明日、小倉競馬場で古馬による芝1800mハンデの中距離重賞競走・小倉大賞典が行われます。










2001年小倉大賞典優勝馬ミスズシャルダン。






父トニービン
母ゴールドユウマ
(ブレイヴェストローマン)



牡馬・鹿毛



15戦6勝



主な成績



優勝2001年小倉大賞典(GⅢ)
2着2000年中山金杯(GⅢ)











主な産駒



サンレイジャスパー

優勝2007年小倉記念(GⅢ)
2着2007年マーメイドステークス(GⅢ)
2着2006年府中牝馬ステークス(GⅢ)
2着2006年新潟記念(GⅢ)
2着2006年マーメイドステークス(GⅢ)











※レース名・格付けは当時の表記です。









発走は15:20です。


ハンデ戦です。












古馬中距離のハンデ重賞・小倉大賞典。







過去10年での1番人気馬の馬券内は5回と、ローカル開催のハンデ重賞にしてはまずまずの成績ですが、二桁人気馬が3年連続で食い込んでいるように、やはり一筋縄ではいかない感じですね。




非常に実力が拮抗した感じはしますが、中々良いメンバーが揃ったと思いますし、今後の芝中距離路線を賑わして来そうな馬も出走して来ました。






GⅢ小倉大賞典の優勝馬は近4年連続でGⅠ大阪杯へ出走しており、優先出走権は付与されませんが、距離・時期的な事もあり、GⅠ大阪杯へ向けた前哨戦の位置付けでもあるレース。








騎手引退間近でJRA全10場重賞制覇が懸かる蛯名正義騎手の手綱捌き、デンコウアンジュの走りにも注目したいですね。












それでは小倉大賞典の予想を紹介します。


評価順で。






◎15ボッケリーニ

○1カデナ

▲6アールスター

△9バイオスパーク

△7フェアリーポルカ

△3テリトーリアル

△2ヴァンゲドミンゴ

△12デンコウアンジュ

△13ショウナンバルディ







本命はボッケリーニ。


兄はGⅠ天皇賞・秋など重賞6勝をあげたラブリーデイという良血馬で、これまで大事にレースを使われ昨年6月にオープン入り。



オープン入り後もオープン特別、リステッド競走で連続僅差の2着、2番人気に支持された前走のGⅢ中日新聞杯では、直線インコースに進路を取り、窮屈な間から鋭く伸びて優勝。

重賞初制覇を飾るとともに、いよいよ血統馬の素質が開花して来た。




前走は2000mでの優勝だったが、今回の1800m戦では(3・3・0・0)と、本来ベストと思われる距離だし、小倉コースにも良績がある。



今の小倉芝コースは圧倒的な外差し馬場だが、脚質に柔軟性がある馬で、展開に応じた位置から競馬が出来るのは魅力的。















対抗はカデナ。


昨年のGⅢ小倉大賞典の優勝馬で、その後に出走したGⅠ大阪杯では上がり最速の脚で、並み居る強豪相手にインコースから鋭く伸びて0秒2差の4着と大健闘。



以降は勝ち星こそ無いが、GⅡ毎日王冠4着など、着順の数字こそ悪くともラストは自身の脚を使っており、相手関係や流れが向けばいつ突き抜けてもおかしくない末脚の持ち主。



58キロは背負いなれた負担重量でそこまで気にはならないし、GⅢ東京新聞杯カラテで重賞初制覇を飾った菅原明良騎手鞍上でどんな走りを見せるかの楽しみは大きい。



重賞レースのみでの小倉コース(1・1・0・0)と適性は高く、後は最内枠から直線で、馬場の真ん中~外に上手く出せれば。















アールスターは昨年のGⅢ小倉記念の優勝馬。


前走のGⅢ中山金杯では上がり最速タイの脚で追い込んで5着と復調気配を見せる内容。



もちろん小倉コースに替わるのは大歓迎で、外差しの効く今の馬場も大きく味方しそう。
















馬券は1番人気が絡んでも人気薄が食い込み、波乱の可能性が十分にあるので、ボッケリーニ中心の三連複で相手は手広く押さえたいですね。