明日、函館競馬場で中央競馬最初の2歳重賞・函館2歳ステークスが行われます。
2014年函館2歳ステークス優勝馬アクティブミノル
父スタチューオブリバティ
母ピエナアマゾン
(アグネスタキオン)
黒鹿毛・牡馬
35戦3勝
主な成績
優勝2015年セントウルステークス(GⅡ)
優勝2014年函館2歳ステークス(GⅢ)
2着2015年ファルコンステークス(GⅢ)
※レース名・格付けは当時の表記です。
発走は15:25です。
地方・ホッカイドウ競馬からラブミードールが参戦。
JRA最初の2歳重賞・函館2歳ステークス。
創設から芝1200m(1994年のみダート1000m)で行われ、一昔前までは翌年のクラシックを目指す馬も出走していましたが、近年では路線・距離の細分化もあり、GⅢ函館2歳ステークスは将来のスプリント路線を担うであろう馬の重賞競走の立ち位置になった印象ですね。
今年もスピード能力が高そうな馬が出走、特にキングカメハメハ産駒のポメランチェは札幌芝1200mを1分7秒9の好タイムで優勝。
ポメランチェの時計は抜けていますが、今回は札幌から函館にコースが替わりますし、時計だけでは見極め切れないキャリアが浅い2歳戦。
レースを使いつつ良化してくる馬も居てるだけに、能力比較が非常に難しいところで、今回と同コース、函館経験馬から穴を探すのが良さそうな感じはします。
もちろん、新種牡馬の産駒の走りにも注目したいですね。
それでは函館2歳ステークスの予想を紹介します。
評価順で。
◎11ナムラリコリス
◯8トーセンヴァンノ
▲10リトス
△9メリトクラシー
△4ポメランチェ
△3イチローイチロー
△5カワキタレブリー
本命はナムラリコリス。
6番人気と低評価だった札幌のデビュー戦では勝ち馬ポメランチェには放されたが、人気に反して2着に好走、2戦目では速いペースを先行、逃げ粘るプラソンをゴール前で半馬身先着、1番人気に応えて初勝利。
手探り状態だったであろうデビュー戦から2戦目、特に今回と同舞台の函館で結果を出せたのは大きく、馬場も札幌より函館の方が合っていた印象。
前走1分9秒3の時計なら過去のGⅢ函館2歳ステークスの勝ち時計を見ても分かる通り十分に足りるし、中1週のローテーションも2歳牝馬にしては馬格がある方なのでそこまで気にはならない。
大外枠も11頭立てなら大きな不利にはならず、逆に揉まれず好位の位置を取りやすい。
相手なりに安定して力を発揮して来そうなタイプで、馬券の軸はこの馬か。
対抗はトーセンヴァンノ。
父は今年産駒がデビューした新種牡馬で、2016年のGⅡ青葉賞を優勝、屈腱炎が原因で早くに引退したヴァンキッシュラン。
トーセンヴァンノはそんな父の数少ない産駒の1頭で、2戦未勝利の身だが、2戦ともにスタートで出負けしながらも2着に好走。
特に前走は展開が後押しした面はあったが、ラストは良い脚を使って勝ち馬にアタマ差まで迫った好内容。
ナムラリコリス同様、函館で好走出来たのは今回へ向けての大きな強調材料で、1分10秒台での決着も多いGⅢ函館2歳ステークスだけに、あまり持ち時計を気にする必要は無いだろう。
鞍上武豊騎手は前走に引き続いての騎乗、スタート五分で速い流れになれば食い込みの可能性は十分ありそう。
新種牡馬シルバーステート産駒リトスは1000mのデビュー戦から2戦目の1200mで変わり身を見せて優勝。
2戦ともに異なる位置からで好走出来たのはこの時期の2歳戦では大きな魅力で、ここも外枠から出たなりで位置を決めれば良い。
2歳馬のレースだし、3戦続けて同じジョッキーなのも好材料。
馬券はナムラリコリス中心の馬連、三連複で買いたいですね。
続いては福島競馬場のメインレース、ダート1700mのリステッド競走・ジュライステークスです。
昨年のジュライステークスはウインユニファイドが優勝。
発走は15:45です。
本命は2メイショウハリオ。
初出走が3歳4月と遅めのデビューから確実に自己条件を使われ、今年5月にオープン入りを果たしたメイショウハリオ。
1勝クラスを勝ち上がるのには5戦を要したが、2勝クラスは1戦で突破、準オープンは2戦目で優勝したあたりは最近の地力強化はもちろん、元々は高い素質を持っていたのだろう。
どうしても後方からの位置にはなってしまう馬だが、これまでの成績・上がりの数字を見てもラストは確実に自分の脚は使って来る。
福島競馬場ダート1700mは未勝利戦を優勝した舞台、ダート1700mでは(2・0・1・1)と得意な距離。
小回りを意識して前半のペースが上がってくれればメンバーレベル的には十分に力は足りる。
馬券はメイショウハリオ中心の三連複で買いたいですね。



