本日、中山競馬場のメインレースはサマーマイルシリーズの最終戦・京成杯オータムハンデキャップです。
2002年、2003年京成杯オータムハンデキャップ優勝馬ブレイクタイム
父デインヒル
母ホマレノプリンセス
(プリンスオブバーズ)
鹿毛・牡馬
23戦6勝
主な成績
優勝2002年京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)
優勝2003年京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)
2着2001年安田記念(GⅠ)
2着2002年アイビスサマーダッシュ(GⅢ)
代表産駒
タニタニ
優勝2014年3歳未勝利
※レース名・格付けは当時の表記です。
発走は15:45です。
ハンデ戦です。
サマーマイルシリーズのラストを飾る京成杯オータムハンデキャップ。
サマーマイルシリーズはポイント最上位のロータスランドの優勝が濃厚も、路線としては秋のGⅠマイルチャンピオンシップを目指す馬にとって重要なステップレースになって来ますね。
ここからGⅡ富士ステークス・GⅡスワンステークス、そしてその先のGⅠマイルチャンピオンシップという流れのマイル路線ですが、今年はこのレースを前哨戦に海外へ向けて始動する馬も居たりと、ハンデの重賞競走ながら好メンバーが揃った印象。
唯一の3歳馬にして昨年の2歳チャンピオン・グレナディアガーズはここを叩いてアメリカのGⅠブリーダーズカップ・マイル(11月6日・デルマー競馬場・芝1600m)に遠征予定。
今年はGⅠ/JpnⅠホースが3頭出走と、各馬秋の目標に向けて好レースが期待出来そうです。
それでは京成杯オータムハンデキャップの予想を紹介します。
評価順で。
◎4グランデマーレ
◯1グレナディアガーズ
▲2カテドラル
△10カラテ
△13スマートリアン
△7マルターズディオサ
△12カレンシュトラウス
本命はグランデマーレ。
2歳時はデビュー戦を逃げて3馬身差、続く1勝クラス・葉牡丹賞では2歳日本レコードで優勝とクラシックでの活躍が大きく期待されていたグランデマーレ。
しかし、骨折により長期の戦線離脱、コントレイルに次ぐ2番人気に支持された復帰戦のGⅡ神戸新聞杯は先行するも17着、自己条件戦でも11着に大敗。
立て直されての今年初戦の2勝クラス、準オープン戦を連勝、無理をせず馬体も成長してきたのが功を奏し、再び軌道に乗ってきた。
前走のGⅢ関屋記念はモタれる面を見せて後方からの競馬になり5着に敗れたが、上がり最速をマークし勝ち馬から0秒3と、やはり高い能力を感じさせる内容だった。
距離は違えど中山はレコードタイムを叩き出したコースで、スピードもある馬なので開幕週の馬場に不安は無い。
右回りは4戦無敗、マイルの距離も合っているし、ここは好枠を味方に上位争いを期待出来る。
対抗はグレナディアガーズ。
期待のフランケル産駒として3戦目の未勝利戦を優勝した後、格上挑戦でのGⅠ朝日杯フューチュリティステークスを7番人気ながらレコードタイムで優勝、2歳チャンピオンに輝いたグレナディアガーズ。
今年初戦のGⅢファルコンステークスはアタマ差の2着、GⅠNHKマイルカップでは積極的な競馬、脚質的に後ろで脚を溜めていた馬の目標になってしまったレースで3着。
近2走勝ち星に見放されているが、レース振りは安定しており、能力に疑いようは無いので、あくまでも展開ひとつの内容。
ここは今季初戦になるが、夏を越しての成長はもちろんあるだろうし、2戦無敗の右回りに替わるのもプラスに働きそう。
開幕週でロス無く立ち回れる有利な枠が当たったし、56キロの斤量もGⅠ勝ちの実績を考えれば妥当と言える。
何と言ってもGⅠブリーダーズカップ・マイル挑戦を控えているだけに始動戦から勝負気配は高そう。
カテドラルは重賞勝ちは無いが、3歳時のGⅠNHKマイルカップで3着、GⅢでも2着が4回ある実力馬。
春に同舞台のGⅢダービー卿チャレンジトロフィー2着で中山コースには問題無いし、前走にしても展開を考えれば強い内容。
マイルへの距離短縮はもちろんプラスで、好枠から上手く立ち回る事が出来れば面白い存在。
馬券はグランデマーレ中心の馬単、三連複で買いたいですね。

