明日の中京競馬場のメインレースはサマースプリントシリーズの最終戦・セントウルステークスです。
2004年、2005年セントウルステークス優勝馬ゴールデンキャスト
父タイキシャトル
母リターンバンダム
(Ninisky)
栗毛・牡馬
55戦8勝
主な成績
優勝2004年セントウルステークス(GⅢ)
優勝2005年セントウルステークス(GⅢ)
2着2006年北九州記念(GⅢ)
2着2007年笠松グランプリ(重賞)
※レース名・格付けは当時の表記です。
発走は15:35です。
優勝馬にはGⅠスプリンターズステークスの優先出走権が与えられます。
サマースプリントシリーズのラストを飾るセントウルステークス。
GⅡセントウルステークスはサマースプリントシリーズを戦ってきた馬とGⅠスプリンターズステークスを見据えた馬の前哨戦として、毎年好メンバーになりますね。
過去にはビリーヴ、ビッグアーサー、ファインニードル、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュなどのトップスプリンターが優勝。
特に昨年の優勝馬ダノンスマッシュはその後GⅠスプリンターズステークスで2着、続くGⅠ香港スプリントを優勝。
今年はラウダシオン、レシステンシアとGⅠホース2頭に加え、カレンモエ、クリノガウディーなど勢いある馬、更には次世代を担う魅力ある3歳馬と、多彩なメンバーが出走。
GⅠスプリンターズステークスはもちろん、舞台が昨年同様に中京芝1200mという事で来年のGⅠ高松宮記念までを見据えた注目のレースになりそうです。
それではセントウルステークスの予想を紹介します。
評価順で。
◎8レシステンシア
◯10ジャンダルム
▲4レッドアンシェル
△14クリノガウディー
△3ラウダシオン
△11カレンモエ
△15ピクシーナイト
△5タイセイビジョン
△13ナランフレグ
本命はレシステンシア。
2歳時は3戦無敗でGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズを優勝、2歳女王に輝いたレシステンシア。
3歳になってからはGⅠ桜花賞、GⅠNHKマイルカップともに2着、勝ち星はあげられなかったが、マイル戦でトップクラスの活躍を見せた。
今年に入ってからは本格的に短距離路線に参入、初戦のGⅢ阪急杯を優勝、続くGⅠ高松宮記念では重馬場の中、中団からの競馬になったが、GⅠ香港スプリント優勝馬ダノンスマッシュのクビ差2着とトップスプリンターとして遜色無い走りを見せた。
前走のGⅠヴィクトリアマイルは続けて短距離を使われた影響もあったのか6着に終わったように、やはりスピード身上の馬だけに現状はスプリントがベスト。
今回は1200mへの距離短縮、休み明けで目標は次になるが、坂路での最終追い切りは馬なりで4F52.0~1F11.9と牝馬の当週追いとしては十分なタイムを計時。
中京芝1200mは2着に好走したGⅠ高松宮記念と同舞台、脚質的に開幕週も良いし、何より鞍上にルメール騎手を配して来たあたりは秋の始動戦ながらも勝負度合いは高い。
対抗はジャンダルム。
父はアメリカの芝GⅠで3勝をあげたキトゥンズジョイ、母は2002年スプリンターズステークス、2003年高松宮記念、2002年のセントウルステークス優勝馬の名牝ビリーヴという良血馬ジャンダルム。
その血統の期待通り、デビュー戦、GⅡデイリー杯2歳ステークスと連勝、GⅠホープフルステークス2着と活躍。
3歳時のクラシック競走では好結果を出せなかったが、マイル戦に矛先を向けると徐々に復調、リステッド競走で2勝をあげ、更に距離を詰めた短距離ではGⅢ阪急杯3着、初の芝1200mのL春雷ステークスを優勝。
1番人気に支持された前走のGⅢ北九州記念はスタートでの出負けがあり7着。
それでもラストは差を詰めていたし、57.5キロの重い斤量も影響したか。
今回は56キロと斤量は軽くなるし、何よりまだ1200m戦で底を見せていない魅力があるので、ここは当然見直しが必要になってくるだろう。
本来はある程度前目に付けてこそ持ち味が生きる馬だろうし、開幕週の馬場でも2走前の持ち時計なら十分に通用するはず。
武豊騎手が前走に続いて手綱を取る重賞2勝馬レッドアンシェル。
前走のGⅢ北九州記念はトップハンデ58キロを考えればそこまで悲観する内容ではなく、叩き2走目、56キロなら更に前進が期待出来そう。
馬券はレシステンシア中心の三連単、下位評価の馬は三連複で押さえたいですね。

