明日、阪神競馬場で芝1200mのスプリント重賞、京阪杯が行われます。










昨年の京阪杯はライトオンキューが優勝。








京阪杯は創設から長く中距離の重賞競走として実施、2006年より距離を芝1200mへ短縮されました。






中距離戦だった京阪杯はネーハイシーザー、ダンツシアトル、ダンスパートナー、ダイワエルシエーロ、カンパニーなどのGⅠホースが優勝。






短距離重賞になってからは2011年の優勝馬ロードカナロアが、京阪杯で初の重賞制覇を飾ると、後に香港スプリント連覇などGⅠ通算6勝を上げ、平成30年に顕彰馬に選出、歴史的名スプリンターになりました。








発走は16:15、阪神最終第12レースです。













年内最後の芝1200mの重賞競走・京阪杯。




12月26日に阪神競馬場で行われる芝1400mのGⅡ競走・阪神カップへのステップ競走としての位置付けもありますが、時期を考えると1200mに拘ったスプリンターにとっての目標は来春のGⅠ高松宮記念。




GⅠ高松宮記念への意味合いが強いレースで、目標のレースに向かう為にも何とかここで賞金を加算させておきたい顔ぶれが多く揃った印象。




今年は阪神競馬場で開催されるという事で、同じ芝1200mでも、阪神競馬場は直線に坂がありますし、それに今の阪神は幾分時計は掛かり出したとはいえ、未だそこそこの時計が出る馬場。




京都競馬場で行われていた過去のデータはあまり参考になりませんし、ここはやはり阪神へのコース相性・持ち時計を中心に馬券を組み立てていくのが良さそうですね。












それでは京阪杯の予想を紹介します。


評価順で。






◎3レッドアンシェル

○2アンヴァル

▲15タイセイアベニール

△13カレンモエ

△11シヴァージ

△10フィアーノロマーノ

△7ジョーアラビカ

△6ビリーバー







本命はレッドアンシェル。


2~3歳の早くからGⅠNHKマイルカップ4着、GⅢアーリントンカップ2着などの活躍をしていたが、昨年春に初めて1200mを使われると、2連勝でGⅢCBC賞を優勝。



一時は脚部不安の為、順調さを欠いていたが、今年はGⅢCBC賞3着後に出走したGⅢ北九州記念で8番人気ながら2つ目の重賞タイトルを獲得。



前走のGⅠスプリンターズステークスは中山コースが合わなかったのか、相手が強過ぎたのか敗因がはっきりしないが、強豪相手に6着と着順だけ見れば悪い結果には感じない。



京都コースとの相性が目立つ馬だが、阪神コースも(1・1・3・1)と高い適性があり、持ち時計1分7秒3なら十分に争覇圏内だろう。



好枠が当たったので、じっくりインコースで脚を溜める競馬で上位争いを期待。
















対抗はアンヴァル。


これまで重賞勝ちは無いが、昨年のGⅢ京阪杯は勝ち馬ダノンスマッシュに僅差の4着、GⅢCBC賞、GⅢ北九州記念でも上位争いしているように、いつ重賞タイトルに手が届いてもおかしくない力を持っている。



自在な脚質で結果を残している馬だが、2走前のGⅢCBC賞では厳しいペースの中を先行し、2着と最後まで渋とく粘った価値あるレース振り。



阪神コースは今年のGⅢCBC賞で結果を出しているし、3歳時のGⅡフィリーズレビューでも勝ち馬から僅か0秒1差の4着と、数字ほど悪くはない。



展開が読みにくいメンバーだが、好位・後方どちらからでも競馬は出来るので、あまり流れに左右されにくいのは魅力。



持ち時計は十分だし、酒井学騎手とのコンビもこれまで3戦いずれも崩れていない。



人気はあまり無さそうだが、好枠を味方に上手く立ち回れば良い走りを見せてくれるはず。
















タイセイアベニールはあいにくの外枠になったが、前走のGⅡセントウルステークス4着はこのメンバーに入れば光る成績。



今回も後方からの競馬になると思うが、展開がハマれば一気に突き抜けても不思議は無い末脚を持っている。















馬券はレッドアンシェル中心の三連複で買いたいですね。