明日、名古屋競馬場で1400mの地方全国交流重賞・東海桜花賞が行われます。











昨年の東海桜花賞はドリームドルチェが優勝。









発走は16:15です。


地元・名古屋7頭、川崎3頭、浦和、兵庫各1頭の計12頭で争われます。














かつては中京競馬場の芝2000mで実施されていた東海桜花賞。






1996年に名古屋競馬場1900mでの開催になり、1999年に現在の1400m戦に変更、2002年から地区交流重賞、2018年より地方全国交流重賞になりました。






歴代の優勝馬にはマルカセンリョウ、レイナワルツ、キングスゾーン、マルヨフェニックス、カツゲキキトキトなど東海地区を代表する馬が名を連ねているレース。




2002年からの優勝馬の所属内訳は地元・名古屋11回、兵庫6回、笠松、浦和各1回。



まあ、地の利がある名古屋所属馬は強いんですが、目立つのは兵庫所属馬の活躍。





今年の兵庫所属馬は1頭ですが、そのナリタミニスターは名古屋競馬場の重賞競走でも優勝経験がある兵庫を代表する短距離馬の1頭。





南関東所属馬は僅か1回の優勝ですが、同所属馬が出走可能となったのは2018年からで、昨年の優勝馬は浦和所属のドリームドルチェで、解放されて3年目で優勝するあたりは流石ハイレベルな南関東所属馬といったところか。






今年も南関東・川崎競馬からJpnⅠ優勝馬をはじめ強力なメンバーが遠征して来ましたし、見応えあるレースが期待出来そうです。















それでは東海桜花賞の予想を紹介します。


評価順で。






◎4ナリタミニスター

◯2トーセンレビュー

▲9ヴァケーション

△8カツゲキキトキト

△11ウインオスカー

△5アドマイヤムテキ







本命はナリタミニスター。



(2020年・新春賞出走時)



昨年は14戦して重賞3勝を含む8勝、JRA勢相手のJpnⅢ兵庫ゴールドトロフィーでも4着と健闘した兵庫のナリタミニスター。



今年初戦になった前走の兵庫ウインターカップでは、最後は浦和のトーセンレビューに半馬身差まで詰め寄られたが見事優勝、重賞通算4勝目を飾った。



重賞4勝は全てコーナー4つの1400m戦で、遠征経験も豊富、競馬場を問わない馬だし、昨年10月29日には今回と同じ舞台設定のゴールド争覇を優勝している。



近走はダートグレード競走のJpnⅢ兵庫ゴールドトロフィー以外はきっちり好位の位置から競馬が出来ており、それが小回りの競馬場では大きなアドバンテージになるし、安定した成績にも繋がっているのだろう。



前走より相手関係は強くなるが、今の充実振りなら重賞連勝の可能性は十分だし、ここを勝って再び全国区・ダートグレード競走挑戦への足掛かりにするか。
















対抗はトーセンレビュー。


昨年JRAデビューから笠松を経て浦和に転入して来たトーセンレビュー。



浦和転入後は7勝をあげてA2まで昇格、今年3戦目の姫路・兵庫ウインターカップではナリタミニスターに押し切られたが、半馬身差まで詰め寄っての2着と本格化を印象付ける結果を残した。



前走の大井戦はリコーシーウルフに敗れて2着に終わったが、きっちり追い上げる脚は目下の充実振りを感じさせた。



一時は500キロを超えた馬体だったが、近2走の成績から、ベストに近いのは490キロ台の体重かも知れない。



3勝をあげた笠松在籍時、2走前の姫路、地元小回りの浦和での成績から名古屋1400mにも不安は無いし、他馬の出方によっては好位に取り付ける機動力もある。



地元の名手岡部誠騎手鞍上も心強い。

















JpnⅠ全日本2歳優駿を制したダート2歳チャンピオン、川崎のヴァケーションは、もちろん実績ではメンバー最上位の存在。



近2走、特に前走のJpnⅢ黒船賞ではスタートから上手く先団に取り付くも、向正面で早くも追走に手一杯になってしまい最下位12着に大敗。



昨年10月に名古屋1400m秋の鞍を優勝しているものの、実績を考えると物足りないし、やはり右回りでは能力を全て出し切れない印象。



正直、左回りのマイル辺りでもう一度その走りを見たいところだが、持った能力を考えると軽視はしにくく、きっかけひとつで楽勝しても不思議ではないポテンシャルを持った馬。



鞍上田中学騎手がどんな乗り方をするかに期待したい。
















馬券はナリタミニスター中心の三連単で買いたいですね。