明日、笠松競馬場で1400mの地方全国交流重賞、笠松グランプリが行われます。











昨年の笠松グランプリは高知のケイマが優勝。







笠松グランプリの前身はかつてダートグレード競走として実施されていたGⅢ全日本サラブレッドカップ。





元々は2500mの地方全国交流重賞でしたが、ダートグレード競走の全日本サラブレッドカップは1997年~2004年まで行われていました。



笠松競馬の経営不振により2005年からはグレード外になり、東海・北陸・近畿地区交流重賞、2012年より地方全国交流重賞として実施されるようになりました。




ダートグレード競走としての全日本サラブレッドカップは計8回行われ、JRA勢3勝に対して地方勢が5勝と勝ち越していたレースで、その地方勢5度の優勝馬は全て東海所属馬。




近年はネット投票の効果で売り上げが大きく伸びている地方競馬。



出来れば再び笠松競馬場にダートグレード競走が戻って来て欲しいものですね。








発走は15:45です。


地元・笠松4頭、名古屋3頭、兵庫、北海道各2頭、川崎1頭の計12頭で争われます。













笠松競馬では春に行われるオグリキャップ記念と双璧を成す最高峰レースである笠松グランプリ。




地方全国交流重賞らしく、毎年各地から魅力的な馬が参戦し、個人的にも好きな重賞レース。





過去の優勝馬の所属も、地元・笠松をはじめ、名古屋、金沢、兵庫、佐賀、浦和、岩手、高知と非常に様々で、まさしく地方全国交流重賞らしいですね。




今年も面白いメンバーが顔を揃えましたが、個人的には兵庫対北海道の感じはします。




ただ、メンバーレベルは高く、東海地区所属馬も良いが出走していますし、川崎のウインオスカーなんかも3走前に放されたとはいえ、後のJpnⅠJBCスプリント優勝馬サブノジュニアの2着があり、不気味な存在ですね。




JpnⅢ兵庫ゴールドトロフィーに繋がる重要な一戦で、好メンバーが揃った分馬券は難解ですが、好レースが見れそうで非常に楽しみです。











それでは笠松グランプリの予想を紹介します。


評価順で。






◎3エイシンエンジョイ

○9ナリタミニスター

▲5メイショウアイアン

△1ウインオスカー

△4ジャスパーシャイン

△2アドマイヤムテキ







本命はエイシンエンジョイ。



(2020年・兵庫ゴールドカップ出走時)



兵庫短距離路線のトップホースで、前走の兵庫ゴールドカップは1コーナーで他馬にアクシデントがあったが上手くハナを切る形になって優勝、重賞5勝目を飾った。



昨年の笠松グランプリは自分の形に持ちこむ事が出来ず10着に敗れたが、同じ笠松1400mのサマーカップ、白銀争覇を逃げて楽勝しているようにコースに問題は無く、むしろ相性は良い競馬場。


控えても競馬は出来るが、やはりハナがベストだろう。



メンバーを見渡すとシャドウチェイサーは出来ればハナを切りたい感じはあるも、エイシンエンジョイは前走1230m戦を使った後でスムーズに加速出来そうだし、枠順も内寄りなので、スタートしてある程度出して行けば他は控えてすんなり自分の形に持ち込めるはず。



ここで良い結果を出して次走に予定している地元の大一番・JpnⅢ兵庫ゴールドトロフィーに弾みを付けて欲しいところ。















対抗はナリタミニスター。


(2020年・新春賞出走時)



JRAから兵庫に再転入すると5連勝、その後は堅実な走りでオープンクラスに編入。



今年は更に飛躍する活躍を見せ、短距離重賞3勝を含む8勝を上げて一気に兵庫短距離路線トップホースの1頭になった。



兵庫転入後、2度の遠征競馬で金沢、名古屋で重賞競走を優勝、前走のゴールド争覇では直線に入った辺りで1番人気ダノンフェイスが故障するアクシデントはあったが、他の馬に対しては完勝と言える3馬身差を付けて優勝した。



遠征競馬に強いので初の笠松コースにも不安は無いし、安定して好位からの競馬が出来るのは非常に魅力的。


 











メイショウアイアンはホッカイドウ短距離最強馬。


前走の敗戦は流石に仕方なく、今回は久々の1400m戦になるが、JRA在籍時には4勝を上げている距離で特に不安は無い。



1200mを中心に使っているので、今回の距離ならある程度前の位置に付ける可能性はありそう。



前走から大幅に相手関係は楽になるので、グレードホースの貫禄を見せ付けるか。
















馬券はエイシンエンジョイ中心の三連単で買いたいですね。