明日、園田競馬場で兵庫所属3歳限定の重賞競走・園田オータムトロフィーが行われます。
昨年の園田オータムトロフィーはステラモナークが優勝。
発走は16:00です。
2018年に創設された兵庫県所属馬による3歳限定重賞・園田オータムトロフィー。
今年の兵庫3歳三冠路線、菊水賞はシェナキング、ダートグレード競走・JpnⅡ兵庫チャンピオンシップはJRA所属馬、兵庫ダービーはスマイルサルファーがそれぞれ優勝。
しかし、JpnⅡ兵庫チャンピオンシップ優勝馬はさておき、菊水賞馬、兵庫ダービー馬ともに名古屋の西日本ダービー遠征の為不在、昨年の2歳チャンピオンであるツムタイザンも戦線離脱、重賞勝ち馬サラコナンは回避、エイシンイナズマは他場移籍。
となれば新興勢力、特にトライアルであるクリスタル賞上位組が必然的に注目が集まりますね。
他場から転入し、徐々に兵庫に慣れて来たであろう実績馬が穴候補かな。
それでは園田オータムトロフィーの予想を紹介します。
評価順で。
◎4エイシンビッグボス
◯2ビルボードクィーン
▲8ビーザベスト
△3クレモナ
△9ニジイロ
本命はエイシンビッグボス。
ホッカイドウ競馬在籍時は2歳オープン特別を2勝、盛岡に遠征しての芝1600mの重賞・ジュニアグランプリでもマツリダスティールの2着があるエイシンビッグボス。
今年から兵庫へ転入すると3連勝、いずれも楽勝で、初の1700m戦こそ僅かハナ差敗れて2着、しかし古馬相手の前々走は6馬身差の圧勝、勝ち時計も優秀だった。
前走のトライアル・クリスタル賞はビーザベストの2着に敗れたが、着差は僅か0秒2差で、自ら他馬の目標になる脚質なので仕方ないと言える内容。
今回は重賞になるが、前走以上に主導権を取りやすい顔触れで、普通にスタートを決めてハナを切れば悪い着順になる事は考えにくい。
今後は中央の芝でもその走りを見てみたい馬だけに良い走りを期待したい。
対抗はビルボードクィーン。
JRA在籍時には芝の中距離戦でも2、3着に入っていたが、ダートに替わった2戦目を5馬身差で楽勝、昇級初戦の1勝クラスでは後のJpnⅡ関東オークス優勝、JpnⅠジャパンダートダービーでもタイム差無しの3着に入ったウェルドーンの0秒8差4着に健闘。
金沢に転入しての初戦はスタートで立ち遅れ最後方からの競馬になったが3~4コーナーで先団を射程圏に入れると直線半ばでまとめて差し切り、結果4馬身差の楽勝、石川ダービーではスタートからゴールまでほぼアイバンホーとの見応えのある一騎討ちになり、惜しくもクビ差で栄冠を逃すも3着以下は大きく引き放した。
しかし、1番人気に支持された遠征先の高知優駿では3コーナー手前で早々と後退、まさかの11着に大敗した。
兵庫へ転入しての前走も先行態勢を取るも粘りは見られず10頭立ての8着、高知優駿にしても輸送減りなども無く、敗因はよく分からないが、これまでの走りを見ると明らかに力を発揮出来ていない内容。
石川ダービーでのパフォーマンスからこのメンバーなら優勝しても全く不思議ではないし、依然先行力は見せており、前走に引き続いて吉村騎手鞍上ならまだまだ見限る事は出来ない。
ビーザベストはデビュー戦こそ昨年の2歳王者ツムタイザンの2着に敗れたが、その後は成績通りに地力強化・成長が著しい。
前走のトライアルでは好位追走からエイシンビッグボスを押さえて優勝。
一応の持ち時計はNo.1で、好素材が多く揃う新子厩舎期待の3歳馬として今後へ向けてどんな走りを見せるか楽しみは大きい。
馬券はエイシンビッグボス中心の三連単で買いたいですね。