本日、新潟競馬場でサマー2000シリーズの重賞競走・新潟記念が行われます。











2008年新潟記念優勝馬アルコセニョーラ








父ステイゴールド

母サイレーン

(モガンボ)



黒鹿毛・牝馬



51戦5勝



主な成績



優勝2008年新潟記念(GⅢ)

優勝2007年福島記念(GⅢ)

2着2010年七夕賞(GⅢ)

2着2009年七夕賞(GⅢ)

2着2009年福島牝馬ステークス(GⅢ)









代表産駒



リーゼントアイリス



優勝2018年3歳未勝利










※レース名・格付けは当時の表記です。










発走は15:45です。



ハンデ戦です。













サマー2000シリーズ最終戦・新潟記念。















現在のサマー2000シリーズの順位はGⅡ札幌記念を優勝したソダシが首位で12ポイント、以下2位のトーラスジェミニ11ポイント、トーセンスーリア、モズナガレボシが同ポイント10で3位タイ。





サマー2000シリーズ最終戦の今回、優勝の可能性が残されているショウナンバルディ(1着のみ)、トーセンスーリア(4着以内)の2頭は、ある程度高い勝負気配はあるとみて良いでしょうね。




シリーズの行方も気にはなるところですが、GⅢ新潟記念は過去10年トップハンデ馬の優勝は僅かに1回、1番人気馬の優勝も2回と、夏のハンデ重賞らしく人気馬に高い信頼は置けず荒れる傾向にあります。





サマー2000シリーズ優勝を狙う馬やGⅠ天皇賞・秋を見据えた馬、軽ハンデのここが勝負など、各陣営の様々な思惑が交錯するレースで、今年も非常に難解です。


















それでは新潟記念の予想を紹介します。



評価順で。





◎2ザダル


◯12ヤシャマル


▲13クラヴェル


△17トーセンスーリア


△3ショウナンバルディ


△6パルティアーモ


△11ラインベック







本命はザダル。



デビューから3連勝したように高い能力を持った馬で、脚元の不安から順調にレースを使えず出世が遅れていたが、前走のGⅢエプソムカップで重賞初制覇。




昨年のGⅡ毎日王冠以来の休み明け、クビ差ながら他馬を抑え込んでの優勝で、プラス12キロの馬体増からも、ここに来ての充実度・成長振りを窺わせる。




1800mがベストな感じはするが、3歳時には2000mのLプリンシパルステークスを優勝しているし、当時より更に成長した今なら距離はそこまで気になる不安材料では無い。




良馬場に越した事は無いが、重馬場のGⅡセントライト記念で3着に入っているように、ある程度の力を要する馬場なら対応出来そう。




陣営は最大目標をGⅠ天皇賞・秋に定めているようで、そこへ向けて57.5キロでも良い結果を期待したい。

















対抗はヤシャマル。



初勝利をあげるのに時間を要したが、今年に入ると1勝クラスから3連勝、一気にオープンまで掛け上がって来たヤシャマル。




オープン入り後、重賞初挑戦になった前走のGⅢエプソムカップでは得意の府中で5番人気に推されたが、速いペースを先行、自ら勝ちに行く競馬をするも、ラストは後方勢に差される形で9着。




それでも道中の行きっぷりは良く、ペースを考えれば重賞初挑戦ながら0秒7差9着はそこまで悲観する内容では無く、積極的に先行したレース振りは今回に生きて来そうな印象だった。




前走後は短期放牧に出されリフレッシュ、追い切りも好気配、今が伸び盛りの馬で、更に地力強化が感じられる。




新潟コースは1戦して3着のみだが、同じ左回りの府中で全4勝をあげている。




ハンデは据え置きの54キロ、鞍上も最近の好騎乗が目立ち、穴気配は十分。

















末脚確実なクラヴェルは今回のハンデ52キロはやはり魅力で、鞍上が軽量で乗り続けているのもそれなりにこの馬に対して手応えを感じているからだろう。




新潟コース・左回りにも問題は無く、外差し馬場を味方に、ラスト強襲でまとめて差し切る可能性も。

















馬券はザダル中心の馬単、三連複で買いたいですね。