本日、中山競馬場のメインレースは3歳牝馬限定の重賞競走・フラワーカップです。

発走は15:45です。
3歳牝馬限定の中距離重賞・フラワーカップ。
3歳牝馬限定の重賞競走という事で、例年ここからGⅠ桜花賞へ向かう馬も居てるんですが、やはりGⅠ桜花賞を目指すならGⅡチューリップ賞などのトライアル競走が主流になって来ますね。
GⅢフラワーカップは1800mの中距離で行われる事から、マイルのGⅠ桜花賞より、どちらかと言えば中長距離志向の3歳牝馬による2400m戦GⅠ優駿牝馬・オークスへ向けたステップの意味合いが強いレース。
現在の3歳牝馬戦線の最有力と言えばGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズを優勝した白毛のソダシですが、それに続く存在がサトノレイナス、メイケイエール、アカイトリノムスメ、そしてGⅡチューリップ賞の同着優勝馬2頭と、非常に戦国模様な感じですね。
今回のGⅢフラワーカップには昨年のGⅢ札幌2歳ステークス、GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズともにソダシの僅差2、3着に入った3歳牝馬戦線トップクラスの1頭であるユーバーレーベンが出走。
ユーバーレーベンは疝痛により予定されていたGⅡチューリップ賞を回避してのGⅢフラワーカップになり、一頓挫あったものの、ここはライバルが待ち受けるGⅠ桜花賞へ向けて恥ずかしい競馬は出来ない立場だけにその走りには注目したいですね。
それではフラワーカップの予想を紹介します。
評価順で。
◎11ルース
○13ユーバーレーベン
▲1レーヴドゥラプレリ
△3ホウオウイクセル
△8リフレイム
△5クールキャット
△16イズンシーラブリー
本命はルース。
兄に重賞5勝のヤマカツエース、姉のヤマカツグレース、ヤマカツマーメイドの2頭は牝馬クラシックレースに出走している〝ヤマカツ〟期待の血統馬ルース。
2戦目の札幌未勝利戦を優勝すると、続くサフラン賞は後にGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズで2着となるサトノレイナスから0秒3差の3着と上々の内容。
2走前のセントポーリア賞では勝ち馬グレートマジシャンなど強力牡馬相手に少し放されたが4着と健闘、前走のデイジー賞は先行しての押し切りで優勝。
1800mの距離で続けて好結果を出せたのは大きく、特に前走は今回と同舞台でのもので、中山コースとの相性も良い。
先週の中山芝は馬場が悪化し、非常に力の要する状態で、今週も多少なりともその傾向は引き継ぐと思うが、ルース自身は不良馬場・札幌での未勝利戦を優勝しているように全く問題無い。
中山コース向きの機動力は魅力で、今回のメンバーなら上手く立ち回っての上位進出は十分期待出来る。
対抗はユーバーレーベン。
東京芝1800mのデビュー戦を優勝すると、続くGⅢ札幌2歳ステークスは後に無敗でGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズを優勝するソダシにクビ差の2着。
GⅢアルテミスステークスは増えた馬体が影響してか9着に敗れたが、馬体が絞れたGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズでは出負けしながらも最後は上がり最速の脚で追い込み、ソダシ、サトノレイナスに次ぐ僅差の3着に入った。
白毛の2歳女王ソダシは現時点での牝馬クラシック最有力馬で、そのソダシに対して2回僅差の勝負を演じているユーバーレーベンには当然3歳牝馬路線トップホースの評価が出来る。
デビュー戦・GⅢ札幌2歳ステークスの走りから芝が傷んで力の要る馬場は気にならないし、初の中山コースも札幌コースをこなしており、特に心配は無い。
追い切りの動きからGⅡチューリップ賞を回避した影響はあまり感じられず、GⅢ札幌2歳ステークスの時のようにマクりを打つなら自分のタイミングで動きやすい外目の枠は好材料。
優勝すれば昨日亡くなったマイネル軍団の総師・岡田繁幸氏へ向けて最高のはなむけになる。
レーヴドゥラプレリは2戦目の未勝利戦で、後にGⅢクイーンカップを優勝し、3歳牝馬クラシック戦線の有力馬の1頭に名乗りを上げたアカイトリノムスメの0秒2差2着。
前走は今回と同舞台の未勝利戦をきっちり優勝、素質の高さは重賞でも引けは取らない感じ。
内枠を上手く捌ければ上位争いの可能性は十分にありそう。
馬券はルース中心の三連複で買いたいですね。
