明日、小倉競馬場でサマー2000シリーズの重賞競走・小倉記念が行われます。












2006年小倉記念優勝馬スウィフトカレント






父サンデーサイレンス
母ホワイトウォーターアフェア
(Machiavellian)



青鹿毛・牡馬



42戦6勝



主な成績



優勝2006年小倉記念(GⅢ)
2着2006年天皇賞・秋(GⅠ)
2着2006年日経新春杯(GⅡ)









代表産駒



ヤマニンエルフィン



優勝2018年堀川特別(1000万下)







※レース名・格付けは当時の表記です。







発走は15:35です。


ハンデ戦です。



※1番アールスターは疾病の為、出走取消になりました。












サマー2000シリーズ第3戦・小倉記念。





GⅢ小倉記念は1965年に創設された小倉競馬場伝統のハンデ重賞。




昨年は10番人気アールスター→6番人気サトノガーネット→13番人気アウトライアーズで決着、三連単は130万超え、三連複に至っても25万超えの大波乱になりました。



一昨年や2018年は1番人気が1着も、基本的に夏のハンデ重賞らしく二桁人気馬の食い込みも目立ち、荒れ傾向なレース。






今年は少ない頭数になりましたが、クラシックで上位争いしたヴェロックス、延び盛りの4歳馬ファルコニア、小倉巧者ダブルシャープなど、中々粒揃いのメンバー。



それでも前売りオッズを見ても分かる通り、抜けた存在が居らず、土曜日の馬場状態も拍車を掛けてか非常に混戦模様。




少頭数でも固く決まるとは思えず、相手は手広く押さえた方が賢明でしょうね。














それでは小倉記念の予想を紹介します。


評価順で。





◎6ダブルシャープ

◯7ヒュミドール

▲8ヴェロックス

△3グランスピード

△5ショウナンバルディ

△2ファルコニア






本命はダブルシャープ。



(2017年・朝日杯フューチュリティステークス出走時)



地方・ホッカイドウ競馬でデビュー、JRAへ挑戦し、クローバー賞優勝、GⅢ札幌2歳ステークス3着と早くから高い芝適性を見せて来たダブルシャープ。



JRA転入後はGⅠ朝日杯フューチュリティステークス、GⅠ皐月賞などで好結果は出せなかったが、自己条件で確実に力を付け、今年7月の前走でオープン再編入。



取り分けコースを問わない馬だが、小倉競馬場では(2・2・0・1)、唯一掲示板を外した6着も勝ち馬から僅か0秒3と、やはり当地に対する高い適性が窺える。



力の要る重たい馬場も苦にしないし、久しぶりの重賞挑戦になるが、コース適性・今の充実振りなら十分通用しそうだし、今回コンビを組む酒井学騎手とは昨年1月に小倉で勝った事があり、乗り慣れた鞍上で54キロなら期待は持てる。














対抗はヒュミドール。


これまでダートで2勝、デビュー戦以来の芝になった昨年7月福島で2勝クラスを優勝、準オープンクラスも僅か2戦でクリアしたヒュミドール。



オープンに上がってからは主に芝の長距離重賞を使われて健闘、2走前から準オープンから久しぶりの中距離レースへ出走。



GⅢ新潟大賞典は11着に敗れたが、前走のGⅢエプソムカップでは後方追走から勝負どころで中々外に出せない場面があり、苦しい競馬。



それでもインコースに進路を取ってからは良い伸びを見せて優勝馬ザダルから0秒5差6着、2番人気に支持され、今回のGⅢ小倉記念の有力な1頭でもあるファルコニアには僅か0秒2差と、中距離重賞でも十分に足りる力を見せた。



スムーズな競馬が出来ていればもう少し際どい場面だったであろう事は簡単に想像出来る内容で、今回は人気はそこまでしないと思うが、単純計算とはいえファルコニアとはそこまで力差は無い。



小倉に滞在して体調は良さそうで、コース経験が少ない鞍上からの乗替わりもプラスに働きそう。
















一昨年のクラシック戦線で上位争いしたヴェロックスは、未だ重賞勝利が無いのは不思議な馬。



(2019年・若葉ステークス出走時)



L若葉ステークス以来勝利から遠ざかっているが、昨年のGⅢ中日新聞杯0秒2差3着、前走のGⅢエプソムカップでも外が有利な馬場ながら最内から渋とく伸びて4着。



極端に悪い馬場は未経験も、馬格がある馬だし、母系の血統からは高い適性を持っている可能性はある。



何より潜在的な能力はメンバー最上位の存在で、過小評価は禁物だろう。
















馬券はダブルシャープ中心の馬単、三連複で買いたいですね。