本日、東京競馬場で行われた中央競馬今年最初のGⅠフェブラリーステークスはC・ルメール騎手鞍上の1番人気カフェファラオが優勝。



勝ち時計は1分34秒4(良)




2着に9番人気エアスピネル、3着は8番人気ワンダーリーデルで決着。






自分の◎サンライズノヴァは11着、○アルクトスは9着、▲地方・船橋のミューチャリーは7着でした。





優勝したカフェファラオはこれがGⅠ初制覇。


揉まれる心配がある枠順でしたが、着用したチークピーシーズの効果があったのか、まずまずのスタートから単独3番手の好位を追走。


直線では余裕を持って追い出されると、追撃するエアスピネルを押さえて優勝。




成長振りが著しいカフェファラオには恐らくドバイ側からGⅠドバイワールドカップへの招待は来そうですが、海外も含め今後が非常に楽しみですね。





それにしてもミューチャリー、やっぱり力あるなぁ~













さて、日本時間20日~21日未明にかけてサウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われましたサウジカップデー。



日本から各競走に計5頭が参戦。







日本馬の先陣は3歳馬によるサウジダービーに出走したピンクカメハメハ。




ジョッキーの入国手続きの関係上、当初ピンクカメハメハに騎乗予定だったJ・ロザリオ騎手がアメリカからの遠征馬コワンに騎乗変更。

ピンクカメハメハは戸崎圭太騎手に乗替わり。




急遽チャンスが回って来た戸崎騎手。








好スタートを切ったピンクカメハメハは外目の好位を追走。








直線に入っても鞍上戸崎圭太騎手の手応えは抜群で、先頭に立つ。







アメリカのコワン、イギリスのニュートレジャーを押さえて日本のピンクカメハメハが優勝!







決して下馬評では高い評価はされていなかったピンクカメハメハがまさかの優勝。




中継を見ていて本当に驚きましたね。




サウジダービーは昨年のフルフラットに続いて日本馬の連覇、森厩舎も同レース連覇です。





いや~流石に海外遠征のパイオニア森秀行調教師。
ピンクカメハメハを遠征させ、勝たせるあたりはまさにプロフェッショナルとしか言い様がありません。








笑顔で馬上インタビューを受ける戸崎圭太騎手。




ピンクカメハメハはこの後どうするのかな?



出来れば戸崎騎手とのコンビでUAEダービーからケンタッキーダービーに行って欲しいですね!







そして日本馬出走2レース目がマテラスカイ、ジャスティン、コパノキッキング3頭が出走したリヤド・ダートスプリント。





昨年は外枠からのスタートで前半脚を使って惜敗したマテラスカイが今年は最内枠からダッシュを効かせて自分の形に持ち込む。



ジャスティン、コパノキッキングは中団~後方待機。





3、4コーナーから徐々に後続を引き放しに掛かるマテラスカイ。



直線に入って完全にマテラスカイが必勝パターンに持ち込んだと思ったその刹那、大外から凄い脚で同じ日本のコパノキッキングが追い込んで2頭の戦いに。








最後は僅かにコパノキッキングがマテラスカイを差し切って優勝。



日本馬のワンツーフィニッシュ!!







最近は中々勝ち切れなかったコパノキッキング。

鞍上は日本でもお馴染みのW・ビュィック騎手。





マテラスカイは昨年ニューヨークセントラルに最後の最後で交わされた時と同じような惜敗。


敗れたのは日本馬とはいえ、今年も非常に悔しい結果。





もう1頭の日本馬ジャスティンはスタートで遅れ、直線でも少し挟まれる感じでスムーズさを欠いた事もあり6着。


ただラストはそれなりに脚は使えていたので勿体無いレースでした。





3頭ともに次はドバイに転戦してGⅠドバイゴールデンシャヒーンに出走予定。


再戦が楽しみです。










そしていよいよ優勝賞金約10億円以上、世界最高賞金レースであるメインのサウジカップ。





昨年のチャンピオンズカップなどダートGⅠ/JpnⅠ3勝、JRA賞最優秀ダートホースのチュウワウィザードと戸崎圭太騎手が挑戦。 




強力アメリカ勢など、強豪相手に現地・海外での評価はあまり高くない感じのチュウワウィザードですが、ピンクカメハメハ、コパノキッキングの勢いに続きたいところ。







最内、少し出負け加減のチュウワウィザード。







メンバー最有力のアメリカ勢、ニックスゴー、シャーラタンの2頭が先行争い。


その直後にはタシトゥス、ミシュリフと、先団を有力馬が形成。







道中もニックスゴー、シャーラタン2頭が競り合う。







3、4コーナーに入ると外のシャーラタンが先頭に立ち、ニックスゴーは徐々に後退、変わって2頭を直後でマークしていたミシュリフがステッキを振るいながら上がってくる。



日本のチュウワウィザードは終始インコース後方でポジションを上げて行けず、勝負圏内から放されて行く。








抜け出して押し切りを図るシャーラタンだが、前半ニックスゴーとの競り合いもあり、やや脚が鈍り加減。



それを外からミシュリフが交わしに掛かる。








よく粘ったシャーラタンだが、最後はミシュリフが交わして優勝。







ミシュリフは昨年日本のフルフラットの2着に敗れたサウジダービー以来のダート戦。



その後はフランスダービーを優勝するなど、更に力を付けてのサウジアラビア遠征でした。








鞍上D・イーガン騎手はまだ21歳の若手ジョッキーで「このレースを勝つのが夢だった」とコメント。



レース後のウイニングランでも喜びを爆発させて勝利をアピール。






優勝したミシュリフはもちろん、サウジカップの上位馬+9着のチュウワウィザードらのドバイワールドカップでの再戦が非常に楽しみですね。




今回のサウジカップデーに出走した馬達の多くは来月のドバイワールドカップデーにそのまま行きそうですし、新たに招待を受ける馬も含め、早くも3月27日のドバイ・メイダンに注目が集まります。