニット

△4スマートアヴァロン

△11スティールペガサス





今年グランシャリオ門別スプリントを優勝、昨年に続き連覇を果たした◎アザワク。



(2020年 兵庫ゴールドカップ出走時)


全7勝中6勝を1000mであげているように、ここは1Fベストより長いが、1200mでも今年のオープン特別で3馬身差で優勝。
2歳時にJpnⅢエーデルワイス賞2着、昨年の道営スプリント3着、その他のレースでも僅差の勝負をしているように1200mもそこまで悪いイメージは無い。
非常にテンのスピード能力が高い馬で、その高いスピードから昨年の小回り園田・兵庫ゴールドカップではハナを取るも1コーナーで大きく外に膨らんで結果10着。
そんなスピード能力から、ここもハナは濃厚で、1200mでもリラックスして走れれば十分に上位争いになるだろう。







昨年の優勝馬で道営スプリント連覇が懸かる◯ジャスパーシャイン。
格上挑戦で挑んだ昨年の道営スプリントは道中最後方、直線に入っても後方2番手の位置だったが、他馬が止まって見える上がり最速35秒4の脚で一気に突き抜けた。
道営スプリント優勝後、1400mの笠松グランプリ6着、今年に入って3戦を使い徐々に復調、オープン特別優勝、エトワール賞2着、ウポポイオータムスプリント優勝と確実に最大目標の道営スプリントに照準を合わせて来た。
近2走連続で上がり35秒台をマーク、昨年より成長して強くなっている印象で、ここもラストは確実に追い込んで来るはず。






▲メイショウアイアンは昨年のJpnⅢ北海道スプリントカップで10歳馬ながらJRAマテラスカイをハナ差先着しダートグレードのタイトルを掴んだ。
その後もJpnⅢクラスターカップ5着、ウポポイオータムスプリント優勝、JpnⅠJBCスプリント挑戦など全国区で活躍。
昨年の道営スプリントはJBC遠征の為不出走、今年は勝ち星こそ無いが重賞レースで善戦を続けているように、11歳馬で昨年より多少パフォーマンスが落ちた感じはするものの極端な衰えは感じない。
自分なりに脚は使っているので、展開がハマれば後もうひと押しも期待出来そう。













馬券はアザワク中心の三連複で買いたいですね。














続いて中距離部門のチャンピオン決定戦・道営記念です。








昨年の道営記念はクインズサターンが優勝。








発走は20:40です。















ホッカイドウ競馬のグランプリレース・道営記念。




ダートグレード競走を覗けば、3歳の北海優駿と並ぶホッカイドウ競馬最高峰のレース。


長く道営最強馬を決める一戦として定着、今年の開催シーズンラストを飾るグランプリ競走。


道営スプリント同様、開催時期の兼ね合いもありますが、北海道所属馬にとってはJBC競走より、やはりここがシーズンラストという事で、その高額賞金から当地所属馬にとっての最大の目標になって来るレース。



昨年の優勝馬クインズサターンを初め、豪華なメンバーが揃いましたが、既存の有力勢対新興勢力との対決が見所。



ホッカイドウ競馬ラストを飾るにふさわしいメンバーで、見応えある戦いが見れそうです。





◎12リコーワルサー

◯6リンノレジェンド

▲7サンビュート

△12クインズサターン

△1ルールソヴァール

△9ネーロルチェンテ





南関在籍時には鎌倉記念優勝、羽田盃2着、JRAの芝でも適性を見せていた◎リコーワルサー。
南関古馬重賞でも上位争いした実力馬で、今年の夏にホッカイドウ競馬へ転入。
勝ち星はあげられていないが、安定したレース振りで2、3、2着。
前哨戦・瑞穂賞では4コーナーで果敢に先頭に出る積極的な競馬でリンノレジェンドにクビ差2着、あわや優勝かと思わせるシーンを演じた。
2000mは南関時を含めて(0・1・1・2)と勝利は無いが悪い成績でもなく、その立ち回りの上手さから十分にこなせる範囲。
正直、勝ち切れるかは分からないが、相手なりに走るタイプで、馬券の軸としては一番良さそうに感じる。







3歳時の道営三冠戦線はリンゾウチャネルの前に善戦止まりだった◯リンノレジェンド。

その後大井・黒潮盃、盛岡・ダービーグランプリ、そして道営記念と重賞3連勝、一時は次世代の地方競馬のエースとしての期待もあった存在。

ダートグレード競走には手が届いていないが、昨年は金沢のイヌワシ賞で大差を付ける圧勝、今年も重賞2勝をあげ、きっちり道営記念に合わせて来た。

春の赤レンガ記念では昨年の道営記念優勝馬クインズサターンに3馬身差を付け、前哨戦・瑞穂賞では一旦前に出られたリコーワルサーを差し返した。

ここもハナを取れそうな顔ぶれで、単騎で逃げれば当然好勝負。








今年5月のJRA2勝クラスを勝ってホッカイドウ競馬に転入してきた▲サンビュート。

オープンクラスに編入され、1800m戦、2600m戦と連勝。

重賞初挑戦の旭岳賞は前3頭が引っ張る展開を4番手から追走、3~4コーナーから長く良い脚を使い、ラストはクインズサターンと一騎討ちの末惜しくもアタマ差の2着。

先に動いた分、勝ち馬の目標にされての競馬ながらの大接戦で、勝ちに等しいと言える強い内容だった。

旭岳賞2000mでの走破時計2分5秒2(不)はクインズサターンと同じく持ち時計No.1タイ。

好位で脚を溜める安定した走りで、一気に道営競馬の頂点に立つ可能性は十分。
















馬券はリコーワルサー中心の三連複で買いたいですね。