明日、門別競馬場で1200mのダートグレード競走・北海道スプリントカップが行われます。
発走は20:00です。
JRAから4頭、地元・ホッカイドウ9頭、大井1頭の計14頭で争われます。
JpnⅡ東京盃、その先のJpnⅠJBCスプリントを見据えてのダートグレード競走・北海道スプリントカップ。
昨年はオースミダイナー以来20年振りの地元・ホッカイドウ所属馬のタイトル奪還、10歳馬メイショウアイアンが優勝しました。
今年もそのメイショウアイアンをはじめ、強力メンバーを揃えて来たホッカイドウ競馬勢。
対するJRA勢は、サウジアラビアやドバイへ遠征したダート短距離路線のトップホース達は不在のメンバー。
成績的には柴田善臣騎手とのコンビで3連勝、前走でJpnⅢ東京スプリントを制したリュウノユキナが大将格になりますか。
リュウノユキナにとってはここで重賞連勝、新たな路線トップホースの1頭として名乗りを挙げる為には重要なレースになります。
それでも紙一重の接戦が展開されるワンターンのスプリント戦。
もちろん、展開ひとつで地元勢連覇の可能性もありそうですし、楽しみなレースです。
それでは北海道スプリントカップの予想を紹介します。
評価順で。
◎10スマートアヴァロン
◯1リュウノユキナ
▲6ジャスパーシャイン
△4スマートアルタイル
△12メイショウアイアン
△7アザワク
△8イダペガサス
△2ソイカウボーイ
本命はスマートアヴァロン。
JRA在籍時は7勝、オープン特別のすばるステークス、コーラルステークスを優勝した強豪。
昨年のGⅢ根岸ステークス3着の実績もあり、それ以降は不振な成績になり、ホッカイドウ競馬へ転入。
移籍初戦となった前走のアドマイヤマーズ・プレミアムでは中々の好メンバーが揃ったが、後方追走から直線だけの競馬でまとめて差し切って優勝。
大接戦だったが、9歳になっても衰えはなく勝ち切れたのは大きく、今回出走している地元所属馬のほとんどを負かしている。
転入初戦の前走だけで地元短距離戦線トップの評価が出来るし、ダートグレード競走の今回でもJRA所属馬に実績も引けを取らない。
転入初戦を叩いた上積み、先団を射程に入れた位置で直線を向ければ今回も十分に上位争いが期待出来そう。
対抗はリュウノユキナ。
元ホッカイドウ競馬所属馬としてJRA札幌芝1200mのすずらん賞を優勝。
その後も福島2歳ステークス2着などもあったが、2018年秋に中央へ転入。
2勝クラス優勝後、昇級しての序盤は苦戦していたが、徐々にクラスになれて上位争い、2020年年明けにはオープン入りを果たした。
オープンに上がってからも序盤は苦戦傾向が続いたが、秋には連続2着、今年に入って2連勝、前走はついにJpnⅢ東京スプリントで重賞ウイナーの仲間入り。
昨年秋からの地力強化・充実振りは目覚ましく、好位差しの脚質にも非常に安定感がある。
門別コースもホッカイドウ競馬在籍時の成績から問題無いし、ここは鞍上を含め、重賞連勝が大きく期待される遠征だろう。
ジャスパーシャインは5連勝で昨年の道営スプリントを優勝。
道営スプリントは鞍上の好騎乗+展開が向いた感じはあったが、あれだけのパフォーマンスから持ったポテンシャルは非常に高く感じる。
近2走、特に前走は僅差の4着で全く悲観する必要は無いし、太目が残っていた状態で明らかに今回への叩き台だろう。
相手は強くなるが、状態は間違いなく上がっているはず。
馬券はスマートアヴァロン中心の三連複で買いたいですね。

