日本時間昨晩、パリロンシャン競馬場で行われました第100回凱旋門賞はドイツからの遠征馬トルカータータッソが優勝しました。









日本から挑戦した2頭、クロノジェネシスは7着、ディープボンドは最下位14着でした。











それでは軽くですがレースを振り返っていきましょう。







レースは少しバラつき加減も、日本のディープボンド、クロノジェネシスはしっかりゲートを出ました。






ディープボンドは好スタートも、二の脚が付かず思ったより後ろの位置、積極的にハナを取ろうとする馬が出てこず、少し先団は牽制し合う。



クロノジェネシスは鞍上が意図的に誘導したのか馬群から離れた外を単騎で追走。








結局ハナを切ったのは武豊騎手のブルーム、外の好位からアダイヤー、クロノジェネシスも徐々に馬群に近づき好位へ。






奥深い向正面、武豊騎手ブルームのマイペースの逃げ、しかし、アダイヤーが常にブルームにプレッシャーを掛ける形で2番手、クロノジェネシスも少し掛かり気味ながらも好位をキープ。



それら先団をマークする形で外からドイツのトルカータータッソ、ハリケーンレーン、タルナワは中団、スノーフォールは馬群後方で脚を溜める。



ディープボンドは外目の中団~後方。






フォルスストレートに入り、アダイヤー、クロノジェネシスが掛かり加減でブルームの前に出る。



依然タルナワはひたすらインコースで脚を溜め、すぐ隣にはハリケーンレーン、トルカータータッソは抜群の手応えで先団を見る位置をキープ。






直線に入り、アダイヤーが一気に馬群を引き離しに掛かり、早くも1~2馬身のリードを付ける。



離されまいとクロノジェネシスも懸命に食い下がる。






粘るアダイヤーに中々クロノジェネシスは馬体を併せる事が出来ず、インコースからはひたすら脚を溜めていたタルナワが伸びて来る。




外からハリケーンレーン、大外からスノーフォール、トルカータータッソ。






アダイヤーは粘りを欠き、クロノジェネシスも既に後方勢に飲み込まれ、今度はタルナワ、ハリケーンレーン、トルカータータッソと中団で脚を溜めていた馬達の追い比べになる。



ディープボンドは圏外に後退。






最後は外から鋭く伸びたトルカータータッソがタルナワ、ハリケーンレーンをまとめて差し切ってゴール。



接戦の2着争いは終始インコースに進路を取ったタルナワに軍配、ハリケーンレーンは3着。







日本の単勝オッズでは13番人気、単勝万馬券の大穴だったドイツ調教馬トルカータータッソ。




まさかの愛馬の勝利にトルカータータッソの厩務員さんは感極まって泣き崩れました。








第100代凱旋門賞馬トルカータータッソ。




ドイツ調教馬の凱旋門賞優勝は100年の歴史の中で3頭目、2011年のデインドリーム以来10年振り。



デインドリームは同年、日本のジャパンカップに遠征、1番人気に支持されましたが6着。



トルカータータッソにはデインドリームの無念を晴らすべく、是非とも来日して欲しいところです。











7着に敗れた日本馬クロノジェネシスと鞍上のマーフィー騎手。


日本の重馬場とはまた違ったタフな馬場に加え、58キロの斤量、レース直前の輸送も影響したか。


それでも直線入り口では見せ場は作ったように、先頭のアダイヤーと併せ馬の形に持ち込めていればもう少し粘ったかも知れません。





もう1頭の日本馬ディープボンドはレース後のジョッキーの談話では好スタートも、馬場を気にしてかグリップが効かず前に進まなかったようです。


離れた最下位だけに馬に異常が無ければ良いんですが。












馬券はタルナワ中心の三連複フォーメーションが的中するも、タルナワ頭の馬単流しも買っていただけに。



三連複+馬単を買う時、お金に余裕がある時は馬単マルチにするんですが、スプリンターズステークス、ダービーグランプリもハズレていたのでどうしてもマルチで買えませんでした(-_-;)



馬単は7万超えですか、、、



的中とはいえ、まだまだ自分は甘いと自覚しました。





凱旋門賞に出走して来るドイツ調教馬は大体本国のトップクラスなんですが、ドイツ馬はいつもフランス、イギリス、アイルランドに比べると過小評価されています。


トルカータータッソは力の要る本国の馬場で結果を出していましたし、前走も稍重のバーデン大賞を優勝、登録馬が発表された時からどうせ人気もしないだろうし、絶対に買おうと思っていました。


重馬場発表のパリロンシャンの馬場が合っていたとはいえ、まさか頭に来るとは流石に想定外でした。












今年も非常に熱い戦いが繰り広げられた凱旋門賞。



日本の悲願達成は成りませんでしたが、挑戦しない事には何も始まりませんし、また来年我こそはという日本馬の登場を楽しみに待ちたいですね(^-^)





クロノジェネシス、ディープボンドともにお疲れ様でした。


帰国までが遠征なので無事に帰って来て下さい。