本日、中京競馬場で芝1600mハンデの重賞競走・京都金杯が行われます。

2001年・2002年京都金杯優勝馬ダイタクリーヴァ
父フジキセキ
母スプリングネヴァー
(母父サクラユタカオー)
牡・栗毛
19戦7勝
主な成績
優勝2000年スプリングステークス(GⅡ)
優勝2000年シンザン記念(GⅢ)
優勝2000年鳴尾記念(GⅢ)
優勝2001年京都金杯(GⅢ)
優勝2002年京都金杯(GⅢ)
2着2000年皐月賞(GⅠ)
2着2000年マイルチャンピオンシップ(GⅠ)
2着2001年鳴尾記念(GⅢ)
2着2001年富士ステークス(GⅢ)
代表産駒
ブライティアパルス
優勝2010年マーメイドステークス(GⅢ)
※レース名・格付けは当時の表記です。

発走は15:45です。
ハンデ戦です。
中距離2000mの中山金杯に対して1マイルで争われる京都金杯。
京都金杯と言っても今年は京都競馬場が改修工事の為、中京競馬場での実施。
今までの右回りから左回りに変わるので、当然中京コースが得意な馬にとっては新年いきなりから勝負を懸けてくる馬も居そうですね。
中山金杯と同じハンデ戦ですが、斤量は最も軽い55キロからトップハンデでも57.5キロとあまり差が無く、ハンデ重賞らしからぬ感じはしますね。
となれば実績馬が有利に映りますが、全体的なメンバーはGⅢレベルにすると高い感じで、力も拮抗している印象。
過去10年で1番人気馬の馬券内は5回、2年連続で二桁人気馬が馬券内に突入するなど、中山金杯に比べると配当的にやや荒れ傾向。
しかし、それはあくまでも京都コースの話で、冒頭でもお伝えした通り今年は中京競馬場での実施で、過去のデータはあまり参考にはなりません。
ここはやはり左回り・中京コースが得意な馬を中心に馬券を組み立てるのが賢明ですね。
それでは京都金杯の予想を紹介します。
評価順で。
◎10シュリ
○12ラセット
▲4ピースワンパラディ
△1ケイアイノーテック
△16サトノアーサー
△5メイケイダイハード
△14タイセイビジョン
△8レッドガラン
本命はシュリ。
現在8戦5勝、これまで大事にレースを使われ、まだまだ底を見せていないシュリ。
ハーツクライ産駒で中距離でも勝ち星がある馬だが、マイル戦で準オープン、リステッドと連勝中、現状では好走が続いているマイルで重賞初挑戦。
血統的にも徐々に素質が開花してきた印象があり、今年は重賞タイトル奪取が目標になりそうだが、2勝をあげている中京マイルで、新春いきなりの重賞制覇の可能性は高そう。
脚質にも自在性があり、鞍上武豊騎手が続けて手綱を取るのも魅力的。
大晦日に行われた最終追い切りは坂路で4F51秒4~11秒9の好時計を馬なりでマーク、ここを目標に絶好の仕上がり。
ハンデ56キロは妥当な斤量だし、丁度良い枠順で、ここを制して今年のマイル戦線の台風の目になるか。
対抗はラセット。
3歳時からある程度の走りはしていたが、昨2020年は準オープンを勝利してオープン入り、リステッド・重賞でも手が届きそうな結果を残す飛躍した年になった。
阪神競馬場で行われた昨年のGⅢ中京記念では上がり最速の脚を使って勝ち馬にクビ差の2着、今回と同じ舞台設定だったLポートアイランドステークスでも僅差3着と、もちろんマイルはベスト距離で、中京コースにも強い。
前走は8着と案外な着順になったが、上がり最速をマークするなど確実に自分の脚は使って来るし、コースは問わないし、展開ひとつで突き抜けてもおかしくない脚を持っている。
人気はあまり無さそうで、展開を味方に穴馬としての魅力は十分。
ピースワンパラディは全5勝全てが左回り、中京コース(2・2・0・0)という現役屈指の左回り・中京巧者。
今年の京都金杯が中京競馬場で行われるのを最も喜んでいる馬と思われ、明らかにここは勝負が懸かったレース。
重賞級の力は十分で、人気でも軽視は出来ない。
馬券は極端な大荒れは無いと見ているので、シュリを中心にした三連単フォーメーションを考えています。
