明日、大井競馬場で南関東所属馬によるダート日本最長距離の重賞競走・金盃が行われます。
昨年の金盃はサウンドトゥルーが優勝。
発走は16:10です。
地元・大井10頭、船橋3頭、川崎、浦和各1頭の計15頭で争われます。
現在日本で行われるダート最長距離の重賞競走、大井競馬伝統の金盃。
大井競馬場では秋に2400mの東京記念が行われ、2600mの金盃と共にダート長距離が得意な馬にとって大きな目標になってくるレースですね。
まあ、ダート競馬で2000m以上は長距離戦に分類され、そのレース数は全国的に見ても非常に少なく、金沢競馬場で2600mの地方全国交流重賞・北国王冠が行われていますが、大井競馬場での2600m戦に限っては金盃と金盃トライアルの年2回のみ。
それだけに今回出走して来た金盃のメンバーほとんどにある程度高い勝負気配があると言えますが、何と言っても一番の注目は御年11歳になる元JRA所属のGⅠホース・サウンドトゥルー。
過去このレースを連覇中で、今年優勝するとレース史上初3連覇の偉業が懸かります。
南関東転入後は年齢による影響もあり、追走するペースが緩い長めの距離で好成績を残しており、偉業も去ることながら、距離的にもここが上半期の最大目標と思われます。
距離は未知数もサウンドトゥルーと同じくJRA在籍時にGⅠ優勝経験があるノンコノユメなど、非常に好メンバーが揃い、長距離特有の騎手の駆け引きも含め楽しみなレースですね。
それでは金盃の予想を紹介します。
評価順で。
◎11サウンドトゥルー
○7ストライクイーグル
▲5トーセンブル
△3マンガン
△15ノンコノユメ
△9シュプレノン
△12ナムラアラシ
△6マイネルアンファン
本命はサウンドトゥルー。
JRA在籍時の全盛期には東京大賞典、JBCクラシック、チャンピオンズカップとダートGⅠ/JpnⅠ競走を3勝。
2018年12月に地方・船橋に転入してからは金盃連覇、東京記念と重賞3勝、2000m以上のダートグレード競走でも上位に入るなど、全盛期の力までとはいかないが、11歳になった今も依然ハイレベルな南関東でトップクラスの活躍を続けているのは立派の一言。
ただ、成績が示す通り、現状は2000m以上の距離は欲しいところで、今回の距離2600m、2連覇中の金盃は最高の条件で、もちろん上半期はこのレースに全力投球だろう。
前走の川崎・報知オールスターカップでもインコース中団追走からラストは自分なりの脚は使っての3着と悪くない走り。
左回りの小回り川崎より、右周りの広い大井コースに替わるのは魅力的。
偉業達成は簡単ではないが、金盃3連覇の可能性は高そうに感じる。
対抗はストライクイーグル。
JRA在籍時には5勝をあげたオープン馬で、大井移籍後はハイレベルなメンバー相手に重賞競走を3勝しているストライクイーグル。
昨年秋にはJpnⅡ日本テレビ盃で3着健闘も、その後の近2走は案外な結果に終わっている。
昨年の金盃、東京記念は大敗しているが、それでも一昨年は東京記念トライアル2着を経て東京記念優勝と、長距離に対する適性は証明済みで、馬の気持ちひとつで即巻き返しても不思議ではない。
前走でもそれなりに好位のポジションを取って6着に終わったが、今回も好成績を残していた時のように先行させての競馬をした方が良いだろう。
重賞2連勝した時の鞍上御神本騎手に手綱が戻るのはこの馬にとってはプラスに働きそう。
トーセンブルは過去3年の金盃トライアルで3、1、2着、昨年の金盃では3着、JpnⅡダイオライト記念4着、東京記念トライアル2着など、南関東名うての長距離砲。
やや勝ち味に遅い印象がある馬だが、長距離なら最後は堅実に詰め寄って来る。
頭までは微妙な感じはするが、他馬にも負けないくらい今回へ対する勝負気配は高い。
馬券はサウンドトゥルー中心の三連単で買いたいですね。


