明日、門別競馬場で道営・ホッカイドウ競馬3歳王者決定戦・北海優駿が行われます。












昨年の北海優駿はアベニンドリームが優勝。








発走は20:40です。















道営競馬のダービーにあたる大一番・北海優駿。









今年は8頭立てと少ない頭数でのダービーになりました。



まあ、大体2歳で活躍したホッカイドウ競馬所属馬は翌年の南関東クラシックを狙って当地に転入する傾向があるので仕方ない部分はありますね。




そんな中、昨年のJpnⅢJBC2歳優駿を制したダートグレードホース・ラッキードリームは南関東へ転入せず、地元の三冠戦線を目標に、まず一冠目の北斗盃を優勝。




ホッカイドウ競馬に留まった一番の理由は、もちろん今回の北海優駿・ダービーを確実に取る為でしょう。




それは南関東・川崎へ遠征して重賞勝ちがあるリーチにとっても同じ事は言えます。




それでもダートグレード競走・一冠目の北斗盃を制したラッキードリームとは実績に大きな差は感じます。





熱戦が繰り広げられて来た地方競馬ダービーシリーズも残すところ北海優駿と高知優駿の二つ。




毎年の事ながら各地のダービー馬からJpnⅠジャパンダートダービーで優勝・上位争いするような馬が登場して欲しいと思っていますし、今回の北海優駿の優勝馬にも今後の活躍が期待出来るようなレースを見せて欲しいですね。














それでは北海優駿の予想を紹介します。


評価順で。





◎3ラッキードリーム

◯1オタクインパクト

▲2テイクアターン

△7リーチ

△6クライマックス






本命はラッキードリーム。


2歳時はJRA認定ターフチャレンジを優勝し、JRA札幌・芝1800mのコスモス賞に挑戦するが8着。



地元に戻って来るとサッポロクラシックカップで重賞初制覇を飾ると、続くJpnⅢJBC2歳優駿では6番人気の低評価だったがJRA勢や後の羽田盃馬トランセンデンスを抑えて優勝、川崎に遠征したJpnⅠ全日本2歳優駿では初コースに加え、完全な先行勢の決着になり、終始中団のまま10着に敗退。



休み明け、今季初戦になった前走の一冠目・北斗盃では好位追走から4コーナーで先頭に立つと、リーチ、ソロユニットを抑えて優勝。



前走のプラス13キロは恐らく成長分も含まれていたと思われ、一度レースを叩かれた今回は更に馬体も締まってくるだろうし、2000mへの距離延長も良い。



陣営は逆算してここを目標に仕上げて来ているし、前走以上のパフォーマンスが期待出来そう。



後の南関クラシックホースを破った実力は本物と思うので、ここで二冠を達成し、三冠目の王冠賞への日程は詰まるものの、是非JpnⅠジャパンダートダービーへ挑戦して欲しい馬。

















対抗はオタクインパクト。


デビュー当初は堅実な走りを見せるも少しパンチ不足な感じは否めなかったが、9月のレースで8馬身、10月の認定戦では4馬身差を付けて連勝。



JpnⅢJBC2歳優駿は8着に敗れるが、3歳初戦の2走前をきっちり優勝、前走の北斗盃では勝負どころでインコースで閉じ込められて仕掛けが遅れてしまったが、外に持ち出されると最後はジリジリ伸びて4着。



3、4コーナーでもう少しスムーズに仕掛けて行ければと思わせる内容で、直線での伸び脚を見るとやはり中距離が合うタイプだろう。



前走1600mから2000mへの距離延長はラッキードリーム同様プラスに働きそうだし、前半脚を溜めやすい内枠も魅力。



2000mの距離・スムーズな仕掛けなら北斗盃以上の前進は期待出来る。








 







キャリア十分のテイクアターンは昨年2歳時に川崎に遠征した2歳地方交流戦を優勝している実力馬。



1700m戦を多く使われているように中距離適性は高く、1600mの近2走も決して悪い内容では無い。



先団の位置で直線を向かえれば上位争いの可能性は十分。