明日の中京競馬場のメインレースは3歳限定芝1200mの重賞競走・葵ステークスです。












昨年の葵ステークスはビアンフェが優勝。









発走は15:35です。


















2018年に重賞競走に昇格した3歳限定芝1200m戦の葵ステークス。








本来は今年2021年よりGⅢに格付けされる予定でしたが、日本グレード格付け管理委員会の承認を得られず、グレード格付け無しの重賞競走のまま行われます。






昨年のレースレーティングが、3歳GⅢ基準値である105に届かなかったのがグレード格付けの承認を得られなかった理由のようです。





それでも短距離得意な3歳馬にとっては貴重な重賞競走ですし、2011年には名馬ロードカナロアが優勝、このレースを足掛かりに日本が誇る名スプリンターに上り詰めました。






今年のメンバーを見渡すと、早くから1200m~1400mを中心にレースを使われて来た馬が多く、ここから将来、ロードカナロアのような日本を代表するスプリンターが登場する可能性もあります。






GⅠ東京優駿・日本ダービーの前日に控え、3歳スプリンターによる〝スプリント版ダービー〟にも注目したいですね。
















それでは葵ステークスの予想を紹介します。



評価順で。






◎6ダディーズビビッド


◯2ヨカヨカ


▲13アスコルターレ


△5モントライゼ


△11サルビア


△7レイハリア


△15テイエムトッキュウ


△10ロングトレーン






本命はダディーズビビッド。



2歳時はマイルで2勝、野路菊ステークスでは後の重賞ウイナーであるホウオウアマゾンの2着になるなど、それなりに能力を見せてきたダディーズビビッド。




しかし、引っ掛かる面を出したりで、本質的には距離が合わなかったのか、3度の重賞挑戦はいずれも大敗した。




1400mに距離を短縮した前走L橘ステークスではスタートからスムーズに好位を追走、4コーナーでは抜群の手応えで持ったまま先頭に並び掛けると、残り200m付近では既に勝負あり、4馬身差の完勝。




完璧とも言えるレース内容だったが、1200mで更に持ち味が出そうな印象もあり、かなり高いスプリント適性を持った馬だろう。




前走から相手は強くなるが、前走の走りをそのままイメージしたレースが出来れば、ここも上位争いになりそう。
















対抗はヨカヨカ。



九州熊本産馬ながら一般馬相手のデビュー戦で、後のGⅡ京王杯2歳ステークス優勝馬、今回も有力馬の1頭であるモントライゼをアタマ差押さえて優勝。




その後はオープン特別を危なげなく連勝、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズでは5着と健闘。




 今年の始動戦になったGⅡフィリーズレビューでは勝ちに等しいクビ差2着も、前走のGⅠ桜花賞はスタートの出負けも影響してか17着に終わった。




今回は2歳時以来の1200m戦になるが、同距離はデビューから3戦3勝と無敗、1400mのGⅡフィリーズレビューの走りを見る限りスプリント戦はベストな印象。




初の左回りさえこなせれば、ここは有力な1頭だろう。



















アスコルターレの前走GⅢファルコンステークスはスタートでタイミングが合わず終始流れに乗れず大敗。



短距離の実績は十分な馬で、スタートを普通に決めてスムーズな競馬が出来れば巻き返して当然の力はある。


















馬券はダディーズビビッド中心の馬単、三連複で買いたいですね。