明日の阪神競馬場のメインレースはNHKマイルカップのトライアル競走・アーリントンカップです。
2005年アーリントンカップ優勝馬ビッグプラネット
父ブライアンズタイム
母ロンドンブリッジ
(ドクターデヴィアス)
青毛・牡馬
13戦3勝
主な成績
優勝2005年アーリントンカップ(GⅢ)
優勝2006年京都金杯(GⅢ)
※レース名・格付けは当時の表記です。
発走は15:30です。
3着までにGⅠNHKマイルカップへの優先出走権が与えられます。
1992年の創設以来、長く春の阪神開幕週に行われていましたが、2018年より施行時期を変更、NHKマイルカップのトライアルに指定されたアーリントンカップ。
マイル重賞ですが、2002年優勝馬タニノギムレットはここをステップにクラシック戦線へ進み、後にダービー馬に輝きました。
本分は同じマイルのGⅠNHKマイルカップへのステップ競走で、これまでの優勝馬で本番も優勝したのは2003年ウインクリューガー、2014年ミッキーアイルの2頭。
トライアルとなってからの過去3年の優勝馬の本番・GⅠNHKマイルカップでの成績は2018年タワーオブロンドンが1番人気に支持されるも12着、2019年イベリス16着、2020年タイセイビジョン4着。
まだトライアルに変更されて今年で4回目なので本番への直結度を決めるのはどうかも、やはり前哨戦としてはGⅡニュージーランドトロフィー、トライアルではありませんがGⅢ毎日杯の方が重要度は高そうな感じですね。
今年はここから本番でも優勝・上位争いする馬は出て来るのか、各馬のレース振りには注目しておきたいですね。
それではアーリントンカップの予想を紹介します。
評価順で。
◎16ジャスティンカフェ
◯18グレイイングリーン
▲8ピクシーナイト
△14ワールドバローズ
△9ホウオウアマゾン
△11ジュリオ
△1トーホウディアス
本命はジャスティンカフェ。
中京芝1600mのデビュー戦を上がり最速の脚で優勝、続く前走アルメリア賞でも再び上がり最速の脚を繰り出すも僅か半馬身勝ち馬を捕らえ切れず2着。
前走の勝ち馬オヌールは現在2戦2勝、GⅠ優駿牝馬・オークスを目指す素質馬で、そんな評判の高い馬相手に僅差の2着は高い評価を出来る。
馬場・コース不問の馬で、安定した好位差しの脚質、特に週末の関西地方の雨予報もデビュー戦の走りから他馬が苦にするようなら、この馬にとってはプラスに働きそう。
今回でキャリア3戦目だが、持ったポテンシャルは非常に高く感じる。
対抗はグレイイングリーン。
父はディープインパクト、母は2014年のGⅢ北九州記念、GⅡセントウルステークスなど重賞2勝、短距離で活躍したリトルゲルタという良血馬グレイイングリーン。
これまでの3戦は全て芝1400mの良馬場と、初のマイル戦・雨馬場など不安要素はあるが、まだまだ成長途上の3歳馬だし、血統的には距離・馬場に対応しても不思議では無い。
出負けしながらも勝ち切った前走は評価出来るし、好位からしっかりとした脚を使えるのは魅力的。
大外枠も雨でインコースの馬場が荒れるようなら悪くは感じない。
メンバー唯一の重賞勝ち馬ピクシーナイトの前走GⅢシンザン記念は少し展開に恵まれた感じはあるが、自分でレースを作っての押し切りと、鞍上が新たな一面を引き出した感じの内容。
雨で馬場が悪くなり過ぎると心配だが、時計的にはむしろある程度渋ってくれるのは良いかも知れない。
デビューからの2戦の走りからハナに拘る必要は無いし、脚質に融通が効くのは魅力。
馬券はジャスティンカフェ中心の三連複で買いたいですね。

