本日、新潟競馬場のメインレースは芝1600mの2歳重賞・新潟2歳ステークスです。
昨年の新潟2歳ステークスはショックアクションが優勝。
発走は15:45です。
2歳馬によるマイル重賞・新潟2歳ステークス。
2013年1、2着のハープスター、イスラボニータにあるように、翌年のクラシックを目指す馬にとって重要な役割を担うレースになりつつあったが、近年の上位馬のその後の低迷振りが目立ちますね。
また、クラシックより、暮れの2歳マイルGⅠや、左回りのマイル重賞という事から、翌年のGⅠNHKマイルカップなど、将来のマイル戦線を占う位置付けになってきた感じですね。
それでも厳しい暑さの時期に行われるレースに今後の活躍が見込める素質馬を出走させてくるのは、やはり早めに賞金を加算させ、目標のレースに向けて余裕のあるローテーションを組みたいのが第一。
昨年は11頭立て、今年も12頭立てと、そこまで頭数は揃いませんでしたが、個人的には粒揃いで将来が楽しみなメンバーになった印象。
広い新潟、外回りの長い直線でどの馬が今後のGⅠ戦線へ名乗りを挙げて来るのか。
来年へ向けてもしっかりレースを見ておきたいですね。
それでは新潟2歳ステークスの予想を紹介します。
評価順で。
◎6オタルエバー
◯7クラウンドマジック
▲3ウインピクシス
△8アライバル
△2クレイドル
△11コムストックロード
△1セリフォス
本命はオタルエバー。
メンバー唯一、今回と同舞台・新潟芝1600mのデビュー戦を優勝したリオンディーズ産駒オタルエバー。
新潟マイルのデビュー戦では少し遅めのスタートから内目の枠、特に先手を主張する馬も居なかったのでハナを切り、直線では更に加速して4馬身差を付けて完勝。
特に一杯に追われた訳では無いが、1分34秒6の好タイム、先行しての上がり33秒5を計時し、後続は全く手出し出来なかった内容。
今回は1200m~1400mを使われてきた馬が先手を取りそうだが、デビュー戦のレース振りから控えた位置でも競馬は出来るだろう。
坂路での追い切りも好時計をマークしているようにデビュー戦を使われて更に体も締まって状態は上向いている感じ。
対抗はクラウンドマジック。
今年の中央競馬2歳最初の新馬戦を優勝したクラウンドマジック。
中京マイルのデビュー戦はスタートで出遅れ後方からの競馬になったが、ほぼ直線だけで追い込んでゴール前で差し切り。
開幕週の馬場、展開を考えると非常に強い競馬で、着差以上に力が抜けていた印象を受ける。
今回は相手が強化される重賞、前走のように末脚を生かす形になると思うが、脚質的には広く長い直線の新潟は合いそう。
スタート五分で瞬発力勝負なら更にパフォーマンスを上げてくる可能性は十分。
ゴールドシップ産駒の牝馬ウインピクシスは福島芝1800mのデビュー戦を完勝。
調教の動きから、一度レースを使われて更に状態が上がっている印象。
血統的に荒れてきた新潟の馬場で持久力勝負に持ち込めれば面白い存在。
馬券はオタルエバー中心の三連単で買いたいですね。