明日、中山競馬場で秋華賞トライアル・紫苑ステークスが行われます。
昨年の紫苑ステークスはマルターズディオサが優勝。
発走は15:45です。
3着までにGⅠ秋華賞の優先出走権が与えられます。
地方・岩手からキヨラが参戦。
牝馬三冠最後の一冠・秋華賞出走を懸けての紫苑ステークス。
今年の牝馬三冠路線はGⅠ桜花賞がソダシ、GⅠ優駿牝馬・オークスをユーバーレーベンがそれぞれ優勝。
ユーバーレーベンはぶっつけでGⅠ秋華賞に向かうようで、やはりGⅡ札幌記念で古馬相手に快勝した白毛の桜花賞馬ソダシが路線の中心的存在になりますね。
今回はそんなソダシを初め、ユーバーレーベン、サトノレイナスなど実績上位勢に対して本番で惑星的な存在になりうる馬が登場するのかが見所のひとつ。
オープン特別時代の紫苑ステークスはあまり本番に直結するトライアルでは無かった印象ですが、2016年に重賞競走に昇格してからは勝ち馬・上位馬のその後の活躍が目覚ましいですね。
ここで上位争いした馬はGⅠ秋華賞はもちろん、ディアドラ、ノームコアなどのように、古馬になってからもトップクラスで活躍を続ける馬が居るかも知れません。
それでは紫苑ステークスの予想を紹介します。
評価順で。
◎8メイサウザンアワー
◯15スライリー
▲11ファインルージュ
△14ホウオウイクセル
△13ハギノピリナ
△17ホウオウラスカーズ
△10エイシンチラー
△4エクランドール
本命はメイサウザンアワー。
母系に名牝トゥザヴィクトリーを持つ良血馬メイサウザンアワー。
その良血通り、デビューから3戦1勝2着2回の成績で挑んだオークストライアル・GⅡフローラステークスでは好位追走から直線で少し窮屈になりながらも勝ち馬から僅か0秒2差の4着。
直線半ばでは交わされた馬に放されたが、ゴール前では再び盛り返して差を詰め、3着馬で後のオークス馬ユーバーレーベンとハナ差同タイムと濃い内容を残した。
GⅡフローラステークスでは馬体重プラス14キロの496キロ、前走自己条件快勝時も494キロと馬体重増加もこの馬の成長振りを窺わせる。
今回は夏を挟んでの休み明けで更に馬体重は増えていそうだが、それは時期的な成長曲線だと思うし、実際の追い切りも非常に良い動き。
自分からレースを作れる脚質は開幕週に合っているし、中山コースも未勝利勝ちの舞台で何の不安も無い。
対抗はスライリー。
東京芝1800mのデビュー戦を5番人気で優勝、年明け3歳初戦に1勝クラス・菜の花賞を優勝しオープン入り。
GⅢクイーンカップは10着に敗れたが、続くGⅡフローラステークスではクールキャットには1馬身差を付けられるも、後のオークス馬ユーバーレーベンを抑えて2着と健闘した。
前走のGⅠ優駿牝馬・オークスは12着に終わったが、8枠発走で終始外を回される展開ながら、直線で一旦は2番手に上がる積極的な競馬。
結果15番人気で勝ち馬から1秒0差なら内容は悪くなく、前回の積極的なレース振りは今回に生きて来そう。
夏を越しての成長が期待出来るし、先行力もある馬なので開幕週の馬場も良さそう。
GⅡフローラステークスでは後のオークス馬ユーバーレーベン、菜の花賞では後に古馬相手の3勝クラスを優勝するアナザーリリックと、強豪に先着した実績から、力は十分。
GⅢフェアリーステークスの優勝馬ファインルージュはGⅠ桜花賞で勝ち馬ソダシに僅か0秒1差の3着。
前走のGⅠ優駿牝馬・オークスはスタートでの出負けもあり11着に敗退。
前走からの距離短縮は良さそうだし、中山コースも問題無いので立ち回りの上手さを生かして。
馬券はメイサウザンアワー中心の三連複で買いたいですね。

