明日、阪神競馬場で芝3000m、天皇賞・春の前哨戦・阪神大賞典が行われます。











2007年阪神大賞典優勝馬アイポッパー






父サッカーボーイ
母サンデーアイ
(サンデーサイレンス)



栗毛・牡馬



主な成績



優勝2006年ステイヤーズステークス(GⅡ)
優勝2007年阪神大賞典(GⅡ)
2着2005年コーフィールドカップ(GⅠ)
2着2005年阪神大賞典(GⅡ)
2着2006年目黒記念(GⅡ)
2着2006年アルゼンチン共和国杯(GⅡ)
2着2008年阪神大賞典(GⅡ)









※レース名・格付けは当時の表記です。









発走は15:35です。


優勝馬にGⅠ天皇賞・春の優先出走権が与えられます。
















過去、数々の名勝負が繰り広げられてきた伝統の阪神大賞典。








自分も競馬を見始めた2~3年目くらいに見た1996年のGⅡ阪神大賞典。




今でもGⅠを差し置いて名勝負に挙げる人も多いナリタブライアンとマヤノトップガン2頭の年度代表馬対決。








いや~ある意味GⅠより凄い大歓声ですね!




三冠+有馬記念を優勝、その後股関節炎を発症し、復帰してから不振に陥っていたナリタブライアン、そのナリタブライアンに対して前年の菊花賞・有馬記念を連勝し、世代交代を示したいマヤノトップガン。



ナリタブライアンの復活の勝利を期待するファンが多かったとは思うんですが、お互い火花が出るような差し返しをし合いながらも、そんなファンの大歓声に応えるように最後は僅かにマヤノトップガンよりアタマ差前に出たナリタブライアンが優勝。





今でもたまに1996年のGⅡ阪神大賞典を見るんですが、あまりに凄い戦いで、純粋に感動して涙が出そうになります笑




これは馬券無しでもお金を取れるくらいの名勝負で、こんな素晴らしい競馬を現地で見れた人が羨ましいと思うほど。






現代の競馬ではレース番組の充実、大手オーナーの使い分けなどがあり、ガチンコ的な勝負は少なくなりましたが、またこんな素晴らしいレースを見れる事を期待している自分がいます笑










まあ、馬券の予想とは脱線しましたが、今年のGⅡ阪神大賞典に出走するアリストテレスもかなりの長距離適性を持った馬。






三冠馬コントレイルはGⅠ天皇賞・春には出走して来ないと思いますが、アリストテレスには再びコントレイルとの対決に向けてきっちりここを勝ってもらいたい気持ちはありますね。







今年は阪神競馬場で行われるGⅠ天皇賞・春へ向けて、例年以上に今年のGⅡ阪神大賞典は重要な前哨戦になって来るでしょうし、今後の古馬戦線を占う意味でも非常に楽しみです。















それでは阪神大賞典の予想を紹介します。


評価順で。





◎9アリストテレス

○5ナムラドノヴァン

▲4メイショウテンゲン

△12ダンスディライト

△13ゴースト

△8ショウリュウイクゾ

△6ディープボンド







本命はアリストテレス。


近親にGⅠ天皇賞・春、GⅠ菊花賞など長距離戦で強さを見せたリンカーンがいる良血馬で、その期待に応えるようにアリストテレス自身もあわやコントレイルを負かすかの接戦に持ちこんでGⅠ菊花賞2着。



個人的にもGⅠ菊花賞で自信の対抗評価にし、スタートから道中に掛けて徹底的にコントレイルをマークしての鞍上ルメール騎手の完璧な騎乗振りも光ったレースで、非常に高い長距離適性を見せた。



前走2200mのGⅡアメリカジョッキークラブカップは非常に力の要する芝状態だったが、中団でしっかり折り合い、勝負どころの4コーナーで前を射程に入れると直線で馬場の真ん中を抜けて優勝、重賞初制覇を飾った。



非常に手堅い走りで崩れない成績も去ることながら、阪神コースとも(0・3・0・0)と勝ち星は無いが得意な舞台。



GⅠ天皇賞・春へ向けてはもちろんだが、ここは相手関係にも恵まれた印象で、きっちり勝って本番へ向かいたいところ。














対抗はナムラドノヴァン。


早くから長めの距離を中心にレースを使われ、徐々にその素質が開花。



今年に入ると格上挑戦、51キロの軽量もあったが3000mの万葉ステークスを優勝、続く重賞初挑戦になったGⅢダイヤモンドステークスでも53キロのハンデを生かして直線で外から良い伸びを見せて4着に健闘した。



最近の充実振りには目を見張るものがあり、後方から徐々にエンジンが掛かるレース振りから典型的なステイヤー気質で、自身相手強化になる今回でもどんな競馬をするか楽しみはある。



近走は軽ハンデでの好走だったが、この相手で56キロをこなせれば。

















近3走は二桁着順に終わっているメイショウテンゲンだが、昨年のGⅡ阪神大賞典で3着、GⅢダイヤモンドステークス2着と長距離に対する高い適性は証明済み。



稍重発表以上に力の要る馬場状態だった2200mのGⅠ宝塚記念でも16番人気ながら5着に健闘したあたりは流石の道悪巧者振りを発揮したと言えるレースで、明日の雨予報は確実に本馬に味方する事だろう。



距離・馬場など、復調を示す走りを期待するには十分な材料が揃うだけに人気薄だが久々の好走を期待。
















馬券はアリストテレス中心の三連単で買いたいですね。