明日は中央競馬3日間開催の最終日。




中山競馬場のメインレースは3歳牝馬による重賞競走・フェアリーステークスです。











1999年フェアリーステークス優勝馬ベルグチケット。







父ウイニングチケット
母ベルグストーム
(StormCat)



牝馬・鹿毛



21戦2勝




主な成績




優勝1999年フェアリーステークス(GⅢ)
2着1999年新潟3歳ステークス(GⅢ)







代表産駒



ダイイチターミナル



2着2016年小倉2歳ステークス(GⅢ)









※レース名・格付けは当時の表記です。









発走は15:35です。













年明け最初の3歳牝馬重賞・フェアリーステークス。






元々フェアリーステークスはあまり牝馬三冠に直結しない印象でしたが、昨年の優勝馬スマイルカナは春のGⅠ桜花賞でもデアリングタクトの3着に好走。




これからはGⅠ桜花賞へ向けて重要なステップレースになりつつありますが、フェアリーステークスは毎年1勝馬が出走馬の大半を占めているように、非常に混戦・難解なレースですね。




過去10年のフェアリーステークスを見ても、1番人気馬の馬券内は僅かに3頭と苦戦しており、三連単でも毎年当たり前のように万馬券が出ています。





日曜日の中山芝レースを見ていると、外枠の差し・追い込み馬が台頭しているのが目立っており、ペースにもよりますが、明日もその傾向は続きそうな感じです。




能力の見極めが非常に難しい時期の3歳牝馬重賞という事で、馬券を買う上で、あまり絞り込まず手広く相手は押さえた方が良さそうですね。














それではフェアリーステークスの予想を紹介します。


評価順で。






◎10シャドウファックス

○11オプティミスモ

▲15ホウオウイクセル

△8テンハッピーローズ

△13カラパタール

△5クールキャット

△3アトミックフレア

△9ファインルージュ

△6ネクストストーリー







本命はシャドウファックス。


メンバー中唯一の中山芝1600mで優勝経験があるシャドウファックス。



その中山芝1600mのデビュー戦では道中好位のインコースをキープし、4コーナー手前辺りで前を捌いて直線はあっさり抜け出しての完勝。



前走のGⅢアルテミスステークスは優勝馬ソダシの直後に付けての競馬で、早めに後続を引き放しておきたい展開も、スペースが中々開かず持ち味を生かせなかった。



それでも直線までの運びは決して悪い内容では無かったし、瞬発力が求められる東京より、上手く立ち回り、完勝を収めた中山コースに戻るのはこの馬にとっては大きなプラス。



展開が読みにくいが、好位4~5番手辺りで折り合いを付けての直線抜け出しを期待。















対抗はオプティミスモ。


2歳女王ソダシが優勝したGⅢアルテミスステークス好走組が高い支持を集める中、同じ2歳牝馬重賞GⅢファンタジーステークス4着好走の実績がある関西馬オプティミスモ。



京都競馬場のデビュー戦は12番人気で優勝、前走のGⅢファンタジーステークスでも11番人気ながら4着と、ともに低評価で結果を出しているように地味ながら持った能力はそれなりに高いと言える。



デビュー戦では先行力を見せ、GⅢファンタジーステークスでは後方から直線インコースを突いてあわや3着に追い込んだように脚質に自在性があり、立ち回りの上手さから、初の中山コースにも対応出来るだろう。



折り合いに不安があるタイプにも見えないが、マイルの距離で前走くらいの脚を使えれば十分に力は通用するはず。















前走福島競馬場芝1800mの未勝利戦を好内容で優勝したホウオウイクセルは既にデビュー戦でマイルにも対応、少し時計の掛かる今の中山芝は非常に合いそう。



外差し傾向も追い風になりそうで、人気薄による食い込みを期待。















馬券はシャドウファックス中心の三連複で相手は手広く押さえたいですね。