明日、阪神競馬場で古馬による伝統の重賞競走・京都記念が行われます。
2006年京都記念優勝馬シックスセンス。
父サンデーサイレンス
母デインスカヤ
(デインヒル)
牡馬・青鹿毛
14戦2勝
主な成績
優勝2006年京都記念(GⅡ)
2着2005年皐月賞(GⅠ)
2着2005年香港ヴァーズ(GⅠ)
2着2005年神戸新聞杯(GⅡ)
2着2005年京成杯(GⅢ)
代表産駒
Manalapan(IRE)
2着2013年ダイヤモンドステークス(愛GⅢ)
※レース名・格付けは当時の表記です。
発走は15:35です。
古くは年2回施行され、今年で第114回を迎える伝統の京都記念。
今年はビワハヤヒデが優勝した1994年以来27年振りに阪神競馬場での京都記念となります。
GⅡ京都記念のレースの位置付けとしては来月行われるドバイ国際競走、阪神競馬場のGⅠ大阪杯へ向けたステップレースになりますね。
過去の優勝馬には一流馬の名前も多く、昨年はクロノジェネシスが優勝。
今年もGⅠホース2頭を含む中々の好メンバーが揃いました。
GⅠへ向けた前哨戦での一流馬は目標が先な分、余裕残しでの出走が多いんですが、今回出走のGⅠホース・ラヴズオンリーユーは2019年のGⅠ優駿牝馬・オークス以来、ワグネリアンは2018年のGⅡ神戸新聞杯以来勝ち星がありません。
久々の勝利を懸けてそれなりに高いレベルの仕上げでの出走になりそうで、GⅠホースの意地を見せる事が出来るか注目が集まります。
それでは京都記念の予想を紹介します。
評価順で。
◎2ステイフーリッシュ
○4ラヴズオンリーユー
▲9ダンビュライト
△10ジナンボー
△7ワグネリアン
△8モズベッロ
本命はステイフーリッシュ。
2勝しかしていない馬だが、3歳時にGⅡ京都新聞杯を優勝、その後の重賞競走でもほとんどが掲示板を確保している堅実派ステイフーリッシュ。
安定して好位のポジションが取れ、ラストまで渋とく粘るのがこの馬の真骨頂で、前走のGⅡアメリカジョッキークラブカップでも勝負どころから鞍上の手応えが怪しくなったが驚異的な粘り腰を見せて僅差4着と見所十分の内容だった。
芝2200mは優勝したGⅡ京都新聞杯を含め通算(1・2・2・1)と、この馬にとってのベスト距離で、前走に続く同じ距離も魅力的な材料。
正直GⅠでは厳しい印象がある馬だけに、今回への勝負気配は高いはずだし、一度叩かれた上積みは確実に見込める。
善戦タイプで馬券内には来ても勝ち切るイメージはあまり持たれていない馬だが、密かに頭までの期待も掛けたい。
対抗はラヴズオンリーユー。
一昨年のGⅠ優駿牝馬・オークス以来久々の勝利を目指すラヴズオンリーユー。
昨年は勝ちに等しい内容だったGⅢ鳴尾記念、今回と同舞台のGⅠエリザベス女王杯でもラストは差を詰めての0秒1差3着と、流石の実力は見せている。
先行を匂わすコメントが陣営から出ていた前走GⅠ有馬記念ではスタートは良かったが、すぐに他馬に前に来られてポジションを下げての競馬。
予想以上に後方の位置になってしまったが、それでもラストはそこそこの脚を使って伸びてはいたので極端に悲観する内容では無い。
今回はもちろん前走より相手関係は楽になるし、阪神では通算3戦全て馬券内に入っている得意と言えるコース。
追い切り内容から状態は非常に良さそうで、持ち時計的にも開幕週の良馬場は大歓迎。
開幕週の阪神で同型が見当たらず、すんなり自分の形に持ち込めそうなダンビュライト。
2017年のGⅠ皐月賞で3着、その後は2018年GⅡアメリカジョッキークラブカップ、2019年のGⅡ京都記念とGⅡを2度優勝する活躍を見せている古豪。
前走のGⅡ京都大賞典では7着に終わったが、着順の数字以上に粘りは見せていたレースで決して悪い内容では無い。
阪神コースは通算(1・0・0・7)だが、大阪杯6着、宝塚記念5着と健闘した事もあるので、取り立てて気にする必要は無さそう。
坂路での最終追い切りは併せたJpnⅠ馬サンライズノヴァ(来週21日GⅠフェブラリーステークス出走予定)を圧倒する抜群の動き。
展開面で大きな恩恵を受けれそうで、人気薄による粘り込みを期待したい。
馬券はステイフーリッシュ中心の馬単、三連複で買いたいですね。



