明日、船橋競馬場で1600mのダートグレード競走・かしわ記念が行われます。












2004年かしわ記念優勝馬ナイキアディライト






父ディアブロ
母ナイキアラモード
(スリルショー)



青鹿毛・牡馬



43戦14勝



主な成績



優勝2004年かしわ記念(GⅡ)
優勝2004年日本テレビ盃(GⅡ)
優勝2003年東京ダービー(重賞)
優勝2003年羽田盃(重賞)
優勝2003年京浜盃(重賞)
優勝2003年ブルーバードカップ(重賞)
優勝2005年マイルグランプリ(重賞)
優勝2006年埼玉新聞杯(重賞)
優勝2006年報知グランプリカップ(重賞)
優勝2007年日本テレビ盃(重賞)
優勝2007年京成盃グランドマイラーズ(重賞)
優勝2007年テレビ埼玉杯(重賞)
2着2004年帝王賞(GⅠ)
2着2005年日本テレビ盃(GⅡ)
2着2007年東京シティ盃(重賞)









代表産駒



マイネルディアベル



優勝2014年クロッカスステークス(OP)











ナイキアディライトは2002年船橋競馬場でデビュー。



デビューから2連勝、JRAに遠征した芝の2戦は着外に敗れた。


2003年に年が明けるとブルーバードカップ、京浜盃を連勝、羽田盃、東京ダービーも制し南関東二冠を達成、三冠が懸かったGⅠジャパンダートダービーはビッグウルフ、ユートピアと3頭の死闘の末3着。



その後しばらく勝ち星から遠ざかっていたが2004年のGⅡかしわ記念では4番人気の支持でトーシンブリザード、ノボトゥルー、マルカセンリョウなどの強豪を押さえ逃げ切って優勝、見事にダートグレード競走初制覇。


続くGⅠ帝王賞でも果敢にハナを切り、ダート王アドマイヤドンを最後まで苦しめるハナ差2着と健闘。



秋にはアジュディミツオーを押さえてGⅡ日本テレビ盃を優勝、ダートグレード競走2勝目を飾る。


その後はグレード競走で勝利はあげられなかったが、数多くの南関東重賞を優勝、8歳12月のオーバルスプリント12着を最後に引退、種牡馬入り。





数少ない産駒の中からGⅠ朝日杯フューチュリティステークス4着、オープン特別のクロッカスステークスを制したマイネルディアベル、JRAのダート短距離で3勝をあげたケンコンイッテキなどを輩出しました。
















※レース名・格付けは当時の表記です。









発走は16:05です。


JRAから6頭、地元・船橋2頭、大井3頭、名古屋1頭の計12頭で争われます。















春のダートマイル王を決めるダートグレード競走・かしわ記念。












レース名にある〝かしわ〟はかつて千葉県柏市に存在した柏競馬場(1928年~1950年)が由来。


柏競馬場は1周1600m、馬場や場内設備は当時の最新鋭の物が導入され、〝日本最大級〟〝東洋一〟の競馬場と言われていました。



 

 

↑これを読んで知りました。





 

 

↑これもオススメです。










そんな柏競馬場を記念したかしわ記念。






GⅠ/JpnⅠホース6頭の豪華メンバーが揃った船橋競馬場最大のレースと言えるJpnⅠかしわ記念。






GⅠフェブラリーステークスを優勝したカフェファラオ、昨年の優勝馬ワイドファラオ、JpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯の優勝馬サンライズノヴァなど6頭中5頭がGⅠ/JpnⅠウイナーという強力メンバーのJRA勢。







対する地方勢も登録のあったモジアナフレイバーの名前はありませんが、JpnⅠ川崎記念を制したカジノフォンテン、GⅠ/JpnⅠでも善戦を続けるミューチャリー、現役地方最強牝馬とも言えるサルサディオーネ、1600m得意の重賞2勝馬ワークアンドラブなど中々の布陣でこれを迎え撃ちます。








何と言っても地方勢の期待は今年の川崎記念を制しJpnⅠホースに輝いたカジノフォンテン。


叩き台として選んだ前走の京成盃グランドマイラーズも連覇を飾る優勝と、今や地方競馬を代表する馬。








地元の大一番で大きな期待が懸かる同馬には、2011年優勝馬フリオーソ以来の地方勢タイトル奪還なるか注目です。
















それではかしわ記念の予想を紹介します。


評価順で。






◎5ミューチャリー

◯6カジノフォンテン

▲12サンライズノヴァ

△3カフェファラオ

△1タイムフライヤー

△11ソリストサンダー

△10インティ







本命はミューチャリー。


カジノフォンテンと同じ地元・船橋所属の期待、JRAの強敵相手でも上位争いを続けているミューチャリー。



圧巻の強さだった3歳時の羽田盃優勝、東京ダービー2着、JpnⅠジャパンダートダービー3着など世代トップホースの1頭として活躍、昨年はマイルグランプリの1勝に留まったが、GⅠ/JpnⅠでは掲示板を確保を続ける善戦。



2年連続での挑戦となったJRAGⅠフェブラリーステークスは2020年は11着に終わったが、2021年の今年も懸念された芝スタートがありながらも後方から上がり35秒6の末脚で0秒9差7着と前年に比べて大きな前進を見せる結果を残した。


末脚比べならJRAのトップクラスにも引けは取らないし、何より先行勢が多いメンバー構成で展開面は大きく味方しそう。
















対抗はカジノフォンテン。


ミューチャリーと同じ船橋所属馬で、今年はJpnⅠ川崎記念を優勝、一気に地方競馬を担う存在になったカジノフォンテン。



前哨戦として選んだ京成盃グランドマイラーズは少頭数だったが決して弱いメンバーでは無く、2着タービランスとはクビ差も58キロで自分でレースを作っての勝利で改めての充実さを感じさせた。



モジアナフレイバー、ノンコノユメを押さえて優勝した昨年の勝島王冠、大井得意のオメガパフュームに僅差に迫ったGⅠ東京大賞典2着からも能力に疑いようは無い。



今回はサルサディオーネ、ワイドファラオ、インティなど前掛かりなタイプが多いが、控えても競馬が出来るタイプで無理に競り合う必要はなく、あくまでもスタート次第で位置を決めれば良いだろう。

















JpnⅠマイルチャンピオンシップ南部杯の優勝馬サンライズノヴァは昨年のJpnⅠかしわ記念で勝ち馬から0秒7差の3着。



ワンターンの1600mがベストだが、好位からでも競馬をした事もあるように以外に器用さもあり、コーナー4つでも対応は出来る。



メンバー的にペースは速くなりそうだが、コース形態を考えると先団を見れる位置には付けたいところ。

















馬券はミューチャリー中心の三連複で買いたいですね。