本日、いよいよ競馬に携わる全ての人の夢、東京優駿・日本ダービーが東京競馬場で行われます。











2004年東京優駿・日本ダービー優勝馬キングカメハメハ






父Kingmambo
母マンファス
(ラストタイクーン)



鹿毛・牡馬



8戦7勝



主な成績



優勝2004年東京優駿・日本ダービー(GⅠ)
優勝2004年NHKマイルカップ(GⅠ)
優勝2004年神戸新聞杯
優勝2004年毎日杯(GⅢ)








主な産駒



ホッコータルマエ


2014年チャンピオンズカップ(GⅠ)など重賞14勝


レイデオロ


2017年東京優駿・日本ダービー(GⅠ)など重賞5勝



ラブリーデイ


2015年天皇賞・秋(GⅠ)など重賞6勝



ローズキングダム


2010年ジャパンカップ(GⅠ)など重賞5勝



ロードカナロア


2012年・2013年香港スプリント(GⅠ)連覇など重賞9勝










キングカメハメハは2003年にデビュー。


京都芝1800mの新馬戦、阪神芝2000mのエリカ賞(500万下)を連勝、年明け重賞初挑戦になったGⅢ京成杯は生涯唯一の敗戦となる3着に敗れた。



続く3歳オープン特別・すみれステークス、GⅢ毎日杯を楽勝。


GⅢ京成杯の敗戦から中山のGⅠ皐月賞を回避し、GⅠNHKマイルカップへ出走。



当日は良馬場発表ながら雨が降る中でのレースになったが、中団追走から直線で外に出されると、一杯に追われる事なく、前年の2歳チャンピオン・コスモサンビームに5馬身差を付け、レコードタイムで楽勝。



向かえたGⅠ東京優駿・日本ダービー。



地方・ホッカイドウ競馬のコスモバルクにも大きな注目が集まったが、1番人気キングカメハメハは速いペースをじっくり中団で待機。


厳しいペースでコスモバルク、皐月賞馬ダイワメジャーなど他の有力勢が失速する中、堂々と抜け出すキングカメハメハ。


外からハイアーゲーム、ハーツクライが追い込むが、これをキングカメハメハは押さえ、2分23秒3のレースレコードで優勝。


〝変則二冠〟を達成、秋にどんな活躍をするか期待が高まった。



3歳馬としてGⅠ天皇賞・秋へ向けた前哨戦として出走したGⅡ神戸新聞杯を優勝。


しかし、GⅠ天皇賞・秋を2週後に控えた調整中に右前浅屈腱炎を発症、残念ながら引退する事になった。



引退後は種牡馬として多くのGⅠ馬・後継馬を輩出するも、種牡馬引退後の2019年8月9日、体調悪化により18歳で亡くなりました。





ご冥福をお祈りします。











※レース名・格付けは当時の表記です。









発走は15:40です。















競馬界最高の栄誉が懸かる東京優駿・日本ダービー。







まずは今年も無事に、本日ダービーデーを迎えられた事を嬉しく思います。


そして何より、ダービーまでたどり着いた馬、その関係者の方々を讃えたいですね。









ダービーはご存知、〝ホースマンの夢〟〝競馬の祭典〟〝競馬界最高の誉れ〟などと言われ、近代競馬発祥の国・英国で1780年創設、今年で第242回を迎える英国ダービーが世界で最も伝統あるダービー競走。



〝ダービー〟とは、1780年第1回の競走名を決める際、ダービー卿とバンベリー卿がコイントスを用いた結果、ダービー卿が勝利したからという逸話があります。






そんな英国ダービーを範に、我が国ではダービーにあたる競走「東京優駿大競走」が1932年目黒競馬場で創設されました。



現在でも正式名称は〝東京優駿〟で、〝日本ダービー〟はあくまで副称になりますが、創設当初からの位置付け・距離、1950年に日本ダービーの副称が正式に付け加えられた事で、一般的にも認知されているように紛れもなく我が国のダービー競走です。







今年、ダービーの晴れ舞台に駒を進めてきた17頭の精鋭。




無敗で皐月賞を優勝、二冠を目指すエフフォーリアの鞍上横山武史騎手は戦後最年少ダービージョッキーの記録が懸かりますし、注目が集まります。


ダービーで相性の良い1枠が当たりましたが、逆に包まれるリスクもある、いわば諸刃の剣。


舞台が舞台だけに他のジョッキーからの圧力は相当と思われ、22歳の若武者はそんな圧力をはねのけてダービージョッキーのタイトルを掴み取る事が出来るか。







皐月賞の上位組に加え、主要前哨戦の優勝馬も揃い、本当に楽しみな日本ダービー。




馬券の予想もありますが、何よりダービー、ダービーデーを存分に楽しみたいですね!













それでは東京優駿・日本ダービーの予想を紹介します。


評価順で。






◎1エフフォーリア

◯13グレートマジシャン

▲10シャフリヤール

△15アドマイヤハダル

△8ヨーホーレイク

△5ディープモンスター

△7グラティアス

△2ヴィクティファルス







本命はエフフォーリア。


デビューから2連勝、ダービーを見据えた東京・GⅢ共同通信杯では坂を上がる所から一気にストライドを伸ばして完勝。



2番人気で向かえたGⅠ皐月賞は好位インコースでしっかり折り合い、4コーナーでは既に他馬と違う脚色で直線は突き放す一方、3馬身差を付ける楽勝。



東京コースは2戦2勝、折り合いにも不安は無いので2ハロンの距離延長も気にならない。



皐月賞組とは勝負付けが済んだ印象もあり、恐いのは急成長してきた馬や別路線からの臨戦馬くらいか。



今週から芝はCコースに替わり、前日の東京芝レースを見ていてもインコースを通った馬はしっかり伸びていたので、やはり1枠は有利。



後は道中好位でしっかり折り合い、直線で包まれなければ自然と好結果は付いてくるはず。















対抗はグレートマジシャン。


父は説明不要の名馬ディープインパクト、母はドイツオークスを制したナイトマジックというダービー出走馬の中でも1、2を争う超良血馬グレートマジシャン。



デビューから非常に大切にレースを使われ、その血統面の期待に応えるように3戦2勝、重賞2着を経てダービー出走にたどり着いた。



これまで1800mで3戦、今回は2400mになるが、血統面からクラシックディスタンスが最も能力を発揮出来るはずで、多少折り合いの心配はあるものの、距離延長はそこまで気にならず、血統的にはむしろプラスに働きそう。



東京コースは2戦2勝、前走も上がり最速の脚で勝ちに等しい内容。



早くからダービー候補と言われた馬で、GⅠ皐月賞には見向きもせず、ダービー1本に懸けて調整されてきた。



一気に皐月賞上位組を負かして勢力図を塗り替えるか。














皐月賞馬アルアインの弟としてデビュー前から注目されてきたシャフリヤール。


デビュー戦を優勝、キャリア1戦休み明けで挑んだGⅢ共同通信杯ではエフフォーリアには放されたが、高レベルのメンバー相手に好戦、今後に期待を抱かせる3着。


前走のGⅢ毎日杯では1番人気グレートマジシャンを押さえてレコード勝利、重賞タイトルを獲得。


デビューからじっくり成長を促すローテーションが組まれ、前走後はGⅠ皐月賞をパスしてダービー1本に絞った調整。


GⅢ共同通信杯時より成長・地力が強化されている印象で、この馬はまだエフフォーリアと勝負付けが済んだとは思えない。

















馬券はオッズと相談、ギリギリまでじっくり買い方を考えたいですね。





それでは皆さん、グッドレースを!!